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[Movie] LORELEI & AEGIS

2008年10月27日 19時 更新

いまさらだが、「ローレライ」と「亡国のイージス」を観た。

ストーリィ等の知識まったく無しの状態で観たのだが、予想していた展開から大きく外れることになった。どちらの作品も、日本で作られたにしてはかなり良い出来である。(日本映画に偏見持ってることは否定しない)

当初は、「亡国のイージス」の出来に期待していた・・というか、真田広之のアクション映画かな、と思っていたのである。ま、「真田広之のアクション映画」には違いないんだけど、今回はおじさん体型を強調してるみたいで、ちょいと違う。

そのほか、中井貴一も寺尾聰もそれなりにいいのだけれど、この映画には致命的な欠点がひとつある。若い女性は要らないのだ。それを黙殺して見なかったことにしたい気分である。

先任伍長・・・・、操鑑・・!」なんていうグッと来るところもあるわけだが、ラストの衛星からの映像・・・あのシークェンスの見せ方はもう少しどうにかならなかったのだろうか。だって、あれだとマンマじゃん。ハリウッド・リメイクの際は、なんとかしてくださいね。(ないよ)

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さて、問題の「ローレライ」だが、まさかこの作品が「SF」だとはこれっぽっちも疑ってなかった。監督が樋口だからなぁ・・・これはエヴァのパロディになってる・・・のか? (ちなみに、庵野は両作品に絵コンテで参加している)

こちらにも若い女性がひとり出てくるわけだが、そんなわけで(どんなワケ?)とっても魅力的。もっとドイツ語しゃべってくれればよかったのに。てゆーか、日本語しゃべりすぎかも。

役者陣的には、「ローレライ」の方が各々のキャラが立っていて解りやすいし、感情移入もし易い。役所広司が一応主役のわけだが、申し訳ないが彼でなくてもよかったともいえる。それだけキャラ設定がしっかりしているということで、そこがアニメ的ともいえるのかもしれない。

ただ、主人公の相棒の扱いについては、ちょっと納得いかない。ああする必要があったのか?

それはさておき、お話しとしては、とにかく「泣ける!!」まさかこんなに泣ける映画だったとはなぁ・・・・・いや、単に俺が歳くっただけなのか?? ちょっと気になる点もあるのだが、この作品、自分の評価では「すべて許す」に区分される可愛い作品ということになった。(この区分は、レベル的に最高クラスにかなり近い・・・のである)

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ところで、どちらの作品にも「モールス符号」が出てくるのだけれども、BGMレベル以上のものではなかったのがアマチュア無線家としては残念であった。他にも、海軍司令部(?)と伊507との交信とその時差、交信に使用された周波数と電波伝搬状況等々・・・(^^;)ま、いいけどね。

Tada/JA7KPI : 2006年05月05日(金)

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