パーソナルコンピュータ変調装置の諸元について変更をおこなった。
電子申請liteを使ったのだが、23時過ぎに送信して翌日の13時過ぎには審査終了になった。ずいぶん速くなったなぁ。
JT4 JT65 WSPRについては、ネットで見つけてきた諸元表を確認不十分のまま使ってしまっていたので、変なところを訂正。
JT9は、WSJT-Xの Version Upに伴う JT9A~Hへの変更。
JT4については まだ使われているのか怪しかったので削除することも考えたが・・ ま、いいか・・ということで。(^^;)
QRA64の諸元については、WSJT-Xの User Guideを読めば大体判るはずだが、Netにも複数の情報が上がっているので、そちらを参照すればいいだろう。
なお、1.9MHzでは占有周波数帯幅の しばりにより QRA64Aのみが使用可能である。ここんとこ注意。
北米やヨーロッパでは ぼちぼち使われているようだが、50MHzよりもHFの方が多い雰囲気。JT65Aよりも 1dB良いのかもしれないが、JT9Aの方が さらに 1dB良くてしかも狭帯域。QRA64のアドバンテージって・・??*1
とりあえず、JT65に置き換わるべき modeということなのだろうが、実装しているのが WSJT-Xだけなのが 現時点ではまだ弱い・・のかな。
JT9の Fast modeについては、MSK144*2との比較が必要かな。JT9Hの10秒シーケンスとMSK144で散在流星で実験してみるのもいいかも・・とも思うが、世界的に見ると MS方面は MSK144で落ち着いてしまっているような気もする。*3
JT9Hは MSK144よりも弱い信号をデコードできるハズだが、MSK144が 0.072秒のPing信号ですむところ 0.425秒も必要とする点が痛いところだ。*4
2017.03.24 追記:
LoTWに QRA64 (QRA64A~E)と MSK144が登録された。
・・ということは、ADIFの規格も更新されているということで、eQSL.ccでも既に有効になっている。
*1 確かにデコード性能はQRA64の方が高いのだが、QRA64には マルチデコード機能が (まだ)ない (JT9にも)。このため JT65優勢状態は しばらく続くものと思われる。なおユーザ・ガイドで VHF以上では Enable VHF/UHF/Microwave features と Single decode にチェック・・となっているが、50MHzでは これらにチェックせずに HFのセッティングのままにした方が使いやすいだろう。
*2 MSK144は F1Dとしたが、G1Dなのではないかという議論もある。基本的には G1Dなのだろう。しかし、アマチュア無線用の音声帯域で変調すれば F1Dと G1Dは区別が付かないだろうし、そんな電波を本邦の電波行政は 周波数変調とみなしてきた・・ような気もしている・・ 気のせいかもしれない・・ (^^;)
*3 欧米の流星散乱シーンでは、やはり MSK144一色といった感じになっている。紹介Video等の情報では、15秒シーケンスが使われているようだ。JAでは 10秒が主流。もともと当方が提案したものだが、15秒にするのが やはり良いのかもしれない・・などと悩んでしまう。 (^^;)
*4 誤解されている方もいるようだが、MSK144は 微弱信号ではなく、そこそこ強い信号だが持続時間が極めて短い信号・・をデコードするためのモードである。DXには使えないだろう。