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[Radio] HNY 2008

2008年01月08日 22時 更新

新年 明けまして、一般的にはおめでたいようでございます。
とりあえず、本年もよろしくお願いいたします。m(__)m

さて、
JA7KPIの2007年総交信数は前年の総QSO数に大きく届かなかったが、これは予定どおりであった。いや、負け惜しみじゃなくて。(^^;)

2007年交信数は下表のとおり。

BAND1.93.5710141821242850144430SATTotal
QSOs12952162042392971321401035524282882202


ALL JAと全市全郡が14MHzシングルでの参加だったので、このバンドでのQSOが若干増えたことを除けば、ほぼ全バンドで減少した。しかしながら、SAT(衛星通信)だけは倍増となった。
最多QSO数のバンドは50MHzで、いちおうまだ6mマンのKPIなのであった。


地図画像

2008年最初のQSOは、衛星 AO-7 経由となった。
衛星通信については、納得いかない事象が多い。ま、実力がついていかないということもあるのだが、特にAO-7は難儀な衛星なのである。

実は、今年の年賀状のデザインを本物の2008年の初日の出にしようと目論み、早起きして*1撮影に出かけたのはいいけれど、7時前は森吉山も見えそうな*2期待がもてるお天気だったのに、吹雪になっちまうんだもんな。

それで、急きょ白神山地でも撮るか・・・と港に行ったついでに09時過ぎのAO-7にQRV。(^^;)

能代港 PN90XF から白神山地を望む 同じ能代市内でも、ここはグリッド・ロケータがちょっと違う。
PN90XF。このロケータからは初のQRVだ。*3

MELは約40度。やはり今回もなかなかループ取れず。

いきなり強力に聞こえたと思ったら、すぐに聞こえなくなるってのは偏波面の回転なのか? それにしても不安定すぎる。
AO-7のWebサイトには特に記載がないので衛星側の出力異状ではなく、やはり当方の受信能力に問題があるのだろう。次の機会には受信用アンテナとして普通の逆Vあたりを使ってみようか。

なんとか2局とQSOしたつもりだが・・・耳がよくないのでかなり不安。(^^;)

ところで、今、写真判定してみたら、MEL40度といっておきながらアンテナの仰角は25度しかないではないか。うーむ、先が思いやられるな。*4


2008/01/06 追記: 17:00からのAO-7で、29MHzのダウンリンク受信アンテナをWhipから逆Vに変更してみた。

アンテナ画像は割愛するが、以前50MHz用2エレH-Hentennaで使っていた8D-2V用のM型接栓に1mの銅パイプをハンダづけして5D-2Vを通したものを再利用。これの先端から2本の電線を2.5mほど伸ばして逆Vアンテナとし、アンテナ基台にセット。

車高+1mで地上高は2.7m程度*5なのだが、聞こえ方は断然逆Vの方が強力。MMANAでの比較では、仰角20〜40度でWhipよりも+5〜7dBという計算結果となっている。もう1〜2m程度上げることができれば、さらによい結果が期待できそうだ。*6

今回はAOS1分後からのQRV開始で いきなりループが取れ、半信半疑でCQを出してみたらわりと呼んでいただき、8局とQSOできた。*7というか、もしかしたら今までも呼んでもらっていたのに当方が受信できていなかったのかも・・・(^_^;)*8

信号の聞こえ方としては、偏波面の回転か、電離層または対流圏のゆらぎか*9、QSBが激しい。そのQSBも周期性のあまり感じられない不規則なQSBである。

今回はしつこくCQを出し続け、LOSまで追ってみた。途中数分間ループを見失ってしまったもののLOS前に再捕捉。なんとかLOS時刻まで自分のループは聞こえたので、UpLinkのERPは十分のようである。

同じ能代市内からなので、またまた違うGL QN00AE(中川原の米代川堤防)からのQRVであった。


翌1月2日は、JARL主催NYPに相乗りの「VUオール秋田QSOパーティ」参加のため、移動運用。昨年は自宅シャックからのQRVだったが、やはり祭りは外へ出ないと・・(^^)

地図画像

とはいうものの移動地はなかなか決定に至らなかった。雪が積もってしまったので行けるところは限られるが、詳しくは現地に行ってみないとわからない。
男鹿市寒風山はあまりにもMajorだし最後の手段に取っとくこととして、第一候補を藤里町とし、08:30過ぎに出発。
ところが、馬子岱から登っていく道路が除雪されていなかった*10ため、途中から引き返し、30分以上ロスって第二候補の北秋田市阿仁スキー場 QM09FW*11へ向かう。

現着は11時頃になってしまった。当初はスキー場の駐車場の隅でなんとかアンテナを上げようと考えていたのだが、森吉山北側にあった森吉スキー場が閉鎖された分お客が増えたのか、駐車場整理の係員にいいように誘導されそうだったため、左折してひとつ上のクロスカントリーコースの駐車場へ。

ちょうど大会(?)が開催されていたようでクルマの数は多かったものの、悠々と領域確保することができ、一安心*12

現地は標高540m。気温氷点下3度の中、50〜1200MHzのアンテナをセットしQRVし始めたのは11時過ぎ。しかし、この手のコンテストでは開始2時間が勝負で、初っぱなの時間帯を逃すとなかなか局数が増えないのである。30分程度CQ出したりS&Pしたりして11:56からの衛星VO-52にQRVのため中座。

VO-52では、MEL7度と低めなことに加えAOSの北〜北西は山があるため、ループが取れたのはLOS間際。それでもなんとか5局とQSO。CQ NYPとかRST+NAMEを打つ余裕はまったくなかった。(^^;)

VO-52のLOS後15分程度でFO-29のAOSとなる。AOSは南東なので山の陰。ちょっと待って衛星が登ってきてからCQ。しかし、天頂コースなのにVO-52のときと同じ仰角・・というかほとんど仰角無しの状態のままでQRVしてしまい、途中でループを見失ってしまう。うぅむ、修行が足らん。

ようやく衛星が降りてきてループ取り直しQSO再開するも、今度はまたもや山の陰に入ってしまってLOS。けっきょくたったの4QSO。衛星メインの移動じゃないので、どうしても山に登る必要があったし、今回は仕方ないかなぁ。*13

その後、13時過ぎのFM衛星AO-27でXXK/きこり氏とNYPのQSOができ、ここでお昼ご飯。

森吉山 阿仁スキー場 QM09FW

昼飯後、QSOパーティに復帰。
大館市長根山公園移動局とQSO。先方は森吉山の反対側である。ビームを振ってみると、秋田市方向が最も強力。もちろんダイレクトに向けても入感ナシ。
先方からは森吉山は見えるハズ。電波が反射を繰り返してぐるりと廻って前方から入射するとは考えにくく、これは、もしかして回折波が前方の太平山系で反射して届いてるのかいな??

50、1200では、いくらCQ出しても応答無し。430も初めはいくらか反応があったものの、ダメダメ状態に遷移。

アンテナ積載状況

14:31からのSO-50ではCQを出し、4局とQSO。ここでも森吉山の陰で早めのLOSになってしまった。
その次のAO-27は、送信タイミングを逸してしまい、無送信。(^^;)

その後はQSOパーティを適当に切り上げ、15時過ぎに撤収。

なお、アンテナ自体は組み上げたまま写真のようにしてスキーキャリアに積んでいる。しかし、これだと50MHzの八木と一緒の時は問題あるかもなぁ・・・(^^;)

というわけで、今年も アンテナを作って移動運用 ってのがJA7KPIのメインスタイルとなると思われる。どこかで聞こえたらコールしてね。

*1 早起きといっても日の出時刻は07:02なのでぜんぜん早くないのであった。

*2 森吉山からお日様が昇るという構図・・・のはずだった。

*3 せめてものお年玉?(^^;)ちなみに北隣のPN90XGに陸地はない。いつもの はまなす画廊はPN90XE。

*4 年賀状連携なので一部のヒトにしかわからないギャグ。

*5 その後、ケーブルを伸ばせるだけ伸ばして地上高3mちょいまで上げた。

*6 地上高を上げすぎると、高仰角に対応できなくなる。

*7 このときはMEL=24度だった。

*8 たぶんそーだろーな・・・orz

*9 電離層はさておき、対流圏の可能性はこの時季ないか。

*10 そうだよな、市道だし除雪するだけ経費無駄だもんな。

*11 ここらへんの道路はゼンリンもALPSも国土地理院の地形図と微妙に異なっているが、なぜだ??

*12 「キジ打ち」はどうしようかと思ったが、コース管理棟のトイレが使えたのでヨカッタ。

*13 言い訳(^^;)

Tada/JA7KPI : 2008年01月02日(水)

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