某仕事場のUPS(無停電電源装置)がバッテリ交換サインを出すようになったので、とりあえずバラしてみた。
ブツは某APC社のよくあるタイプの型番=700番である。購入後、約3年6か月・・・・うーむ、バッテリの寿命だとしてもリーズナブルな期間だろう。
しかし、中身を開けてバッテリを取り出そうとしてみると、なぜか出てこない。取説には、くっついてるタグを引っ張れと書いてあるのだけれど、必死に引っ張ってたら、破れてしまった。
その原因は、写真を見れば一目瞭然。なんと、バッテリがパンパンに膨れていたのである。
写真は、違う角度から2枚。かなり膨れてゆがんでいるのがおわかりだろうか。けっしてシュールなデザインのバッテリなどではない。(そんなデザインのバッテリがあってたまるか)
そこで、左右両側からマイナスドライバを突っ込み、なんとか取り出しに成功したのであった。
しかし・・・なんというか、これは恐い。このまま使い続けていればどうなったのであろうか。
このバッテリは、おそらくシール鉛電池であろう。とすれば、中身の電解液はゲル状の希硫酸である。これが爆発することを考えると・・・恐怖である。
とりあえず、このUPSは使用停止(というか、しばらく使われていなかった)。使える予算をGETできた後に中身のバッテリを交換する予定。
追記: このバッテリは、2個を両面テープかなんかで貼り合わせているようだ。ヘタってるのはそのうち1個。もう1個は正常のよう。無負荷時電圧は、どちらも13V以上だが、ランプ(12V 20W)をつなぐとヘタってる方は電圧降下してしまい、点灯させることができない。
なお、交換用バッテリキットは13K程度のもよう。旧いバッテリは、メーカに送り返すと無料で処分してくれるらしいが、送料はこちらもちとなる。