FreeSBIE(ふりすびぃ)というのは、1CD-ROM起動のFreeBSDである。これを起動できなくなったWindowsマシンからのデータ復旧に使おうという目論見があったわけだ。
まず、FreeSBIEのCDを入れて電源ON。読み込みが遅いのは仕方がない。また、メモリ256MBでは、ちょっと心許ない。でも、なんとか起動はする。
しばらくすると、キーボードの種類と言語を訊いてくる。jp106などと選択してやる。ウィンドウマネージャは、KDEとかGNOMEとかが使えるが、超軽量のtwmも選択肢にある。
起動したら、ktermを立ち上げる。ウィンドウマネージャを使ってる意味がない? まぁ、いいじゃありませんか。
HDDの2番目のパーティションになっているNTFS領域を /mnt にマウントする。
mount_ntfs -C eucJP /dev/ad0s2 /mnt
これで、日本語ファイル名も文字化けせずに扱うことができる。あとは、konquerorとかファイルマネージャ(fd-cloneでもいいけどね)を立ち上げて作業できる。
ネットワークカードのドライバは、各種のモノがCDに組み込まれている。
ifconfig wi0 192.168.0.2 netmask 255.255.255.0 route add default 192.168.0.3 ifconfig wi0 wepmode on ifconfig wi0 wepkey honyararahoge ftp 192.168.0.1
・・・とかやって、ftpサーバに接続してデータをputすればサルベージ完了である。けっきょくやっぱり、WMは要らない? いえいえ。X起動させないと日本語ファイル名表示できないし・・あ、konとかあれば要らないのか (^_^;)
なお、使用したFreeSBIEは、FreeBSD5.3-RELEASEベースのモノである。NTFSの日本語ファイル名のものを扱うには4.*-RELEASEベースではNGのようだ。また、当然ながら復旧用CDとして使うには、ある程度CDの中身をカスタマイズしたほうが使いやすくなるだろう。