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[Radio] ARRL 160m 2023

2023年12月10日 14時 更新

ARRL 160m コンテストに 今年も参加。これで 8回目だ。

しかし、ハイバンドのCONDX上昇に反し 1.8MHz帯は はっきりいって ぜんぜんダメ。(^^;)

米国本土との交信は ただ1局のみ。あとは アラスカ1局と ハワイ周辺の3局で終わった。

とにかく、聞こえない。*1

<タイムチャート> (UTC)

    | 09 10 11 12 13 14 15   09 10 11 12 13 14 15 |合計
----+----------------------  ---------------------+----
 1.9|  1  1  -  1  -  -  -    -  2  -  -  -  -  - |   5

聞こえたが なんぼ呼んでもダメだったのが あと2局*2。これですべてである。

と いうわけで、今年は このコンテストでの最低記録更新ということになった。


ところで・・ コンテストで/MM局が PAC と送ってきた。そのままQSOを終えたのだが、/MM局って RST+ITU region なのでは?
その場合、W/VE以外だから JAとの交信は ポイントにならない?

PACと送ってきたからには /MMではないということか!? ・・困るんですけれど・・ (^^;)

/MMで LOG記載すると エラーになってしまう。PACもらったからと /MMを削除して Log Submissionしたら いちおう受領されたようだ。*3



スローパーモドキ Sloperoid


現在のアンテナの状況・・ エレメント自体は 接地当初から ほぼ変化無し。最大地上高は 約14.5m。

構造上 タワー及びマスト、タワー上の 50/21/28用アンテナ、そしてその給電ケーブル等にも電波が乗ってしまっていると考えられ、アンテナシステムとしての 最大地上高=マストトップまでの高さ は 約21m。

ラジアルは地面下に埋設したもの、家屋 ブロック塀等に這わせたもののほか、屋根のトタン板、アルミサッシの窓枠等も接続。


SWR特性はグラフのとおり。

スローパーモドキ SWR特性 Sloperoid SWR to freq.

以前計測した給電点でのインピーダンスは 約30Ω*4。このため SWR>1.5であり、天候等にもよるが通常は SWR=1.8かそこらで、1.7未満になることは ほぼ無い。*5

3:5のインピーダンス変換トランスを咬ませれば改善されるものと思われるが、その場合他のバンドでの使用は困難となると推測され、いまいち踏み切れていない。*6

他のアンテナのケーブルにも電波が乗ってしまっている・・と書いたが、現時点で 21/28アンテナ用8D2Vのタワーからの引き込み部分にフェライトコアを40個入れてある*7。これを全撤去すると foは上昇するが、*8 もしかしてそのほうが損失が少ないかもしれない。*9

その他の 50アンテナ用ケーブル等からはコアは全撤去。*10*11

ただし、このスローパーモドキのケーブル 5DFB自体には、フェライトコアが 105個入っている。*12



1600m離れた*13 さくらづつみで 信号強度を調べると、Sは ほぼ 7*14

21/28アンテナケーブルに入っていた 40個のコアを撤去しても Sに変化は無い。SWRは若干悪化するものの、ほとんど差は無い。

21/28アンテナケーブルに 再度コアを挿入。余っていた分も追加して58個にしてしまった。この状態で Sに変化が無いことを確認。

50のケーブルに コア挿入すると SWRは大きく変動し、さくらづつみでの Sも落ちることが判っている。50のケーブルに コア挿入してはならない。

フェライトコア挿入については、今回でお仕舞いとしたい。あと やれることはないかなぁ・・ インピーダンス変換トランス*15 作ってみるかい?(^^)

*16

*1 普段 FT8でQRVしていると 東海岸まで飛んだり フロリダあたりと 交信できたりはしている。

*2 N9RV WU6P

*3 もう どーでもいいや (^^;)

*4 3.5MHzでも同程度。

*5 キロワットなら問題アリだが、Po max=200W ならセーフと判断。

*6 不整合損失と 変換トランスの通過損失の見極めも・・?

*7 これ以上の個数を入れても 何も変化が無いようだ。

*8 あくまでも Rig側でのNanoVNA測定での結果だが、コア全撤去で SWR最小周波数は少し低下した。・・ので訂正。

*9 後日検証。エレメントワイヤの延長が必要か?

*10 50のケーブル 8DFBに10個程度入れてみたら、foが 50kHz程度低下。入れない方が良いのではと判断。

*11 14の逆V、144のコリニアからもコア撤去したが、給電部に元々のバランは入っている。

*12 あらためて数えてみて 我ながら驚いた。1個あたり30Ωとしても 30×105=3150Ω。これくらいあれば セーフ? 特性インピーダンスの 60倍は必要らしい。

*13 アンテナの放射特性測定等では 10波長以上離れろという 先人たちからのお達しがある。

*14 送信電力は 5W。50MHz用ホイップ IC-756pro3 AGC-Mid PreAmp-OFF ATT-OFF。以前の測定値と変わらない。

*15 いわゆる Un-Un

*16 けっきょく、最低記録更新はアンテナシステムのせいではなく あくまでも サイクル25にともなうCONDXのせいだと主張したいらしい。

Tada/JA7KPI : 2023年12月02日(土)

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