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[Radio] 再び寒風山 etc.

2008年06月09日 18時 更新

寒風山 第一火口の縁

6/7 なんか ALL JA0の21/28MHzコンテストがあるなー・・男鹿にでも行ってみっか・・と、再び寒風山にやって来た。

以前の移動ポイントでは、若美の凧揚げ大会とかいうイベントが開催される気配のため、大事をとって寒風山第一火口近傍にポイントを変更。こちらは標高若干低めで水平線が見えないのだが、まあ、しかたない。

火口を一周できるらしい小道の脇でアンテナ展開。ちなみに、火口の下に降りる道もある。なにやら「風穴」もあるらしいのだが、800mも歩かなければならないようで、今回は断念。

地図画像

現場は、またしても頂上の展望台から丸見えなのだが、ちょっと下ると展望台や道路から死角になる場所があるので安心(^^;)。

さて、今日はいつものダブル逆LとAO-7用に作った28MHz用逆Vの比較をJA0コンテストの信号を使ってやってみようというネタである。

ダブル逆Lは、チューナ(ATU)依存のアンテナだが、逆Vの方はいちおうちゃんと共振していてSWRも2未満となっており、ついでにMMANAのシミュレーションによれば車体が八木宇田アンテナの反射器として動作していて10dB程度のゲインがとれてる可能性がある。

アンテナ展開状況

で、いきなり結果発表!!

28MHzでの比較では、ダブル逆Lの方が少し強い。逆Vは地上高低い割には検討しているといえる。しかし、車体に近いせいかクルマのノイズを拾ってしまい、S/Nが悪い。

車体から遠ざければS/Nは改善されるだろうが、今度は車体の反射器としての動作が鈍くなってしまうことによるゲイン低下が考えられる。

21MHzでは、どちらのアンテナもATUを入れることになるが、確実にダブル逆Lの方が良い。まあ、21MHzでは車体の反射器動作は無いし、地上高も違うのでこんなものかと。

14MHzでも軍配はダブル逆Lに上がった。なにしろ、下の逆Vでは聞こえない信号が聞こえるのだ。こんなに差があるとは思わなかった。*1

本命の28MHzに話を戻すと、Esで入感している九州局と対流圏散乱で入感している(と思われる)信越局のどちらもダブル逆Lの方が信号は強かった。逆Vが車体反射(八木宇田動作)で最大ゲインを得られる打ち上げ角は約50度なのだけれど、EsもGWもこんな高角度から落ちてきてるワケないもんな。MMANAの計算によれば低仰角ではダブル逆Lの方が指向性利得が高いし、けっきょく、28逆Vはやはり衛星用か・・・・

さて、JA0コンテストの方は、もうちょっと多くの局が聞こえるかと思いきや、実はあまり聞こえなかった。21/28あわせて10QSO程度できただけである。

コンテストが低調だったので、18MHzへ遊びに行ったらボチボチ呼ばれ、10時半〜13時で50局くらいできた。リクエストに応じて14MHzへ降りたら、なんか訳わからずのキーイングをする局に妨害(?)され、リクエストがあった28MHzへ逃げたもののタイミング悪かったのか、ここで途切れてしまった。

それはさておき、男鹿市移動では今まで18MHzにQRVしたことはなかったが、今回は9,0エリアを除く全エリアとQSOでき、ヨカッタよかった(^_^)。ただ、21MHz以上の周波数のCONDXがイマイチだったのが残念であった。


地図画像

帰宅して自転車で走って晩飯喰らった後、神奈川コンテストでも聞いてみようかと、米代川河口へ(写真撮るの忘れた)。宮崎や石狩後志も開催中なのだけれど、1.9MHz部門があるのは神奈川だけなんだな。

堤防の上に陣取り、フルサイズ逆Vを東西に展開。

コンテスト前に移動局等がけっこう採れたものの、肝心の神奈川は1.9では局数が少なく、意外に低調。
不可解なナンバを送っている局もいたりして、なんかモティベーション低下してしまい、1時間程度でリタイア。(^^;)


地図画像

6/8 も 朝からHFハイバンドが良好。自宅シャックから28MHzで石狩後志コンテスト参加局を2局捕まえる。網走郡移動のJXC局とはVO-52のほか24/28MHzでも交信。また、福井県越前市移動のASQ局と14〜28MHzで交信*2。越前市は全部NEW。ASQ局とはようやく28MHzでの初交信となった。ウレシイ!!

昼飯後、CONDXは低下傾向であったが50MHzの動向が気になり、能代港 PN90XFに出向いて5エレを上げてみる。近所の はまなす展望台 ではなにやらイベント*3をやっていたし、釣り人も多かったのでマストのフルアップは控えることとなった。

能代港PN90XFからEu方面(^^;)

49.7MHzのVIDEO信号は強力なのだが、Euらしき信号や他のCQ等もまったく聞こえず。しかし、福島のビーコンはカスカスながらも聞こえている。

真西にアンテナを向けると、以前も聞こえたことのある中国語のFMが聞こえる。

アンテナを振りつつ50.151MHzCWでCQビーコンを流すが、まったく反応なし。唯一、大仙市のOMさんから呼ばれただけ。

この時、アンテナはEu方面向けだったのだが、ちょうどFAIのようなかなりフラッタがかかったようなトーンで聞こえてきていた。もちろん、アンテナをダイレクトに向けたら正常なトーンになったのだけれど、バックのまま交信してみるのも面白かったかも。

というわけで、間違いなく北西方向に反射(散乱?)源が発生していることは判ったのだが・・・しかし、福島のビーコンはこの方向からは入感して来ない・・・けっきょく17時頃であきらめ、帰宅。

ちなみに、今年の夏至は6/21(土)である。

*1 ダブル逆Lでの了解度5のものが逆Vでは本当にまったく聞こえないので、さすがに吾が耳を疑った。

*2 しかし、耳いいですねぇ。さすが鬼耳。

*3 太鼓フェスティバル in 能代港

Tada/JA7KPI : 2008年06月08日(日)

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