ALL AKITA 2002 on 6m & 160m

今回も1.9MHzと50MHzで参加。(21,22/Sep)

1.9MHzについては、来年は、アンテナをさらに長くし、アースもきちんととるなど、(少なくとも理論的に)納得できるものに改良して得点の上積みを図りたい。などと、一時のノリで予告してしまったものだから、さあたいへん。

昨年のアンテナは、もともとは3.5で使うことを目的としたものだったが、今年は1.9用として考えてみた。
まず、全長を長くする。昨年30mのところ、出血大サービスで50mだっ!
なに?λ/4よりも長いではないか・・だって?・・いいのである。アンテナチューナでなんとかなる。ここでは、アンテナの放射抵抗を高くすることが目的なのだ。
どうせ、λ/2は確保できないので、けっきょく接地型になってしまうが、接地抵抗の影響(オームの法則!!)を少しでも少なくするために全長を伸ばすのである。

逆L 垂直面指向性で、アースというか、ラジアルというか・・は、まず当然だが車につなぐ。もうひとつ、地上に組み上げた50MHz用の8エレ八木(ブーム長9.2m)にも接続。これでいくらかは効いてくれるだろう。移動地点は石が多く、アース棒を打ち込んでも、あまり効かなさそうなので、やはりこちらの方がいいだろう・・たぶん。

アンテナ解析ソフトMMANAでざっと計算してみると、放射抵抗は昨年のアンテナの4倍以上。指向性利得は同程度だが、昨年の東西展開から南北展開になったことで、垂直偏波成分の利得としては上がっている。左図で、左が南、右が北である。南北に垂直偏波、東西に水平偏波という感じだが、あまり関係ないか。
アース関係は、グラウンドスクリーンを張れればFBなんだけど、時間も無かったし電線もなかったので、今回はこれでかんべんね。

ちなみに、3.5MHzで使えるかどうか試してみたが、アンテナチューナでもまったくマッチングがとれず、3.5は断念することとなってしまった。MMANAでの計算によると、純抵抗成分は50Ωに近いものの、キャパシタンス成分がかなりデカいようだ。

さて、自宅を出たのが15:30頃。今回の移動地は、とうとう男鹿市である。もちろん、50MHzでのロケーションを考えてる。当初は鳥海山方面を予定していたが、車の調子が悪く(その後、イグニッションコイルの不良と判った。これって、例のFD雷事件は絡んでねぇよな)下見ができなかったため、知ってるところで一番南の男鹿にしてしまったのであった。
このコンテストで男鹿に移動するのは控えたかったが・・・・・・・

中秋の名月北浦-男鹿中経由で到着すると、まず50の八木を組み立てる。50のコンテスト時間は明日なのだが、今回はこの8エレを1.9のラジアルとして使うため、とりあえず全エレメントを取り付けた。

次に、1.9の逆Lなのだが、全長50mとバカ長いため、電線がそこら中でKINKをおこし、伸ばすのに非常に時間がかかった。
この日の日没は17:40頃だが、西に男鹿本山があり、日暮れは少し早い。けっきょく、18時を大きく過ぎてもアンテナ設営は終わらず、ライト片手にドタバタし、ようやくひと息つく頃には中秋の名月が上ってきたのであった。(月の出=17:54)

1.9MHzの結果は、さすがに日の出以降はさっぱりのコンディションだったが、いちおう昨年の予告(?)どおり、局数(昨年51、今年は75)、マルチ(昨年30、今年34)とも上積みできた(JA7AO、JA7KQC、JH0MUCからも呼ばれて幸せ)。本気になった固定局には勝てないとは思うけれど・・・まずは、ホッとしている。

50MHzは、移動地が男鹿のせいか、昨年よりも1エリアが開け、その分局数、マルチとも増えた。また、このコンテストでは初めて2エリアとQSOできて、さらに幸せモード。でも、全体的にはあまり変化は無かったのかなぁ・・と思うのであった。
このバンドは0900開始なのだけれど、09時台よりも07〜08時台の方がコンディションがいいのは事実なんだよね。早い時間帯には3エリアも聞こえてたし。
また、お昼過ぎにはコンディションが悪化するのもいつものことで、今年も最後の30分のQSOはゼロ。時間帯の繰り上げを要望したいところ。
あと、マイナなコンテストなんだし、CWの周波数帯を下に分けなくてもいいのではないかなぁ。

QSLは、遅くなるかもしれませんが、必ず出しますんで、しばらく待っててね。

※1.9MHz、50MHzとも県内1位。
BACK to ALL AKITA CONTEST PAGE | 1.9MHz 移動用 逆V