久々にクルマのアンテナをチェックしてみたら、144MHz帯でのSWRが極めて悪く、Rigのプロテクション回路が動作してるっぽい。
最初は、アンテナ自体が壊れたと思ったのだが、よくよく調べてみると、Rig側のN型コネクタ直前で同軸ケーブルの外部導体(網線)が完全に断線していた。
CA-50HS | CHL-19 | CHL-260 | |||||
Freq | SWR | Freq | SWR | Freq | SWR | ||
48.23 | 2 | 137.38 | 2 | 139.97 | 2 | ||
48.95 | 1.5 | 140.01 | 1.5 | 142.20 | 1.75 | ||
50.00 | 1.05 | 144.00 | 1.05 | 144.00 | 1.6 | ||
50.35 | 1.1 | 145.00 | 1.05 | 144.59 | 1.5 | ||
50.68 | 1.3 | 146.00 | 1.1 | 145.22 | 1.4 | ||
50.79 | 1.4 | 147.49 | 1.2 | 145.94 | 1.3 | ||
50.89 | 1.5 | 148.03 | 1.3 | 146.84 | 1.2 | ||
51.26 | 1.75 | 148.87 | 1.4 | 148.46 | 1.15 | ||
51.60 | 2 | 149.54 | 1.5 | 149.75 | 1.2 | ||
122.25 | 2 | 151.62 | 1.75 | 150.83 | 1.3 | ||
123.04 | 1.5 | 153.60 | 2 | 151.54 | 1.4 | ||
123.77 | 1.1 | 430.00 | 1.7 | 152.14 | 1.5 | ||
124.43 | 1.5 | 433.00 | 1.7 | 153.81 | 1.75 | ||
125.04 | 2 | 435.00 | 1.6 | 155.49 | 2 | ||
439.00 | 1.4 | 430.00 | 1.35 | ||||
440.00 | 1.3 | 433.00 | 1.4 | ||||
435.00 | 1.6 | ||||||
439.00 | 1.3 | ||||||
440.00 | 1.3 |
430MHzでは、それなりに正常範囲なSWR値でプロテクションもかかっていなかったので、まさか完全に切れているとは思わなかった。移動での衛星運用のため、頻繁にコネクタあたりをいじり回したせいなのかもしれない。
寒い車庫内で復旧作業。もともと付いていたN型コネクタ*1からハンダを除去し、再度ケーブルをハンダづけ。
然る後、あらためて各モービルホイップのSWRをチェック。結果はTABLEのとおり。*2
ふだんクルマに付いているのはCA-50HSとCHL-19*3。衛星QRVのときにはCA-50HSをCHL-260に付け替えたりもする。
CA-50HSは 50MHzモノバンダのセンター・ローディング・ホイップなのだが、123~124MHzでも使えるようだ。3/4波長モードで共振しているのだろう。ただし、打ち上げ角はかなり高めとなる。
さて、今年も残すところあと1日・・・
*1 このN型コネクタは ちょっと特殊で、センターピンをケーブルの芯線に付けるのではない まるでM型のようなN型コネクタである。
*2 430MHz帯は、SWR計によるもの。それ以外はクラニシのアンテナ・アナライザ BR-210による。
*3 ただし、ほとんど倒したままである。クルマを運転しながらの無線運用はほとんどしない。(^^;)