ZCR/bLOG


[Radio] LoTW

2016年03月26日 10時 更新

ようやく重い腰をあげ、LoTW を導入した。

現時点でのLoTWの認識具合としては、DX・・というかDXCC専用という感じ。WPXとかWASにも使えるようなのだが、WASの設定は なんか難しそう。(^^;)

導入の仕方については、CQ出版のサイトなどを参考にした。

もっとも面倒だと思っていたのが、無線局免許状と従事者免許証のコピーをARRLに郵送するということだったが、単純にコピーに「Certificate request from JA7KPI」と書いた付箋を貼って封筒に入れて送っただけ。エアメイルで郵送料は110円。10日ほどで JA7KPI.tq6ファイルが Eメイルで送られてきた

肝心のログファイルのUploadについては、Turbo Hamlogを使っていれば、検索→複合条件検索→出力先→ADIFファイル・・の機能を使ってadifファイルを出力し、それをTQSLで処理すれば簡単にできてしまう。

ただし、当方の場合 移動運用が比較的多く、これをどう処理すべきなのかが問題となる。また、衛星QSOの処理方法も不明だ。

とりあえず、常置場所からの運用分*1をUploadしてみたら、まず、JTMSによるQSOレコードがエラーとなる
なるほど、LoTWでサポートしているMODEの一覧に JT65やFSK441は あるが JTMSは無い。これは、そのうちサポートされるのを待つしかないかも。



衛星のデータでは、AO-16やAO-51でのクロス・モードによるレコードもエラーとなり、仕方ないので Upload用ファイル上では すべてFMに修正した。
しかし、当然ながらサテライト(衛星)QSOとしては認識してくれず、単なるクロスバンドQSOということになってしまう。

調べてみると、LoTWにサテライトQSOを認識させるためには、当該レコードのどこかに <PROP_MODE:3>SAT というタグが必要のようだ。また、衛星名を特定するために <SAT_NAME:5>VO-52 というようなタグも要る。

当方の場合、サテライトQSOであれば HamlogのRemarks2に 必ず「via sat」の文字列が入るようにしているので、某テキスト・エディタの検索~置換機能を使って、例えば
<QSLMSG:27>via sat:という文字列を
<PROP_MODE:3>SAT<QSLMSG:27>via sat: に一括置換。

また、
VO-52 (435/145 MHz) という文字列を
VO-52 (435/145 MHz)<SAT_NAME:5>VO-52 に一括置換。衛星名については、衛星ごとにシコシコと手作業でおこなった。

Hamlogから常置場所でのサテライトQSOデータのみを吐き出し、上記の処理を施したファイルを再びUploadしたところ、ノー・エラーで、データが二重になることもなかった。おそらく相手局コールサインと交信日時が同じレコードは後からUpされたレコードで上書きされるのだろう。

これでサテライトQSOが認識され、衛星名も表示されるようになった。



さて、当方の移動運用は、/7 のほかに /1 /4 /8 もあるが、今回は /7 のみに しぼることにした。それでは、/7 だけをダーッと抽出するだけでいいのか?

LoTWの Station Location に入力できるのは 次のデータだけである。

DXCC
CQ Zone
ITU Zone
IOTA
Grid

Gridについては 6ケタも可能であり、常置場所のデータでは6ケタを入力しているのだが、さすがに移動データを 6ケタのグリッド・ロケータで管理するのは困難だ。

そこで、4ケタのグリッド・ロケータではどうか・・と調べてみたら、 /7 では PM99 PN90 QM08 QM09 QN00 の5つのグリッドからの運用があったので、JA7KPI/7のStation Locationとして これら5つのロケーションを作成し、グリッドごとに Hamlogからファイルを出力してUploadすることにした。

まぁ、LoTWでグリッドを見ている人が少ないだろうことは予想でき、Gridを空白にして /7のデータを一括でUploadするというのもアリだろう。



実処理としては この後にグリッドごとに衛星用の処理を施してからのUpとなり、ひさびさの夜なべ仕事ということになった。

なお、当方は DXだけでなく、国内QSOの分もUpしてしまったが、DXだけにした方が もしかしてよかったのかも・・(^^;)

さて、現時点における LoTWのヒット率は、常置場所運用で 3.9%、移動で 7.1%、トータルでは 約6%である。まぁ、こんなものか。
ただし海外局だけに絞ると、トータルで約27%と数値が跳ね上がる。少しでもDXやっているなら、導入した方が幸せになれるかもしれない。

DXCCとしては、かなり昔のQSOで紙QSLが届いていないものでも LoTWでコンファームできたものがあり、とりあえず導入した甲斐はあったかな、と・・*2


*1 HamlogのRemarks1に「home」と入力してある。移動運用の場合、%で囲んで移動地を記入。Remarks1には、自局運用地情報のみ記入するというルールにしている。

*2 eQSLにも応用が利くけれど、ハナシと違って adif 3化はまだのようだし、HamlogもRemarks1かRemarks2の片方しかadif出力できないし・・やはり自前で何とかしなきゃならんのか・・(^^;) でも、常置場所だけだったら衛星情報だけで移動地情報不要なので なんとかなるか。衛星じゃない移動も なんとかなるか。問題はやはり衛星移動運用。

Tada/JA7KPI : 2016年03月11日(金)
コメント(7) [コメントを投稿する]
CNS 2016年03月12日(土) 18時

ご無沙汰しています。<br>小生も考慮中でした。本ブログを参考に登録してみたいと思っています。分からないことがあったら御指導下さい!

JA7KPI 2016年03月12日(土) 23時

Hamlog使っていて、かつ移動や衛星の運用が ごく少ないのなら、超簡単なので悩む必要はまったくありません。<br>一番いいのは、やはり結果の確認が早い・・ということかもしれません。

CNS 2016年03月13日(日) 11時

RES有難うございます。固定運用と移動は1エリアのみ(GL同じ)ですので運用は問題なさそうですね!私もARRLへのお手紙がネックでした。eQSLのようにMAILですと楽なんですが・・・ 今1エリアです。彼岸までには7の予定です。

JA7KPI 2016年03月14日(月) 23時

eQSLも常置場所と 1エリア時代のデータ(杉並/府中/市川)はUPしましたが、これ以上は ヤル気でません。(^^;)

JP1LRT 2016年03月26日(土) 00時

LoTW登録ありがとうございます。 VUCCで貴重な PM99 PN90を頂きました。

JP1LRT 2016年03月26日(土) 00時

連投すみません。DXCCだけでなくVUCC WPX にも使えるので、国内分もupしていただけると助かる、という人は少なく無いと思います。

JA7KPI 2016年03月26日(土) 10時

なるほど VUCCって そういうアワードだったんですね。グリッド分けて Uploadしてよかった。(^^)<br>今、判明したのですが、大昔はLRTさんと同じサブスクエアからQRVしてました。ちょっと懐かしい・・


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