LONG PATH for FreeBSD 2
FreeBSDへの道

10/31/1998 2.2.7-RELEASE

2.2.7を入手し、インストール。ディスク切り分けは以下のとおり。(メモリは41MB)
wd0s1a/23MB
wd0s1b<SWAP>68MB
wd0s1e/usr429MB
sd0s1b<SWAP>10MB
sd0s1e/var32MB
X関係はインストールしていない。

今回は、フロッピからブートしてのインストール後の再起動時、以下のメッセージが出て正常に起動してくれなんだ。

/dev/wd0s1a on /: Specified device does not match mounted device.
Filesystem mount failed, startup aborted
何を間違っているのかわからず途方に暮れたが、FDISK パーティションエディタの局面で、一旦 「D = スライスを削除」した後に「A = ディスク全体を使用」を指定し、「他のOSを入れる余地を残しますか?」に「Yes」と答えることで正常に起動することが判明した。

12/6/1998 NICの2枚差し

NIC(LGY98)を2枚差してGATEWAYを作ろうとしたが、kernelが1枚しか認識してくれず、途方に暮れていた。ed3はデフォルトでLGY98用に設定されているのでOKなのだが、もう1枚がNGだったのだ。
しかし、2日ほど悩んだ後、以下の設定でconfigファイルを作り、カーネル再構築することでOKとなった。

device ed0 at isa? port 0x00d0 net irq 6 flags 0x400000 vector edintr
device ed1 at isa? port 0x10d0 net irq 3 flags 0x400000 vector edintr

※ つまり ed* の「*」の部分は違う数字であればよい。IRQはDOSのユーティリティでカード毎に変えること。この時は Delegate でProxyを作ったのだが、現在は squid を使っている。http-proxyに限定すれば、やはりsquidか。

4/14/1999 2.2.8R-Rev01

仕事場で引退したPC-9801BA(486DX2 Clock=40MHz)のHDDを500MBに換装。メモリを上限(ったって14.6MB)まで積んで 2.2.8R-Rev01をインストールした。
このリリースでも「Specified device does not match mounted device」のエラーが出る。が、まあ、インストールはできたので良しとしよう。巷では3.1Rが出ているようだが、いろいろ不具合もあるようで、しばらくは様子見だ。

カーネルのmakeには50分もかかってしまった。9821Ap(DX4-ODP)は25分程度、Ap2(PODP)では13分で済んだのに・・・ここらへんが限界か。仕事場にはBA以前のBXとかもまだゴロゴロしているが、さすがにBXじゃキツイだろう。
さて、どうやって使おうか?

5/24/1999 9801BAその後

2.2.8R-Rev02が出たようで、どうやら「Specified device does not match mounted device.」問題にもカタがついたようなのだが、それはさておき BAである。
Webサーバの話もあったのだが、結局、sambaを動かして仕事場の内部サーバとして復活させた。メモリも少なく、HDDも遅いのだが、そのことを感じさせずに仕事をさせてくれるのはうれしい。
sambaといえば、知らないうちにバージョンがあがり、samba.confの書式も変更になっている。lmhostsファイルは不要になった。

LANカードは、NECの「PC-9801-107」(10BASE-2用・・うちの仕事場では幹線は-2なのだ)が「108」(10BASE-T用)のドライバで動いた。ま、当然かもしれない。

※ このsambaサーバは、けっきょく2002年夏まで動かした。ちなみに、仕事場の幹線もGIGA-Bitになった。でも、10BASE-2はまだ残してるよ

このページ、以前書いた分を読み返してみると、FreeBSD自体、かなり扱いやすくなっていることに今更ながら気づいた。また、LANカードなんか今じゃ2.000円でおつりがくる時代になっている(98のCバスカードは入手難だけどね)。sambaはVer2を超えてさらに高機能になっているし・・

11/25/1999 3.3R-Rev.01

ずいぶん久しぶりだが、やっと3.3Rをインストール。
メイン計算機は既にAT互換機になっているので、AT用の rawrite.exe を起動して98用のboot.flpを1.44MBフロッピに書き込んだ。

※ rawrite.exe は、WinXP 等のコマンドプロンプトでは、うまく動かない場合がある。現在では、代わりに fdimage.exe というユーティリティが用意されている

今回は「MFSルート・フロッピ」って何??・・と、ドキュメントを読まずに進んでつまずいたが、それ以外は順調だった。

起動してみて、カーネル・サイズが2.2.8に比べて3倍近くあるのには驚いた。もっとも、まだGENERICカーネルだが。

wd0a/442MB
wd0b<SWAP>78MB
da0s1e/usr242MB
今回のディスクは上記のとおり。da0に /varを割り当てるのはやめた。だって、遅いんだもん。(^^;)

11/28/1999 3.3Rカーネル

カーネル再構築してみたら、1.3MBくらいに縮んだ。まあ、こんなところか。
ちなみに、再構築にかかる時間は当然ながら増えた。しかし、ユーティリティやサーバ・アプリケーションはまだまだ使える。

仕事場のFreeBSDもVersionUPせにゃならんなぁ。

※ 当然だが、仕事場のは すべて4.*系列になっている

1/3/2000 wdc not found

仕事場の9821Apに3.3Rをインストールしようとしたが、最初のフロッピからのブートで wdc not found になってしまう。この9821Apでは、現在 2.2.7がマトモに動いている。
2.2.8用のブートフロッピでは、wdcを認識する。また、9801BA と 3.3-RELEASE のブートフロッピの組み合わせでは問題なくwdcを認識。NET上を検索しても、この手の不具合については何の情報もない。
思い切ってNETNEWSに「これは3.3-RELEASEの不具合なのでしょうか」と、書き込んだが反応がない。
Ap2とApはまるっきり別のマシンなのだなぁ・・と、あらためて納得した。(だから自分のマシンとしてはAp2を購入したワケなんだけどね)

1/11/2000 Re: wdc not found

NETNEWSで、ようやくRe:があった。どうやら、他の機種でも wdc が認識できないことがあるようだ。LANケーブルをはずして起動させると認識する場合があるとのことだったので、やってみたが NG。
ちらほらと障害が報告されているようだが、報告の絶対数が不足しているようで、一ユーザとしてはどーしよーもない・・という状況。

※ NETNEWSはまだ生き残ってるけど、さすがにユーザが少なくなってきている。この手の質問は、やはり Mailing List にUPすべきだろう。そのほうが応答率がいい

1/13/2000 CD-R認識せず

とりあえず、9821Apは棚上げしといて、次は 某IBM PC-Serverに3.3(当然こちらは 98 じゃないよ) をインストールしようとしたが、今度は 仕事場の CD-Rドライブ(SONY) を認識してくれない。BIOSレベルではちゃんと認識されているのに・・・
ちなみに、この計算機はオールSCSIなのだが、どうもSCSI-CDとは相性が悪いようだ。

※ ALL-SCSIだとCD認識に失敗するのは、4.*系でも直っていない

こちらは、急いでいたので、3.3をあきらめて2.2.8をインストールすることに変更。こちらも2.2.8ではしっかり認識された。
どうも、いけませんなぁ。3.4が出ているようだけれど、どんなもんかなぁ。

9/15/2000 4.0-RELEASE

しばらくぶりだなぁ。仕事場の新しい計算機(PC/AT互換機)に4.0-RELEASEを入れた。
某IBM PC-Serverのときも思ったんだけれど、NEC98と違って漢字が出ないんだもんなぁ。しかし、CD-ROMから起動できるのは、めっちゃ楽だ。

kon を使えばいいのである

4.0になって(4.1がもう出てるけど)だいぶ変わったなぁ・・なんて思ってたけれど、実はほとんど3.0系をイジっていないんだよなぁ。

10/15/2000 4.1R-Rev01

自宅の9821Ap2に4.1R-Rev01(98版)を入れたんだけど、カーネル再構築に 1時間かかるようになってしまった。
うーむ。ここらへんがハードの限界だろうなぁ。この分でいくと仕事場の98BAなんかに入れた日にゃ日が暮れるな・・って、いつも仕事終わってからやってるけど。(^_^;)

wd0s1a/488MB
wd0s1b<SWAP>32MB
da0s1b<SWAP>42MB
ディスク切り分けは上のとおり。

02/22/2001 Windows98のFDDドライバ

かねてからおかしいおかしいと思っていたのである。Win98のFDDドライバって、絶対変だよな。「データエラーです」とか「セクタが見つかりません」なんてメッセージをやたら吐くじゃないですか。
仕事場から某PDFファイルをFDで持ってきて、自宅の自作Win98機で読もうとしたら、まったく読めない。
そこで、FreeBSD機から読んでみた。

mount -t msdos /dev/fd0.1440 /mnt

こうして、/mntにマウントし、ftpでGETをかけると、なにごとも無かったかのように読んでしまった。
ちなみに、Win98SEやME、2000では、普通のWin98よりかなりマシである。Win95も大丈夫だが、Win98はぜんぜんダメ。だいたい、フロッピがらみのフリーズが多すぎるんだよな、Win98は。NTは98よりマシだが、ちょっと怪しいといったところか。

※ Win2KやXPでは、だいぶ改善されたように思える。某ソフトのマニュアルには、あからさまに「Windows98でフォーマットしたフロッピは使わないでください」と記されていた

06/17/2001 4.3-RELEASE

今は亡きDEC(Compaqに吸収)の計算機(サーバ機)が一次業務から引退したので、引き取って4.3-RELEASEをインストールし、仕事場のローカルサーバに仕立て上げた。

こいつのスペックは、Pentium75MHz(バス33MHz) RAM 48MB オールSCSI(1GBHDD*2 CDROM DAT)である。マザーボードを見ると、クロックアップのスイッチがあり、CPU100MHz バス44.4MHzでもちゃんと動いた。
一応サーバ機であり、吸気ファンもついているが、このファンの音がかなり気になる。そこで、ファンを止めることにした。ただ止めただけではCPUの熱が心配なので某所で眠っていたPentium200MHz(+CPUファン)に交換。200MHzのものを100MHzで使うのだから、まず大丈夫だろう。(CPU以外のチップが心配だが、グラフィックボードもないし・・おっと、CPU電圧の関係は大丈夫か?? ま、いっか) 問題の音も許容レベルまで落ちてくれた。

SCSIボードがついていたが、外した。実は、このサーバ、NetWareでデュプレクシング(SCSIアダプタとHDDの二重化)を行なっていたのだが、FreeBSDでのデュプレクシング方法がわからないし、HDDももったいないので、両方のHDDをオンボードのSCSIの方へつなぐことにしたのである。(なんせ1995年製なので、SCSI-2)

さて、ここからが本題である。
まず、CDROM (雑誌の付録、レーザー5、ぷらっとほーむなど、いろいろ入手方法はある)をGET。CDからの起動ができないマザーなので、インストール用フロッピを作成。(rawrite.exe でkern.flpとmfsroot.flpをそれぞれディスケットに書き込む)

インストールを開始してみたら、なんと、CDROMからコピーの段階になって、「CDROMデバイスが見つかりません」と、エラーが出る。ちなみに、BIOSレベルでは、CDROMは認識されている。
・・???・・インストーラがCDROMドライヴを認識できていないのか、それとも媒体自体が読めないのか、単純に壊れているのか・・記憶を辿ると、以前にも同じようなことがあった・・「1/13/2000 CD-R認識せず」の項を参照のこと。

それで、試しに2.2.8のインストールフロッピを作って試してみたら、何事もなく読んでくれる・・???・・これでかなりの時間をロスしてしまった。

そこで、コピー元をFTPサーバに変更して、とりあえず仮インストールし、原因を探ることにする。いやー、常時接続ってイイデスネ。

※ この頃は常時接続とはいえど、まだ128Kbps(OCNエコノミー)であった

ん十分かけてダウンロードし(もっと速い回線はまだか!!)、CDROMをmountしようとすると・・I/Oエラーである。messagesをチェックしてみると、とりあえずCDROMは認識されているが、サイズの取得に失敗している。
しかし、mountを十数回繰り返し、CDROMのトレイを入れた直後にmountをかけると、しっかり読めることを発見。インストーラでもこのタイミングで読ませれば成功するかも・・・。

インストーラの日本語メニューを選択し、次の「デバイスを検知しています」の局面で、すかさずCDROMトレイを入れることで無事CDROMからのファイルコピーができ、めでたくインストールは終了。ディスクの切り分けは・・仕事用なので教えないよ。

結局、CDROMは読めたわけだから、ドライバのタイミングの関係なのかなぁ・・どうもよくわからないが、深く追求しないことにする。

※ IDEのHDDが存在しないALL SCSIの環境で発生する。4.6.2でも直っていない

さて、恒例のカーネル再構築だが、この部分はクロックを元の75MHzに戻して行なってみた。make dependに11分、makeに48分、ほぼ1時間かかった。
この計算機にsambaをインストールし、うちの仕事場のWORKGROUPサーバにするのである。Unixのファイル/ディレクトリ パーミッションと組み合わせると、いろいろな使い方ができるようだ。詳しくは、日本Sambaユーザ会のページをご覧あれ。
今回つまづいたのは、smbpasswdである。Windowsの暗号化パスワードに対応するため encrypt passwords=yes にして smbpasswdファイルを作る必要があるが、これを作るプログラムの名前も同じsmbpasswdなのである。
このほか、クライアント側Windowsのバージョンごとの挙動の違いなど、解決できていない問題(いまのところWinMeが一番ヘン?)もあるが、それはまた後ほど。

06/22/2001 SAMBA etc

DECサーバの続き。
8MB*2を追加し、メモリ64MB(また使えるとは思わなんだ。取っといてヨカッタ)、クロック100MHzでカーネル再々構築。結果、kernelは約1.6MBに。時間は depend 9分、make 22分。

さて、sambaだが、お手軽にpackageから2.0.8をインストール。(巷では既に2.0.9日本語版も出ている)
smb.conf の設定は、リンク先のとおり(当然ながら実物ではない)だが、この設定でつまづいたのが map to guest だ。
Windowsでは、同一ホストに同一クライアントから違うIDで Log onできない。
したがって、map to guest = Bad Password にしてしまうと、正しいID(ユーザ名)とパスワードを入力しても、既に guestで接続済みだったりして、認証が必要なディレクトリに入れなくなってしまうことがあるのだ。これは、コンピュータブラウザ から アイコンクリックで接続する場合によく起こる。
GUIを使用せずに しっかり \\sambapc\himitsuno\akkochan とか指定して接続すれば問題ないのだが、そんなことする奴ぁ、まず居ねぇ。
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