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[Radio] チゴキ崎

2013年06月05日 07時 更新

08:30頃、朝のお仕事を終えて50MHzを聞いてみたら、別世界の如き盛況。

福島のビーコンは 0.1Wまで聞こえるし、新潟、三重、宮崎も入感していた。ざっとワッチすると、全エリアが聞こえているという状況である。
また、北米狙いと思われる千葉のBMJ局の信号なども599+であり、大型のEsと北東のスキャッタが同時に発生していたものと考えられる。しかし、爆発のピークは既に過ぎていると思われた。

昨日(6/1)もEsが出て国内CONDXはそれなりに開けていたし、今朝の爆発からみて午後にも再度開ける可能性があると踏み、北西スキャッタ狙いで八峰町チゴキ崎(PN90XJ)に移動。

ちなみに、現地には「チゴキ岬灯台*1」があるが、この辺では誰も「岬」とは呼ばない。チゴキ崎 あるいは単に チゴキである。

さて、アンテナ設営*2完了してスタンバイしたのが14時頃。6エリア局は入感しているもののだいぶ萎んでしまっている。

下の周波数を聞いてみると、HL2IFRが北西スキャッタで超強力に(59+30dB以上 SSB)入感している。呼んだら2回目くらいで拾ってもらえた。
そのすぐあとにCWで BD3局を呼んでQSO。

14:20頃から北西ビームのままCWでCQ出し、九州からポロポロと呼んでもらう。
数局できた後にどうも6mの国内クラスタに載ったようで、1エリアからも呼んでもらえた。

その後、中国と韓国と1局ずつできたが、国内CONDXはダメダメ状態に。しかし、バズの状況にあまり変化はないようだ。


八峰町 チゴキ崎 (背景: チゴキ岬灯台) PN90XJ。アンテナ 310°あたりを向いているが 330°にしとけばよかったか。

ここでHFにQSY。24MHz→18MHz→28MHz→21MHzとQSYして1局ずつ。50に戻って、韓国ともう1局。

16時を過ぎると、国内局はほぼ聞こえなくなってしまったのだが、しつこくCWでCQ出したり、DX周波数をワッチしたりしてたら、なんか動きが・・宮城の200W局がどこかとQSOしている。しかし、ご本尊は こちらには聞こえない。*3

BMJ局もお出ましになり、ここでも599++*4で聞こえていたが、QSOできなかったもよう。


band/area1 2 3 4 5 6 7 890dxQSO
50 1 1 5 6 2 9 1 126

6月2日 常置場所での出来高


band/area1 2 3 4 5 6 7 890dxQSO
18 1 1
21 1 1
24 1 1
28 1 1
50 5 1 5 516
total 5 1 9 520

6月2日 チゴキ崎での出来高

なんにしても、聞こえない局とは交信できない。ま、交信できなくとも、せめて聞きたかったな。

今回、アンテナはずっと北西方向(300~320度)に向け、バックスキャッタでの信号強度最大方向を追っかけていた。
しかし、ご本尊を受信するためには、バックスキャッタの最大方向にとらわれず、もっとしっかりビーム方向を探索すべきだったのかもしれない。*5

小電力局が交信成功するためには、CONDXが相当良好である必要があるが、そうなるとド・パイルになるのは必至。
交信のためにはパイル以前に見つけて呼ぶか最初からCQ出している必要がある・・って、当たり前だな。(^^;)


*1 国土地理院の地形図等にもその呼称で掲載されているためか、八峰町のサイトにも「チゴキ岬灯台」として紹介されている。ぜんぜん関係ないが、八峰町の英語名は Happo Town であるが、ドメイン名は town.happou.akita.jp となっている。なして? CI戦略的にマズいのでは?

*2 設営中に左腕左肘左足の3か所をブヨにやられた。

*3 これが S5だったのか? なんで聞こえんの!? 同一伝搬ライン上に位置してないから?

*4 バックスキャッタでこれだけ強力なら前方へ伝搬していくエネルギーが減ってるのではないかなどと考えてしまうのだが・・いや、そのために大電力が要るのか・・・

*5 なんかどっかで聞いたような話だな・・と思ったら、2011年6月25日の記事 で、自ら「ご本尊はほぼ北北東から入感していたが、国内から呼ぶ多くの局はちょっとズレた北東からの反射波が強力だった。」と書いてるではないか。(^^;)

Tada/JA7KPI : 2013年06月02日(日)

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