移動運用自体は何度もやってるが、今回は 初めて 移動運用で FT8やってみた。
ここで問題になるのが コールサイン設定である。移動運用の場合、当方は 以前から JA7KPI/7 と コールサインに /7 を付加して電波を出している。
しかし、/7 を付加したコールサインは 特殊コールとなり、同様な /(数字)とか /Pを設定している局とは ソフトウエア的に交信完結ができないようだ。これはどう見ても不具合なのだが、ソフトウエアの根幹に関わる問題でもあり、いわゆる『仕様』らしいので どうしようもない。
今回は、/(数字)とか /Pの局に呼ばれたら その時 対処することとし*1、従来から使ってきた JA7KPI/7 で運用した。
WSJT系のソフトウエアに必須の PC時刻については、シャック出発前に 時刻合わせしておくのを失念。現地で ひーこらいって手動で合わせた。(^^;)
15時頃からの QRV開始。移動地は 隣町 山本郡三種町の里山 陣森(標高162m)*2。真南方向は 山がカブるが、南南西~南西方向は まあまあFB。西南西には男鹿半島の山々がある。
のっけから日本海ダクトが発生していたようで、0 9 4エリアと交信。
しかし、1エリアからも呼ばれる。9 4エリア方向よりも 南寄りだが、もちろんダイレクトな南方向ではない。どこかの反射か。*3
そして、2エリアからも呼ばれることに。2からは 日本海に出れば ほぼ海上伝搬でダクトにも乗れようが、その前に アルプスを越える必要がある・・ 越えたのだろうなぁ・・と。*4
と いうことで エリア毎の交信数は Tableのとおり。
band/area | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 0 | QSO |
430 | 3 | 2 | 2 | 2 | 1 | 2 | 7 | 19 | |||
1200 | 1 | 1 |
今回も 5 6 エリアはできず。しかし、北海道せたな町からQRVされていた JL8GFB局は 8エリア以外とは全部できたそうな・・*5*6
なお、Rigは IC-910D。430は 35Wくらい。ANT 12エレ。1200は もちろん 1W。ANT 22エレ Hヘンテナである。
IC-910Dは QRHが心配だったが、430/1200とも 特に問題は無かったように思える。*7
あと、1296.600MHzでは 『びー・びびびびびびび』を繰り返すノイズが酷かったが、これは何?? まさか 空自のレーダ??
CWや FMでもCQを出してみたが、けっきょく ボウズで、FT8だけで終わった。さすがFT8・・って感じか・・*8
*1 あるいは 呼ぶ局側での対処に期待し(-_-;)
*2 現地は アブがかなり多い。ただし、今回は どこも囓られなかった。
*3 1エリアのみなさんのANT方向は どちら??
*4 430での 2エリアとの交信は 13年ぶり。
*5 GFB局とは 男鹿反射で交信。陣森から男鹿方向を見ると 寒風山と男鹿本山が重なって見える。ダイレクト方向では 弱かった。
*6 430MHzでも 1,000kmを超える交信はできるのだなぁ・・
*7 基準発振水晶ユニット CR-293 は 実装している。
*8 しかしながら・・ 衛星 IO-117に出るのと比べると・・ なんと楽なことか!! 衛星通信は各種アワード的に差別されているっぽいが、決してそうじゃないぞ。(^^;)