「銀河ヒッチハイク・ガイド (The Hitchhiker's Guide to the Galaxy)」は、2005年製作のドタバタSFだ。
タッチストーン(ディズニィ)が絡んでるし、製作費の出どこはアメリカらしいものの、監督をはじめスタッフ・キャストのほとんどがイギリス人であり、この作品はイギリス映画といっていいだろう。
映画自体は傑作だし、内容等については Wikipediaとか他サイトを参照してほしい*1。
ここで言及したいのは、お話しの始めと終わりに1回ずつ登場するパラボラ・アンテナのカットについてだ。
もちろん、このアンテナはイギリスの ジョドレルバンク天文台にある Lovell Telescope である。しかし、なぜ 羊 がいるのだろうか?? ここに羊が出てこなければならない必然性はどう考えても無いのである。
これって、2000年のオーストラリア映画「月のひつじ (The Dish)」へのオマージュだったりするのかも。いや、もしかすると、オーストラリア パークス(64m)よりもデカいディッシュ(74m)であることを主張しているのだろうか(^_^)。合成用の素材として、わざわざ羊を撮影しているわけで、やはりパークスを意識しているとしか思えないのである。
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アポロ11号*2の月面着陸(のTV中継)をあつかった*3「月のひつじ」の原題は The Dishであり、そのとおり パラボラ・アンテナが主役といってもいい映画である。
さて、パラボラ・アンテナといえば、以前、某仕事でJAXA*4の施設におじゃましたとき、直径2mくらいのパラボラが施設の外に(どう見ても)放置されているのを見て、よっぽど「棄てるんなら、くださいっ!!」って頼もうかと思ったのだが、あくまでも仕事だったので、グッとこらえたことがあった。
パラボラのほかにも、2GHz用くらいのヘリカル・アンテナとか、いろいろあって楽しかった。今はもう落ちてたりはしてないんだろうなー・・(^^;)*5
*1 あまりのカルトさにぶっ飛ぶぞ(^^)。もともとはBBCのラジオドラマだったらしい。
*2 アポロ11といえば、燃えるのは やはり打ち上げシーンである。We're still GO with Apollo-11..歳バレるけど。
*3 つまり、実話(^^;)をモトにしている。
*4 当時は統合前で、まだ ISAS だったが、NAL関連の実験もおこなっていた。
*5 無線にまったく関係無いネタを書いているわけではないのだけれど、この bLOGの場合、Radioカテゴリじゃないとあまり見てくれないんだよなぁ・・(^^;)