ちょいと旧い情報になってしまうが、昨年の7月、ロジャー・ウォーターズ(Roger Waters)込みの Pink Floydがライヴをおこなった。24年ぶりである。演奏は4曲で、約24分間。
ロジャー・ウォーターズ抜きの Pink Floydはそれなりに活動を続けていたわけで、「pulse」とかライヴを収録したCDも出ている。(もちろん持ってる)
しかし、今回、ロジャーが加わった映像を(ようやく)見て、「あぁー、ROCKだなぁ」と、思った。いや、ロジャー抜きの Pink Floydを「ROCKじゃない」なんて言うつもりはないのだが・・・(^^;)
「Speak To Me 〜 Breathe」ロジャーは、ちゃんとベースを弾いていて、しかもかなりリキ入ってる。「Money」の7/8拍子の出だしではニックのドラムがちょいと怪しくなるが、すぐに気を取り直し、以後は安定化。アコースティックギターによる「Wish You Were Here」。ハモりが心地よい。そしてラストナンバーは「Comfortably Numb」。
今回のリユニオンは、いわゆる「Live8」のためということで一時的なもののようではあるが、演奏中ときおり見せるロジャーの笑顔なんかを見ると、やはり期待してしまうのである。
ちなみに、日本では「原子心母」あたりから有名になり出したと思うのだけれど、ワタシ的には、やはりその次の「おせっかい」以後ですな。
蛇足だが、今月のレコード・コレクターズ誌は「狂気」(もちろん持ってる)の特集である。そのなかにリユニオンの記事もあり、「若い頃とはルックスが変わっていて、まるでリチャード・ギアとジャック・ニコルソンがステージに立っているかのよう」なんてひどいことが(^^;)書かれている。