wine というソフトウエアがある。Windows Emulatorの一種だが、Wine Is Not an Emulator でもある。
Wikipediaを参照すると、エミュレイト/Emulateという言葉には、「模倣する」という意味があるのだそうだ。が、KPIの持ってる旺文社の英和辞典にはそんな記述はいっさいなく、意味は「競う/張り合う」となっている。うーむ。なんとなく判るような気もする。ま、いいか。
画像を見ていただければ、アマチュア無線家の皆さんには一目瞭然だと思われるが、Turbo HAMLOG/Win と MMANA が FreeBSDのKDE環境上で動いている。ということは、たぶんLinuxの各ディストリビューションや MacOS X でも動くはず(ppcではダメ?)である。
処理速度が気になるところだが、MMANAに表示されている435MHz用の17エレ八木宇田アンテナについて、自由空間として計算させたところ、計算時間は6.72秒であった。
ちなみに、Windows XPで同じことをやってみたら、なんと、6.8秒だった。つまり、FreeBSDで計算させた方がEmulatorを使っているにもかかわらず高速なのである。ほんとかよ。(ホントである ^_^; かのFAQでは、「プログラムは MS-DOS や MS-Windows の下でと同じスピードで走るはずです」とある)
そういうわけで、wineを使うことでWindowsを起動しなくてもいい環境が整いつつあるのだった。別にWindows(Microsoft)を毛嫌いしているわけではない。ただ、ほとんどをMicrosoftに依存するような体制ってモノに少しばかり危機感を抱いているだけだ。
でも、Calsat32の起動には、今のところ成功していない。(^^;)