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[Radio] OH5LK

2018年04月13日 23時 更新

OH フィンランドとは 4年前2014年2月に衛星でQSOしているが、その際リクエストのあった OH5LKとは ずっとQSOできていなかった。

どうも あちらには当方の信号が届いているらしいのだが、こちらにはさっぱり聞こえないのである。

この片パスについては長い間 なんでだろ~なんでだろ~と悩んでいた。
おそらくは Eu方向に鎮座するビルを UPLINKの145MHzは飛び越せる あるいはすり抜ける(回折?)ことができるのだが、DOWNLINKの435MHzは周波数が高い分 遮蔽されてしまう・・ のかもしれない。

で、OH5LKである。
4月に入って 1日おきに FO-29の22時台のパスでヨーロッパ方面ウィンドウが開くことは気づいていた。

そんな中、4月7日に ノルウェイ移動の LA/DJ8MSのSSBを受信。これはかなりクリアに入感していたのだが、当方はUPが通らず、ループ確認はできなかった。このときは JA0CAWさんがQSOしたとのこと。

このときの受信報告をNetに上げたら、4月9日に DJ8MS本人からメイルが届いた。曰く「今日、QRVできるかもしれない」とのこと。しかし、メイルを見たのは 晩飯後で 当然一杯やってしまっているので移動はできない。AOSの方位からビルに隠れてしまう可能性が高かったので移動したかったのだが、仕方ないのでシャックからQRV。

実は、DJ8MSは 抜けられない用事でQRVできなかったそうなのだが、このとき当方のCQ*1に応答してきたのが OH5LKだった。
しかし、信号の存在は判るのだが、コールサインが取れなかった。後でNetで確認したところ、あちらには57で届いていたとのこと。

なんぼなんでも おかしい・・ そういえば プリアンプ-ONにしても 確かに音は大きくなるけど、了解度はあまり変わらないな・・ ちょっとバラしてみるか・・

プリアンプの入力部を見ると、これが 同軸ケーブルから入力コイルのタップまでのリード線の距離が長い! 長過ぎるんじゃねーか??*2

で、リード線のインダクタンスを打ち消すコンデンサの値をざっと計算して んPFのコンデンサを直列に挿入してみたら・・ あら不思議(^^;)、間違いなく S/Nがアップしたのである。

プリアンプの性能がUPした状態で今夜はQRV。衛星FO-29のAOSは 22時16分。いきなり CWでCQを出す。

あれ? なんか呼ばれてるっぽい・・うーむ、周波数がちょっとズッてる? おおっ! OH5LKだ!!*3
ということで、4年越しで ようやくQSOできた。ホントにお待たせいたしました。


ヨーロッパ方面ウィンドウは、今後も奇数日の22時台のパスで開けるハズなので、また QSOのチャンスがあるかもしれない。(4月23日頃まで?)


キミがループを取り始めたときから聞こえていたよ。3回目のコールでようやく取ってくれたね。このオービットのMELは0.4度だったけど、QSO時は0.2度だったよ。ガハハハハ・・ みたいなこと書いてるなぁ。OH5LK、自信たっぷり。(^^;) スゴい局だというのは確かなんだよなぁ・・
で、当方からは REPAIRED MY LNA. ANYWAY, OH5LK U HAVE SUPER EAR INDEED. ・・と。



2018.04.13 追記:

OH5LKは 今夜の22時のパスでも CQを出しているのが聞こえていた。

当方は EUとのSSBでの交信を目指してCQを出したのだが、けっきょくボウズだった。

衛星経由でのヨーロッパとの交信、東北/北海道からなら十分可能なので ぜひ挑戦されてみてはいかがだろうか。


*1 LA/DJ8MSはSSBだったので、当方もSSBでCQ出していた。

*2 実は、以前コイルを改造したときに 長いな・・とは思っていた。(^^;)

*3 ウィンドウは約3分あるが、ビル陰に入ってしまうので 実質1分程度しかない。

Tada/JA7KPI : 2018年04月11日(水)

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