金星周回軌道へ投入・・されたはず・・の探査機「あかつき」だが、姿勢安定しないようで、低利得アンテナしか使えないもよう。
軌道修正の必要があるとすれば、明日中(12/8)が勝負と思われるが・・・
残念なことに、今回の「あかつき」金星周回軌道投入は失敗に終わった。
原因は、やはりスラスタ*1の破損なのだろうか。だとすると、6年後の再挑戦にも暗雲が・・・?
だからさ、「あかつき」もM-V*2で打ち上げりゃ良かったんだよ。
「はやぶさ」は、JAXA(当時はISAS)能代実験場*3でさんざんテストした M-Vロケットだったから無事帰って来れたワケよ。*4
M-Vだってペイロード500kgは楽勝*5だし、何もH-IIA使わなくたってなぁ・・
・・などという ぼやきが当地 能代市では聞こえてる・・(^^;)*6
*1 京セラと三菱重工が造ったセラミック製スラスタ。
*2 全段固体燃料の職人技ロケット。しかし諸般の事情により2006年で運用終了。
*3 その つながり で、能代市での「はやぶさ」カプセル展示が決定。インストゥルメントモジュールの展示もあるから、242MHzビーコンのご本尊も見られるかしらん。でも開催日は来年の 6m&Downとカブってる !? どーするKPI
*4 もちろん、はやぶさの推進装置は NEC製のイオンエンジンであり、M-Vは帰還には無関係。念のため。
*5 なにしろ「のぞみ」という先例が・・おっと・・こいつは禁句?
*6 ぼやきのように聞こえて実は真実を突いている・・というハナシもあるかもよ。それにしても、イプシロンは能代で燃焼実験とかやらせてくれんのかね??
*7 当bLOGにおける「SF」とは、Science Fiction だけじゃなく、Science Fact、さらには Space Fantastica とか・・ま、いろいろあらーな。(^^)
はやぶさといい、あかつきといい、何でJAXAの衛星は噴射するとずっこけて、セーフモードと低ゲインアンテナで救われるんだろうか。<br><br>あと「逆噴射」という言葉を聞いて「機長、やめてくださぁぁい」というセリフの方を思い出した。
セーフモードと低ゲインアンテナは「こんなこともあろうかと」付けておきました・・の世界なんでいいんですけど、「機長、やめて・・」は、ちょっとハズしているかと・・(^^;)
うーん。「ハイドロ全部ダメ」とか、Appllo-13とか、Phase3Aみたいに中身が壊れていなければ良いですね。<br><br>はやぶさの再突入で良く流れた、「宇宙戦艦ヤマト」の「無限に拡がる大宇宙」も好きだけど、以下の「出発(たびだち)」もいいね。アキラの親父の泰先生凄い。<br><br>http://www.youtube.com/watch?v=h7mFp2H_PfY&NR=1
「姿勢異常検知による燃焼停止」ということだけど、なんでスラスタ作動中に姿勢異常に陥るかというと、やはりスラスタ自体が壊れた(割れた?)ということか。<br>その原因として「逆止弁CV-Fの閉塞」による異常燃焼→スラスタの過熱・・ということか。しかし、閉塞の原因までは判らないような・・・<br>「ハイドロ全部ダメ」は、ちょっと重すぎかも。(^^;)
配管から燃料が漏れて機体から外に吹き出してジャイロターンしちゃったんでしょう。それにしても臼田の直径64mのパラボラが大活躍ですね。
うすださんですか。そのうち お詣りに伺いたいものです。野辺山へも。
メインエンジンでの金星軌道投入は断念。メインエンジン用の燃料は投棄する。<br>再投入は2015年以降に実施とのこと。それでも、計画どおりの軌道には投入できないようだ。<br>それはさておき・・・はたして、それまで保つのか?<br>ところで、脚注でふれた能代でのイプシロンの試験は、昨日(9/30)実施され、成功したもよう。<br>http://www.isas.jaxa.jp/j/topics/topics/2011/0930_eps.shtml