JARL Field Day Contest 1999
including data of former FieldDay

ここ数年6&DownとFDに6mで参加してきて、この二つのコンテストの開催時期の差によるCONDXの違いが実感できた。
VHFのCONDXとしては、8月よりも7月、それよりも6月の方がFBなのだからこの二つのコンテストはもう少し前に開催をずらせないものだろうか・・などと考えてしまう。
FDは野外運用ということでいわゆる「夏休み」期間中がいいだろうから、7月最終土曜&その翌日、6&Downは6月中にもってくる・・ってのはどうだ?

さて、JA7KPI/7 on 6mとしては、FDの成績はいつもあまりよくない。例年どおりであれば、絶対入賞は無理・・・しかも最近の傾向では1エリアに何故か飛ばなくなってきている・・というわけで、今年は北海道をターゲットにすることにした。なにしろ北海道にはマルチが14も存在するのである。

sun going down

移動地は南北どちらもOKな北秋田郡QN00FH地点(664m)である。

コンテスト当日は快晴。気温35度。16:00頃自宅を出発し、現地へ。
セッティングを終えて一杯やり、ふと温度計を見ると25度だった。快適である。
コンテスト前のバンド偵察では、Esがしぼみかけているのがわかった。それに加え、今回も1エリアがまったく入感していず、不安がよぎる。

コンテスト開始。やはり1エリアがほとんどとれず、20分後、早くも北向きビームに変更。CQマシンのおかげで北海道がボチボチとれる。ちょうど1の代わりになっているような感じ。
Esは完全にしぼみきってしまったが、流星バースト(Ms)と思われる短いバーストで5,6が数局できる。00:00過ぎてから1エリアがようやく入感してきたが、少ない。しかし、02時台までで33マルチをGET。
02:30頃から05:00までは睡眠。トシだなぁ。完徹はもー無理じゃ。

朝。宮崎のビーコンは一応入感しているものの、かなり弱い。しかし、JA2IGYも時々浮き上がってくるようだ。CWとSSBを行ったり来たり。しかし、6も2もできない。
伸び悩んだときはとにかく北ビームでCQ出しまくりという作戦を続け、そのつど8の局数は伸びるが、なかなか続かない。

07:00頃から気温がぐんぐん上がり出す。Esに期待をかけるが、バンド内にその気配は無い。

Time212223000102030405060708091011121314Total
FD993021141163004871161167510160
175252200001203011344
FD9814117500027717612224179131
94510000200420505037
FD97301912122006161367863676159
92350001120000000023
FD963725121311920001167313520165
191302100000010101938

at top of TONOSEYAMA
結局、最後の最後で弱いEsが出て3エリアが何局かできただけで、一度も爆発は無かった。

8狙いの作戦が当たって8のマルチ&局数は過去最高となったが、1エリアについては案の定、最低記録を更新した。

しかし、スコアは1エリアの不足局数分を8で補い、マルチも8のおかげでいつもより増え、6mでのFDとしては自己ベストを更新できたのである。めでたし、めでたし。

Area1234567890total移動地
FD99143111444642926160田代町
FD984042612934456131男鹿市
FD9759101000602621159阿仁町
FD9653962212413829165峰浜村

15:00 さっさと撤収開始。CWでのQSOは39局だった。
今回は事前に虫よけスプレーを用意していたので、喰われたのは2箇所で済んだ。(しかし、蚊ではなく虻にやられた)

次は9/19のオール秋田。森吉山からQRV予定である。

※おかげさまで、東北3位でした。

※改正測量法が2002年4月施行されたことにより、十ノ瀬山のグリッドロケータは QN00FIとなっている。


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