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[Misc] 役七夕

2007年07月09日 22時 更新

能代の七夕といえば、8月6日の役七夕である。役七夕については、決定版といえる解説サイトが無い状況といえるが、ここでも いちいち解説することはしない。だれか作ってくれ(他力本願)。

ちなみに、Webなどでは、「ねぶながし」などという言葉でひとくくりにされている場合もあるが、役七夕関係者は自分たちのやってることを「ねぶながし」などとは言わない。だいたい、これは「一般名詞」であろう。関係者は、単に「七夕」あるいは「役七夕(やくたなばた)」と呼んでいる。

極めて大雑把に言うと、役七夕とは、大きな灯籠を市中引き回しし、最終的に灯籠を川に流して燃やすというよくあるパタンの祭りなのである。その灯籠ってのが、阿倍比羅夫だか坂上田村麻呂だかが蝦夷征伐の際、(米代?)川に灯籠を流して敵をおびき出したという伝説に端を発しているらしい。実に眉唾なハナシである。(こんな書き方しちゃって、いいのか? おぃ・・・^^; その他、能代の七夕には五丁組という大問題もあり・・・・以下略)

で、その「市中引き回し」の距離(道のり)だが、今年の親丁である富若の場合、6日は約8.9km。7日は約7.3kmであった。加勢若の場合は、自丁から親丁までの往復路も加算されるため、例えば大若ではこれに2km程度プラスになり、総ルートは 計 8.9+7.3+2+2=20.2km。能代市大町から20.2kmといえば、北へ向かえば八峰町滝ノ間あたりだ。これを自丁回丁も含めると16時間くらいかけて移動するのである。平均時速1.2625km/h。お、遅いっ!

しかも、浴衣着て、ぶら(提灯)持って、当然足袋と雪駄で歩くわけである・・・(ついでに特定小電力トランシーバも所持)なんのために??・・・肉体的にも精神的にも(役職にもよる)、かなりの消耗である(おまけに、KPIは無線のコンテストのため2時間しか寝てない)。とはいえ、面白さが全くないのかといえば、そんなこともない(いや、Mぢゃなくて ^^;)わけで、ここが微妙なところなのである。

今回KPIは、デジカメで撮影する暇はあっても役がそれを許してくれないという、ちょいとフォーマルな役どころであった。したがって、またしても画像無しである。

最後にひとつ気づいたことを書いておく。

田楽の子どもたちの「ちょーれごれごれ」という「かけ声」。KPIの子どもの頃は「ちゅーれごれごれ」と言っていたし、20年前の参加の時も子どもたちは「ちゅー」と言っていた。いったい、いつから「ちょー」になったのだろうか。「ちょー」だと、「チョコレート」みたいに聞こえて非常に違和感があるのだが・・・・


2007/07/09追記:
「ちょーれごれごれ」の件が気になっていたので、柳町組の某氏に尋ねてみた。

したっけ、以下のようなご回答が・・・

「ちょーごれごれ、ちょごれごれ、それっ」 「ちょーれっ、ちょーれっ、ちょごれごれごれ、ちょごれごれんれんれん、あーわっせーわっせー」

自丁内(柳町)では、上記のようにやってました。 いまでも「七夕ばやし」のことを、「ちょごれ」と言っています。 大町組の某氏にも聞いたけれど、同じような感じでした。

「ちゅーれ」というのは、聞いたことがありません。あまり気にかけてなかったですが・・・

うぅーむ、KPIの思いこみだったのか?? 「ちゅーれごれごれ」だったはずだけどなぁ・・・それとも、やはり複数のパタンがあったのかなぁ??

Tada/JA7KPI : 2006年08月08日(火)

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