よせばいいのに 6エレのスタック幅を 4.5mから 5.15mに拡げてみた。
MMANAでのシミュレーションでは、スタック幅 拡げて 各 アンテナの垂直方向位置を調整しても ゲインは最大で0.2dBしか上昇しない。しかも ゲイン最大にすると F/B比は悪化してしまう。ゲイン上昇を 0.1dBに抑えた方が F/B比は 2dB改善できる。
ま、そういうレベルの話で、金かけてマスト継ぎ足して・・というのはコスパ的には相当ダメダメなことになるわけだが・・ もはや 美意識の問題というか 意地の世界ですな。
と いうわけで、右図のとおり ゲイン+0.1dB 仰角-0.2°。Upper側のアンテナは 50cm上がっている*1わけだが、はっきりいって ほぼ変わらないものと思われる。
願わくは・・ シミュレーションでは判らない部分の改善に一抹の期待を・・
なお、スタックは完全同相ではなく、Upper側に14°の位相遅れがあるまま。これを完全同相にすれば ゲインは もう0.1dB増えるのだが、水平方向以下から到来するノイズを嫌って完全同相とするのはやめた。
DXの信号は、水平方向からは やって来ない。水平方向からの電波は 山、丘、樹木、建築物等により大きく減衰する。受信される信号は、何らかの反射や屈折等で ある程度 上から降って来た電波なのだ。
そんな 反射やら屈折を駆使して通信を楽しむのがアマチュア無線。安定確実な直接波を使うのがプロの通信であろう。
*1 Lower側は 15cm下がった。タワー高イマイチなので Lowerを下げてスタック幅を拡げてもゲインは上がらない。Upperをあげなきゃダメ。でも、やはり限界が・・(T-T)