動いたのは約1年後の2001年暮。うだうだと初號機(P3 760MHz)を使い続けていても別に何の不自由もなかったわけだが、そこはそれ、病気なのである。P4もだいぶ安くなってきたし、ここらへんで弐號機に着手しないと、精神衛生上よくないと判断し、重い腰をあげたわけだ。
当初の予定は、P4 1.5GHz に GIGABYTE GA-8ITXR の組み合わせ。845も出ていたが、通好み850という線をねらったのである。
しかし、情報を漁っているうちに、ばたばたとNorthwoodは出るし、845Dは出るし・・で、8ITXRはなかなか見かけなくなってしまった。MBメーカも850を売ろうとは思っていないみたい。まあ、ベンチマークとかの情報では、850の優位性はチョッピリ・・という感じだし、ここは流されて845Dでもま、いっか・・てなわけで、2002年1月中旬になって、ようやくパーツの発注を完了したのである。
送品チェックをしていて気づいたのですが、このMB(Chipset)の特徴としてメモリスロット2と3に制限があり、SLOT 2と3 は片面実装のメモリでないと同時には使用できません。
したがってご注文の256Mは3枚使えません。
発送前に相談したかったのですが集荷時間に間に合いませんので取り合えず512M 1枚を発送いたします。
後日、相談の上、差額は清算したいと思います。
以上、宜しくお願い致します。
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つまり、MBとメモリを同じ店から買ったわけだ。
店の対応は、深読みしてるんじゃないかとも思われるのだが、好感の持てるスルドイ判断だともいえる。が、まてよ。
そんなん、発注受けたときにすぐ気づけよ!・・ともいえるのであった。
ま、こっちの不勉強もあるので、深く追求はしないことにした。
WinXPインストール中、何回もエラーが発生。
再インストールを続けていたら、突然ぴぴぴぴぴぴぴぴぴぴぴぴぴぴぴぴぴぴぴ!!!!
電源LEDは点滅を続け、BIOS画面も何も出なくなってしまった。(T_T)
これは、マザーかRAMか、はたまたVIDEOカードかAUDIOカードか、HDDかCDROMか・・・
何が原因か判らないので、ひとつひとつマザーから切り離していく。
結局、マザーにCPUだけ載った状態でも同じ。
現在のところ、マザーかRAMのどちらかがおかしい・・と考えられるが・・
そーいうわけで、私はいったいどーすれば・・・・・・・ぴぴぴぴぴぴぴぴぴぴぴぴぴぴぴ
マザーボードのBeepコードについてネットを探してみたが、いろんな説があってどれを信じていいのか悩んでしまうのであった。しかし、どうもここ↓が一番信用できそうな気がする。
http://www.computerhope.com/beep.htm#05
AWARD BIOSでは二つしかないが、ディスプレイ(VIDEO)がおかしいときは、モールス符号の「D」=「ピーピピ」だ。*1 そーいうものだ
問題は、本当にRAMなのか・・・ということだが、こうなれば、朝に秋田市まで走ってDDRを入手してくるか・・・
取り替えてマトモに動けばRAMが原因・・・高い賭だな。
マザーがダメな場合は・・・初期不良で販売店に交換を要求するか・・しかし、また全部バラして送り返すのもめんどいしなぁ。
電源投入しても、VIDEO出力は一切出ない。MBから「ぴぴぴぴぴぴ」と音が出続ける。
パネル面LEDが点滅し続ける。CPUファンをはじめ、すべてのファン、HDD等は動いている。
マザーにCPUだけ装着した状態でもbeep音、LED点滅の状態は同じ。
以上のことから、マザーボードの故障ということが考えられると思います。
交換していただけますでしょうか。
以上、宜しくお願い致します。
たかがパソコンのハナシではあるのだが、しかし、「ああうあああぁう、アタマの中でDDRを入手せよと命令がぁぁぁ」などと後になって振返るとそうとでも形容しないと説明のつかないこともある*3わけで、秋田市まで走ってとりあえずDDRを入手し取り替えてみたが、骨折り損のくたびれ儲けだった。
エンジニアリング的には、機械の対時間故障率は底が潰れた二次曲線で表現できるという法則がある。
つまり、できたばかりで本格稼働前の機械の故障率は高い。ある程度マトモに動いている機械の故障率は低い。そして、かなりの程度以上動き続けた機械の故障率は部品等の経年劣化によって再び上昇する。
実にあたり前の話であり、確率的にも誰にでも起こりうる問題である。
しかし、だからといってなぜパソコンショップまで歩いて5分、テスト用シャーシ完備、しかも値引きは顔パスの自作PCヲタクぢゃなくて俺の身に降り掛かるわけ?
そういやぁ、昔98時代にAMD K6のアクセラレータ買ったら、FLOAT計算がくるくるぱー(死語)でさぁ、で、取り換えてもらうことにしたんだけれど、タイミングが悪かったのか交換品が来るのが遅れまくって、ようやく来たときには既にPCはぐりふぉんの手へ・・
あれ、パレットだったかな*4。
*2 だからなんなんだよ
*3 ねーよ
*4 おぃおぃ
誤配送のP4B-266は動作チェック用に使って頂いても結構です。
ご迷惑をお掛けしまして本当に申し訳ありません。
明日の便でGIGAのMBをお送り致します。
*5 ざけんぢゃねーーー!!!
で、CPU、メモリ、VIDEOカードのみ接続して電源投入。
異常に長いとも感じられる時間が過ぎたような気がしたが、おそらく気がしただけであろう。無事にBIOS画面があらわれ、HDDから起動しようとする。
HDDはつないでいないので、結局そこまでのチェックでしかないんだけど、これで原因はMBであり、CPUでもメモリでもVIDEOカードでもないことが確定したのであった。
テスト終わって、ASUSのMBを箱に戻してから、
「し、しまったああぁ!! 基板のスペーサが着いたままだ。」
「ふう。あとはGIGAのMBを待つばかり・・か。・・・し、しまったああぁぁCPU外すの忘れた」
先が思いやられるのであった。
ひええええええええぇぇぇぇぇぇぇーーーー。これでは、CPUファンがうまく固定でけん。
つまり、放熱に不自由なPCができあがってしまうのである。
約30秒間考えた。
大丈夫だ。我々にはアロンアルファという文明の利器があるではないか。このプラスティックの材質から見て、アロンアルファが効くはず。
それだけだと強度的に不安なので、手持ちのプラ板(なんでそんなもの持ってんだ)で補強することにする。
ごそごそごそ・・・ぺたぺた。うーん、完璧っ。
実用強度に達するまでしばらくかかるはずなので、とりあえず飯を喰らうことにする。
不安な食事が終わり、作業再開。おお、わりとしっかりしてるような・・少なくとも見た目は。
おそるおそるCPUを装着し、CPUファンを装着。
ここで、失敗の場合は「パキッ」などど音が出るわけだが、補強のおかげかなにごともなくファンは固定されたのであった。
さらに速攻でMB固定、ケーブル接続、メモリ装着・・・で、ガワは完成した。
ここで電源投入・・・・・・・。
♪ぱんぱかぱーん♪無事にMBのBIOSが起動したのであった。長かった。実に長かった。
しかし、この後さらなる試練が待ち受けていようとは、誰が知ろう。