システムごと削除してしまった ZCR/bLOG、いちおう復旧か?
ついでに、サーバOSのバージョンも FreeBSD 8.4から 10.2にアップグレード。9系列を とばしてのバージョンUpとなったので、案の定ハマりまくった・・ 眠い・・・
agp1: <Intel 8285xM (85xGM GMCH) SVGA controller> on vgapci1 panic: make_dev_credv: bad si_name (error=17, si_name=agpgart)
ZCRサーバ VA13Fのチップセットは インテル855GMなのだが、インストーラが この旧いチップセットに対応していないらしい。
loader promptに Escapeして、次のように入力。
set hint.agp.1.disabled=1 boot
これでようやくインストールCDが起動。なお、インストール後に /boot/loader.conf に次のように書いておけば、いちいちloader promptに Escapeしなくてもいいもよう。
hint.agp.1.disabled="1" hint.drmn.1.disabled="1"
configファイルをよく見ると、
# ATA/SCSI peripherals #device scbus # SCSI bus (required for ATA/SCSI)
・・というように、ATAとSCSIが統合されたっぽい。したがって、ここは次のように修正。
# ATA/SCSI peripherals device scbus # SCSI bus (required for ATA/SCSI) device ch # SCSI media changers device da # Direct Access (disks)
これでmakeは通ったのだが、カスタム・カーネルで起動させてみると、システムディスクの /dev/ada0p2が探せず起動してくれない。
これは、GUID パーティションテーブルに対応していないのが原因ということで、次の行を生かして再度カーネルを作り直したら ようやく正常起動してくれた。
options GEOM_PART_GPT # GUID Partition Tables.
実際には、セキュリティ絡みのパッチを当てて make -j4 buildworldとかやってから OSインストール完了となる。
また、ブログや Webページのデータについては、完全なバックアップがあったため ほとんど問題なく終了できた。バックアップは大切である。
なお、本家tDiaryのバージョンは既に4.1系列になって久しいが、当bLOGでは まだ4.0系列である。これは、FreeBSDのportが 4.1系列になってディレクトリ構成が大きく変更されたことに対応しきれていないということか?
というわけで、FreeBSD 10.2上で Ruby/tDiaryが動いているわけだが、やはり ほんの少し遅くなったような気もしている。
サーバである VA13Fは、三年半の間 電断することなく動き続けているが、メーカ想定外の使用法だろうし、常識的に考えて そろそろ寿命のような・・ (^^;)
とにかく、バックアップは大切 である。