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[PC] FreeBSDをノート機に

2012年02月01日 01時 更新

いやぁー寒いっ。積雪も H18豪雪に匹敵・・と報道されていたけど、さもありなん・・と。
雪かきタイヘンだけど、冬場のスポーツのつもりでやってるので、今んとこツラくはないのだが・・(^^)

さて、電源交換して「寒がりPC」も解消したので、とりあえず次のステップへ進んでみようかと。

・・といっても「即、肆號機」・・ではない。
まずは、WinXP/FreeBSDのデュアルブートだった参號機からのFreeBSD消去を実行した。

やはり、OSとしては WinXPをよく使う・・という現実がある。
そうすると、FreeBSDを起動する機会が減ってしまい、デュアルブートの意味が薄れてしまうのだ。

WindowsではないOS・・FreeBSDをイジるためには、別PCにインストールし、Windowsと同時に使えるようにすべきだったのだ。*1

というわけで、拾ってきたノートPC*2のハードディスクを 80GBに換装し、メモリを 1GB積んで FreeBSD 8.2-RELEASEをインストールした。*3
FreeBSD機としては、弐號機もあるのだが、やはりデスクトップ機では使い勝手がイマイチだし、HDDの音もうるさい。(^^;)

8.2-RELEASEのインストール自体は あっと言う間に終了したが、問題は X11以降である。今回から、dbushaldを使うことにして rc.confには次のように書いた。mousedの設定は不要*4になった。

dbus_enable="YES"
hald_enable="YES"
#moused_enable="YES"

Videoのチップは Intelなので、xorg.conf にはその旨を設定したが、実はそれでは動かず、vesaに設定してようやく Xが動いた。*5

Driver      "vesa"

KDE Desktop。Windowsじゃないよ。

デスクトップ環境は、例によってKDE。早々と4.8にした方もおられるだろうが、当方は まだ 4.7.4である。ビルドに1日以上かかった。

そのKDEでは、起動直後からNepomuk関係のエラーが出て、これもワケワカラズ。けっきょく、/usr/ports/databases/virtuoso をインストールした上でデスクトップ検索を無効化した。(^^;)

このPCもUTF-8化させたので、editorには emacsを採用。普通にインストールするとGTKのemacsになってしまうので、WITHOUT_X11でインストール。*6

日本語入力は、scim-anthyを使用。ATOKに似てるのと、cannaの辞書が使えるのが決め手。*7
WinXPのATOK2009から登録単語ファイルを吐き出し*8、それをUTF-8に変換した上でcannaの辞書に再変換。然る後、新PCで読み込んだ。もちろん、カナ入力にもしっかり対応している。偉い! anthy!!*9

また、UTF-8にしたせいか メディアプレーヤの xmmsの日本語曲名表示*10等が化け、従来の対処法が効かなくなってしまったため、xmmsの使用をやめて Audacious*11をインストール。これもWinampモドキのプレーヤだ。

このほか、当然ながら firefoxgpredict*12もインストール。もちろん、PDFファイルのリーダや、flashプラグインも。動画プレーヤもあるが、あいにく このPCの光学ドライヴはDVDではない(T_T)。このほか最近は USBメモリの自動認識(mount)も必須である。*13

さてさて、あとは、wineを使って MMANAとか ZLOG/HAMLOGといったWindows用アマチュア無線アプリ*14を動かせればいいわけだが・・もう少しかかるかな。*15


*1 もちろん VMWARE等での仮想化もアリだが。

*2 CPU PentiumM 1.3GHz

*3 9.0-RELEASE も出たが、基本的に「#.0」という Versionは使わない方針である。

*4 /etc/X11/xorg.conf 中の設定は必要。

*5 5日くらい悩んだ。

*6 「emacs-nox11」というportがあるので、そちらを使うのが良さそうだ。

*7 とはいえ「読み」はすべて「ひらがな」でなければならず、いわゆる全角アルファベットとか「・」も使えず、エラーになってしまう。単語ファイルひたすら手作業で修正した。

*8 XPの内部処理はUTF-8だが、受け渡しファイルのエンコードは基本的に Shift-JISである。

*9 これ、なんて読むの? ・・あんしぃ・・みたいね。

*10 ファイル名ではなく、mp3のID3タグにある曲名やアーティスト名のこと。ここにも、Shift-JISが使われている。Windowsのファイル名は基本的にUTF-8である。ただしFAT32上ではShift-JISだ。

*11 これ、なんて読むの? おーでいしゃす? さておき Audaciousには Shift-JISのID3タグを変換して表示する機能がある。

*12 UNIX版の衛星軌道計算プログラム。

*13 USBメモリのマウントには SCSIの設定が必要。

*14 以前挑戦したときは、CALSAT32はWindowsべったりの造りらしく動かなかった。ま、仕方ないけど。(^^;) gpredictがあればいいか。

*15 WSJTとかは FreeBSD用のパッケージあったよな。

Tada/JA7KPI : 2012年01月31日(火)

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