ZCR/bLOG


[Radio] 能代宇宙イベント近傍移動

2006年09月12日 02時 更新

今日はめまいがするほど良いお天気である。そんなピーカンな空の下、能代宇宙イベントに潜入してきた。(いい日本語とは思えない (^^;) )

地図画像

能代宇宙イベントの開催場所のページには、北緯40度8分55秒 東経139度55分22秒 と記述されているが、だまされてはいけない。緯度はOKだが、このままの経度だと日本海で溺れてしまう。正しくは「東経139度59分22秒」(WGS84)である。(もう遅い)

能代宇宙イベント会場

さて、市内に掲出された怪しい看板にいざなわれ、JAXA能代多目的実験場を通り過ぎて到着したところは、鉱滓堆積場。現在は広大な原野となっている。ゴルフ場開発の計画もあったらしいが、当然ながら現在はそんな計画、百万光年の彼方へ消えている。ま、それでよかったのだろう。
イベント会場にはお休み処や売店も用意されていた。これはありがたい。

Hybrid Rocket (たぶん)

で、「能代宇宙イベント」とは何なのかというと、詳しくはリンクを辿っていただくとして、極めて乱暴にいうと、大学生のロケット関連コンペティションである。観たい人は、安全に見学できるよう手配するから楽しんで観てってね・・・というスタンスであろうか。

ただし、今回はローバーの会場がかなり離れた場所(アリナス方面)だったのが「えっ!? なに?それ」である。もちろん、送迎バスを用意してくれてはいたのだけれど、なんだかなー・・・。

それはさておき、このイベントを見学するのなら、双眼鏡、これは必須アイテムだ。MC担当のヒトも解説してくれるのだけれど、はるか遠くで何をやってるのか少しは判らないと何がどうなのかサッパリなのである。

で、このMC担当のヒトは、イベント続行中の間、ほとんどしゃべりっぱなしであったような・・・あるときは漫談、またあるときは強制的に相方に任命して漫才を・・・・もちろん、工学系なおはなしも。(でも、工学系はまだいいけれど、SFなハナシになると一般客は引いてしまう ^^;)

さておき、おしゃべりだけではイマイチ一般のお客さんにはアピールできない気がするな。やっぱり、なんかヴィジュアルななんかが欲しいよな。

それから、写真を撮ろうと思う人は、やはり望遠レンズが必要だろう。35mmフィルムで200mmくらいのレンズ。KPIのデジカメのレンズは35mmフィルム換算で最望遠80mmくらいなのだけれど、もうぜんぜんダメ。最大解像度(RAW)で撮れば良かったかなぁ。

MC Akiakiさん?

さてさて、ここからようやく無線のハナシである。

今日は、普段のKPIの行動パタンとは異なり、朝09時頃に自宅を出発。現着して、会場内及び周辺を偵察。アンテナ設置場所を探す。会場には駐車場も一応用意されていたが、まさかここでアンテナ展開するわけにはいかない。ホイップ・アンテナのみなら別だけれど。

それで、会場への入口となる道路の反対側にクルマを停めてダブル逆Lアンテナを展開した。今回は、ちょっと頂角が小さい。90度未満だが、ま、いいでしょ。ATUで問題なくチューンとれたし。

以前も書いたけれど、現地のグリッド・ロケータは「PN90XD」である。PN90自体、あまり多くはないGLだと思われる。日本国内ではまだGL集めはMajorではないけどね。 能代市浅内 PN90XD

今日もハイバンドに期待して28MHzからCQを出すがダメ。廃バンドに近い。24MHzで3の大OMさんに呼ばれたのみ。しかたなく10MHzへ降りるが、ここも本調子ではない。

ええい!本日は出血大サービスで普段は出ない7MHzに出ちゃうぞ。でも、7MHzに出たのがちょうどお昼頃で、局数伸びない。

呼ばれなくなったら、宇宙イベント会場に行って打ち上げ観たり、飲み物買ったりして、また戻ってCQ・・・というくり返し。

18MHzでちょっと呼ばれ、→14→18→21→24→28MHzと周波数を上げるが、やはり調子よくない。50MHzを聞くと、Esが出ている様子。50がいいのだから、28あたりもなんとか飛んでくださいよ・・・しかし、電離層はそんなに単純ではないようだ。

今日は、50MHzのアンテナのエレメントは積んでいるけれどブームを積んでなかった(大マヌケ ^^;)。しかたないので、FT100とルーフサイドホイップ(全長1m程度)でQRVする。久々にユル目に10局とQSOしたらEsも下火に。

band/area1234567890
7624 21 116
106442 13 121
143 3
185 2112 112
2111 2 15
242 1 1 1 5
282 1 1 4
50 2332 10
total25711748730476

ここでアンテナを撤収し、最後の打ち上げを観て現地を後にした。

学生のみなさん、イベント関係者のみなさん、暑い中、ほんとうにおつかれさまでした。そして、ありがとうございました。来年もよろしくね。

今回はいろいろあって衛星通信用のRIGが積めなかったのだけれど、来年はなんとか・・・

なお、本日交信してくださった方々には、能代宇宙イベント記念特製QSLカードをお送りいたします。(ほんとかよ聞いてないぞ ^^;)

そうそう。日程の件だけれど、フィールドデイ・コンテストをさけていただいたのはよかったものの、ハムフェアと重なったのはちょっと減点でしたなぁ。やはりハムフェアの翌週というのが一番良いかな??


Tada/JA7KPI : 2006年08月19日(土)
コメント(1) [コメントを投稿する]
JA7KPI 2006年09月12日(火) 02時

野尻さん、来てたんですねー。


«ALL秋田の準備 最新 PLC問題に緊急の署名お願い»
編集