ロック映画というジャンルが成立する余地があるのかどうかは判らない。
ゲテモノホラーや難解SFがメインのKPIではあるが、いちおう この手の映画も守備範囲に入ってるのである。
決め手は「ロックへの愛」だ。(^^;)
評論とか感想とかは、その筋のサイトにおまかせし、ロック映画の紹介メインということでちょっと書いてみよう。
スクール・オブ・ロック スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]
パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン
¥945
ハイ・フィデリティ 特別版 [DVD]
ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント
¥1,483
最初の2本は、ジャック・ブラックがらみの作品。
製作は「スクール・オブ・ロック」*1の方が後だが、KPIは「ハイ・フィデリティ」を後に観た。
ヴォーカリストとしてのジャック・ブラックも、かなりいいとこまで行ってる。
ブルース・ブラザース 【プレミアム・ベスト・コレクション\1800】 [DVD]
UPJ/ジェネオン エンタテインメント
¥1,279
ジョン・ベルーシには、ヤクで死亡ということもあってあまり良い印象は持っていなかったが、ダン・エイクロイドについてはファンだったため、彼のフィルモグラフィをさかのぼる形でこの作品と出合うこととなった。彼は脚本も手がけている。
続編も観たが、面子の豪華さはさておき、映画としてはやはりこっちだろう。
アメリカン・グラフィティ 【プレミアム・ベスト・コレクション\1800】 [DVD]
UPJ/ジェネオン エンタテインメント
¥4,097
言わずと知れた「スターウォーズ」の監督の大ヒット作だが、作り込まれた作品のような気もしている。
後年、山下達郎の「サンデー・ソングブック」などの影響によりオールデイズ曲にも興味がわき、その流れで観てみたら佳作であった。
それまで1960年代初期の音楽については「シェリー」くらいしか知らなかったが、本作にはこの大ヒット曲が使われていない。*2
はっきりいって、ブルーハーツなんて知らなかった。が、これは良い映画である。でも、電気グルーヴは要らないような気もするが・・ま、いっか。
スパイナル・タップ 【ベスト・ライブラリー1500円:80年代特集】 [DVD]
ジェネオン・ユニバーサル
(no price)
偽ドキュメンタリー形式で製作されたロックへの愛に溢れる逸品。しかも笑える。(^^;)
クリストファー・ゲスト扮するギターリストは、ジェフ・ベック先生のパロディでもある。しかし、しっかり愛が感じられるため、ベック先生はこのバンドのライヴ*3に客演したりもしているのである。
なんか、かなりイギリス的な雰囲気がするんだけど、アメリカ映画。監督は後に「スタンバイ・ミー」や「ミザリー」を撮ることになるロブ・ライナー。
でも、本作の仕掛人は、やはり脚本も書いたクリストファー・ゲストだろう。
あの頃ペニー・レインと デラックス・ダブルフィーチャーズ [DVD]
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
¥35
この作品を観るまでは、前項の「スパイナル・タップ」が最高ロック映画だと思っていた。
この作品・・正確には、2枚組DVDに収録されている161分の特別編集版*4が現時点での最高のロック映画であると断言できる。
そして、忘れちゃならないのがDisc1に入ってる特典映像「未公開シーン ** to Heaven」だ。「** to Heaven」ってのは、Led Zeppelinの「天国への階段」である。
未公開シーンだから当然かも知れないが、音楽は収録されておらず、画面に「お手持ちのレッドツェッペリンIVの "** to Heaven"をかけて下さい。5 4 3 2 1 スタート」と出る。
で、それは、登場人物たちが「天国への階段」まるまる1曲を聴く・・というシーンなのだ。
これを観終わって、笑ってしまった。ゆうに20秒は笑ってしまったのである。・・・・・愛だよ、愛。*5
ちなみに、下の作品はロック映画のふりをしているが、単なるアイドル映画でしかない。ロックへの愛がまるで無いのである。
ただし、スティーヴ・ヴァイとのギター・バトルだけなら面白い・・というか、笑えるかも。主人公側のギター弾いてんのもスティーヴ・ヴァイだけど。*6
クロスロード [DVD]
ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
¥945
あと、下の作品は、助演のエイミー・マディガン*7がすごくいいんだけれど、ヒロインが口パク(しかも他人が歌ってる)なのは裏切り行為だよな。
ストリート・オブ・ファイヤー 【ベスト・ライブラリー 1500円:アクション特集】 [DVD]
ジェネオン・ユニバーサル
¥1,629
今気づいたんだけど、上のダメダメ*82作品の監督はどちらも ウォルター・ヒルなのである。(T_T)
*1 しかし、ロックは教えるものなのか・・という問題は、ある。(^^;)・・・ところが、ロック狂いの主人公と放課後のロック学校の設定は 原作料は支払ってないらしく、クレジットもされていないが、ほぼ実話だというハナシもあり、まったくもってアメリカという国は・・なのである。(-.-;)
*2 監督は Four Seasonsが嫌いなのか、もしくは何か「曰く」があるのだろう。
*3 映画用のバンドだったが、後にアルバムも出している。
*4 原題は「Almost Famous」ではなく、「Untitled」となっている。
*5 「銀河ヒッチハイク・ガイド」にも出てた ズーイー・デシャネルが主人公の姉役で出てる・・てゆーか、この作品で注目されたらしい。知ってる役者は彼女だけ。
*6 ヴァイ自身はけっこういいんだけどね。
*7 「フィールド・オブ・ドリームス」の奥さん役のヒト。
*8 もちろん、単純に映画としては決してダメダメというわけではなく、それなりに面白い作品ではある。・・・たぶんね。(^^;)