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[Radio] 近場市内移動

2016年11月14日 00時 更新

昨日の移動で パワーの出が悪いんじゃないかと思って測定器を持って 超お手軽移動してみた。
当地の場合、なんといっても 50より430より 144だ。SSBは旬な時季じゃないし 当然FMなのである。

で、移動地は 高くなくても 電波がなぜか飛ぶ*1 という 能代市浅内の能代宇宙広場近傍。今回は浅内第三鉱滓堆積場のさらに南、三種町との市境まで260mという標高約40mの地点に陣取った。

現着してFMラジオを聞いてみると、ACBやFM椿台はメリット5しかもHiFi。FM山形は鶴岡中継のほか 微かだが山形市の本局*2まで入感。もしかして浅内第三鉱滓堆積場の土手よりもFBなのでは*3。この季節にしてはCONDXが良かったということか、それともロケーションの実力なのか・・

15時過ぎからQRV。
CQを出し、数回空振りした後、宮城県登米市から呼ばれる。ホントかよ!? 190kmは あるぞ。QSBもなく、安定。59。*4

秋田市局と2局QSO。59。ほぼ平地なのに秋田市がこんなに強くていいんかい!?*5

その後で岩手県花巻市から呼ばれる。こちらは速い周期のQSBあり。谷間では消感するものの周期が速いので内容はすべて了解できた。ピークでは59+。130kmくらいか。*6

短時間だったので出来高は以上。しかし、楽しめた。まさか県外とできるなんて思ってなく カメラ持ってこなかったので写真は無し。


さて、測定したアンテナのSWRは次のとおりでまったく問題なかった。

SWR/周波数 144.0144.2144.8145.3145.6146.0
6エレHヘンテナ(144)1.5 1.4 1.3 1.25 1.2 1.2
SWR/周波数 430 434 435 437 438 439
12エレ八木宇田(430)1.15 1.15 1.2 1.3 1.4 1.6

RIGはIC-910だが、ダミーロードでは しっかりパワーメータが振れてくれるものの実際にアンテナを接続すると半分程度しか振れない。もしかするとパワープロテクションの設定がズってしまっているのかもしれない。

IC-910は一連のチェックで430の方のパワーが20Wしか出ていないことが判明。
バラしてPAユニットを診るとファイナルのプッシュプルの石の片方がほとんど熱くなっていないようだ。半殺しか? また、1200も10W出るハズが 2W程度しか出ない。生産終了後9年目だし、ここはメーカー修理か・・*7


*1 不思議。誰か おせーて。原因継続調査中。

*2 送信所は 標高550m以上の西蔵王公園にある。

*3 FM山形やFM椿台は同程度だが ACBは S5→S6と勝っている。

*4 11月に144で宮城とできたのは 初。

*5 秋田市~能代市間には 台地状の地形が 2箇所 挟まっていて、これによる伝搬損失がデカいのだが、この地点は能代市の西外れで しかも少し標高があるので途中の台地を通らない。これが飛ぶ原因・・で いいのかな?

*6 11月に144で岩手とできたのは 19年ぶり。

*7 ファイナルのトランジスタは自前で交換できる・・と思っていたが、バイアスの熱検出用と思われる小基板の取り外し方が判らない・・

Tada/JA7KPI : 2016年11月13日(日)

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