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[Radio] コイルを巻く

2015年04月06日 21時 更新

常置場所の新アンテナ用コイルをヒーコラいって巻いた。線材は 2mmφのPEW。ボビンはよくある塩ビパイプ VU50で直径は6cm、ボビン長は20cmだ。

巨大コイル2個。巻き方が雑なのと色調が変なのはご勘弁を。判るヒトは、何をやろうとしているのか だいたい推測できるだろう。・・って、3.5MHzのトラップにしてはデカいな・・

85μHを目標に巻いたのだけれど、MMANAのオマケ機能によれば巻数70回のハズだったのだが、固定コンデンサを並列にして測った共振周波数から実際は60回でOKということになった。このズレの原因はイマイチ判然としない。

ジャンク箱には さすがに (もう ^^;)高圧対応の固定コンデンサは無く、共振用コンデンサには今回も同軸ケーブルを使った。RG-58A/U、1mあたり94pFである。

コンデンサ用の同軸ケーブルはボビンの中に固定するわけだが、その姿勢によっては共振周波数が100kHzほど変化してしまうので、うまい姿勢を見つけ、動かないようエポキシボンドで固定するというワザが必要となる。
また、コイルのピッチを指で広げたり狭めたりすることでも数十kHz動くようだ。

それにしても このコイル、デカいし重い。なんと1個450gもあった。こんなに重いのは、移動用ではなく常置場所用だからである。移動用ではとてもこんなデカいコイルは使う気になれない。

しかしまさか こんなに巻くことになろうとはのう・・ PEWも想定を超えて使うことになってしまい、さらにオヤイデ電気商会に発注せんと続きにかかれなくなった。
というわけで、アンテナ製作は ちょいと中断である。

さてさて、今回も(?)意表を突くアンテナにしたいとは考えているのだが、はたしてマトモに動くのかどうか・・ 刮目して待つよろし !!



2015.04.06 追記:

コイルもう1種。こちらはいたって普通のサイズ。7MHzのトラップみたいだな。

残った線材で、別のコイル 1個巻くことができた。

こちらのコイルは 12μH。同じ径でボビン長は9cmなのだが、やはりMMANAによる計算(17T)よりも巻数が少なく(14T)なった。
うーむ、大丈夫かな・・と思ったら、MMANAのマニュアルにも「この近似計算の精度はあまり良くなく・・」と断り書きがあった。*1

また、やはり共振コンデンサとしての同軸の姿勢は共振周波数にかなり影響し、下手すりゃ 500kHz以上にもなる。コイル自体とともに接着剤をうまく使って固定する必要がありそうだ。

線材の不足分は概算で積算し、オヤイデ電気商会に発注した。


*1 森さんってスゴイ。

Tada/JA7KPI : 2015年04月03日(金)

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