ZCR/bLOG


[Radio] モービルホイップ

2014年12月30日 23時 更新

久々にクルマのアンテナをチェックしてみたら、144MHz帯でのSWRが極めて悪く、Rigのプロテクション回路が動作してるっぽい。

最初は、アンテナ自体が壊れたと思ったのだが、よくよく調べてみると、Rig側のN型コネクタ直前で同軸ケーブルの外部導体(網線)が完全に断線していた。

CA-50HSCHL-19CHL-260
FreqSWRFreqSWRFreqSWR
48.232 137.382 139.972
48.951.5 140.011.5 142.201.75
50.001.05144.001.05144.001.6
50.351.1 145.001.05144.591.5
50.681.3 146.001.1 145.221.4
50.791.4 147.491.2 145.941.3
50.891.5 148.031.3 146.841.2
51.261.75148.871.4 148.461.15
51.602 149.541.5 149.751.2
122.252 151.621.75150.831.3
123.041.5153.602 151.541.4
123.771.1430.001.7 152.141.5
124.431.5433.001.7 153.811.75
125.042 435.001.6 155.492
439.001.4 430.001.35
440.001.3 433.001.4
435.001.6
439.001.3
440.001.3

430MHzでは、それなりに正常範囲なSWR値でプロテクションもかかっていなかったので、まさか完全に切れているとは思わなかった。移動での衛星運用のため、頻繁にコネクタあたりをいじり回したせいなのかもしれない。

寒い車庫内で復旧作業。もともと付いていたN型コネクタ*1からハンダを除去し、再度ケーブルをハンダづけ。

然る後、あらためて各モービルホイップのSWRをチェック。結果はTABLEのとおり。*2

ふだんクルマに付いているのはCA-50HSとCHL-19*3。衛星QRVのときにはCA-50HSをCHL-260に付け替えたりもする。

CA-50HSは 50MHzモノバンダのセンター・ローディング・ホイップなのだが、123~124MHzでも使えるようだ。3/4波長モードで共振しているのだろう。ただし、打ち上げ角はかなり高めとなる。

さて、今年も残すところあと1日・・・


*1 このN型コネクタは ちょっと特殊で、センターピンをケーブルの芯線に付けるのではない まるでM型のようなN型コネクタである。

*2 430MHz帯は、SWR計によるもの。それ以外はクラニシのアンテナ・アナライザ BR-210による。

*3 ただし、ほとんど倒したままである。クルマを運転しながらの無線運用はほとんどしない。(^^;)

Tada/JA7KPI : 2014年12月30日(火)

«積雪 最新 HNY 2015»
編集