ZCR/bLOG


[Radio] TX5S Clipperton Island

2024年01月30日 15時 更新

TX5S クリッパートン島(Clipperton Is)の DXペディションが終了。フランス領の無人島なのだそうだ。

Map Noshiro / Clipperton Is


クリッパートン島は 当方から東北東方向に 約11000km。この距離なら 今運用中の 衛星IO-117(GreenCube)*1で交信できんじゃね?*2 と 思ってたら、本当にIO-117にQRVしてくれるということに。

最初の受信は 1月22日の お昼前。それっ! と呼ぶが、デジピートされない。衛星から見たら ものすごいQRMなのだろう。その後も まったくデジピートされないままLOS。

翌1月23日昼過ぎのパスでは JA7KPI TX5S 599 QN00 が 2回デジピートされたのを確認するも 交信できず。
しかし、旧Twitter*3で「2回返ってましたよ」との情報が・・ あぁ そうなのぉ ラッキィ! てな局もいるのだろうが、コールバックが受信できていないのに交信できたなんておかしいよなぁ・・ で、再挑戦することに。*4

次のチャンスは 1月25日。数回空振りしたあと、次のように交信成立。このときの衛星の仰角は 5.8度。LOSまで あと5分という状況だった。

25.01.24 05:12:16.941 TX5S CQ DK50 Clipperton Island RX:0
25.01.24 05:12:21.902 JA7KPI TX5S 599 QN00 TX:0 *5
25.01.24 05:12:24.580 JA7KPI TX5S 599 QN00 RX:0
25.01.24 05:12:33.411 TX5S JA7KPI RR73 Logged 73 RX:0
25.01.24 05:12:35.134 JA7KPI TX5S RR73 TX:0 *6
25.01.24 05:12:37.812 JA7KPI TX5S RR73 RX:0

このペディションではライヴストリームとかでQSO成立の直後にペディ側のLOGに載ったかどうかが判るシステムが構築されていたが、衛星のも載ったのかな? けっきょく翌日になって CLUBLOGの Log Searchで確認したが、当方のIO-117でのPKTQSOは 3 となっていた。23日のLOS間際にダメ元で再度呼んだのだが、デジピートは確認できなかったものの、それにも 返っていたらしい。*7(^^;)



Club Log: Expedition Chart - TX5S JA7KPI


さて、HFでの交信は 今回はまったく考えていなかったのだが、初っ端で QSOできなかったフラストレーションから 23日夜の3.5MHzCWに挑戦。呼び始めて15分くらい経った頃にコールバックがあり 交信成立。そして、その20分後、10MHzFT8で数回呼んで交信成立。

24日は 28MHzと3.5MHzのFT8で交信成立。

25日 前述のとおり衛星IO-117経由で交信成立。調子に乗って 1.8MHzCWを聞いてみると 聞こえる・・が、浮き沈み激しい状況が続いており、200Wでは ちょっと できる気がしない。1.8のFT8も浮き沈みでキビしい! 一度応答あったけれど再び沈んでしまってQSO完結できず。

26日 14MHzFT8で交信成立。1.8FT8は TX5S側の夜明けまで追ってみた。けっきょく 3回コールバックがあったものの RR73もらうこと能わず。

27日 お昼前後に 24MHzFT8と 21MHzSSBで交信成立。ハッキリいって時間かかったけれど、SSBでできたのは嬉しい!*8 夜には ほぼあきらめていた 1.8FT8で ようやく交信成立。これも嬉しい!!

28日 撤収作業と並行しての運用と思われる。24MHzCWがまだ出ていたので呼んだが、少しずつ弱くなっていく・・ 当方のなんちゃってANTではもう無理? しかし、お昼頃 21MHzFT8で交信成立。*9

なお、18MHzCWではよく聞こえていたものの 負け続けて交信できず。7MHzは当方のアンテナ無し。50MHzは 朝方の伝搬に賭けて毎日アンテナを向けていたのだが、Openは無かったもよう。

久々のDXペディション参戦だったが、まぁまぁ面白かったね。(^^)


*1 2月5日での運用終了が公表された。運用継続を求める署名活動がなされている。https://www.change.org/p/save-the-greencube-satellite-digipeater

*2 高度 約5800kmの IO-117では max 13000kmくらい。

*3 X とは書きたくないなぁ・・

*4 偏波の回転やノイズとかで 受信できないことは よくあるのではないか。

*5 コールサインのほかにQTH(GL)も送っていてExchangeは十分だから 599は送らなくてよい のかもしれない。しかし RST(Q)が無いとダメ という局も世界には居られる。文字数も大事だが 無情報のTXDを極力短くすることも大事。(当方は28ms)

*6 事前のアナウンスで 73は不要と公表されていたものの、反射的に打鍵してしまった。(^^;)

*7 メキシコの某局からも情報をいただいた。

*8 最初 KA7KPIとミスコピーされたのに気づかず、ライヴストリームで間違いを発見。その後 30分呼んでようやくゲット。俺の発音が良すぎたのか? (^^;)

*9 21はいちおう3エレ。

Tada/JA7KPI : 2024年01月28日(日)

«CQWW 160m 2024 最新 立冬~立春のQRV状況»
編集