JARL ACAG Contest 1995
以下、Niftyserve の某メイリングリストからの抜粋。
9/30 SAT
全市全郡コンテストに向けて移動地の下見に出かけた。
最初は、04004北部の某所(NTTマイクロ波中継所がある 十ノ瀬山)を目指した
のだが、300mほど登ったところで落石箇所復旧工事中のため通行不可になって
おり断念。どうも、年内の移動は無理のようだ。
次に目指したのは、同じ04004南部の某所(ブナ帯キャンプ場がある 森吉山)。
ここは楽だ。ここにスキー場ができるちょっと前に来たことがあるのだが、大違い。
でも、あんまり飛ばないんじゃないかという気もしないわけではない。
144/430/1200のワッチからの感想なのだが・・
標高870m。帰宅所要時間は1時間45分。
10/7 SAT
午前中は回収した国勢調査調査票の整理をし、午後は再び森吉に向かう。
今度はキャンプ場からもう少し登ってみた。
その結果、わりと行けそうな感触を得、ACAGはここからQRVすることに決定。
紅葉はそろそろ始まってきているが、まだまだ。
だが、山を下りてR105に出、ちょっと走ったら山が真っ赤だったのである。
「ええっ!!??」、と思った。なんかめまいにも似た感覚が・・・
しかし、それは夕日のいたずらだったのだ。
すばらしい夕焼けであった。
10/8 SUN
10/9は仕事だが、なんとか午後から休暇を取ることに成功していた。
朝から移動の準備におわれる。今日中に準備を終わらせないと、ANT設営を
日没後に行う羽目になってしまうからだ。八木ANTの改造も行った。
10/9 MON
10時頃から雨がどしゃどしゃ降ってきた。
雷もすごい。177の天気予報では、しかし曇り後晴れ一時雷雨といっている。
「大気の状態が不安定」だそうだ。これが吉と出るか凶と出るか。
係長が「ホントに森吉さ行がたが?」と訊いた。「はあ、まあ・・(^^;)」
13時。まだ雨は止まない。とりあえず天気予報を信じて帰宅し、飯を喰う。
14時50分出発。小雨になってきた。16時35分、現場着。
日頃の行いが酔いせいか、現着したとたんに雨が上がった。青空が見え始めている。
即ANT設営。日が陰ってきて、急速に気温が下がっていくのがわかる。
ここでセーターを着込む。
なんだかんだでQRV可能状態になったのは日没直後。
平沢の店でおにぎり5個、バターロール、缶詰、カップヌードル、缶ビール、
そして柿の種などを仕入れてきているので、食料は十分だ。
しかし野菜がほしいところだな。
ビールをやりつつワッチに入るが、全く、何も聞こえない。
しかし、ノイズブランカのスイッチを切るとエンジンノイズは聞こえる。
はた、と、SWRを測定してみると、最小点は50.4MHzあたりで、ここらへんは
パソコンの計算どおり。
さらにバンド内をワッチしていると、山形の局がラグっている。どうやらACAG
参加組のようだ。「さっぱり聞こえないねぇ」などと言っているところをみると
やはりCONDXか。
19時。眠たくなり、仮眠にはいる。もしものためにしっかり目覚ましをセット。
20時30分。起きて再度ワッチすると、聞こえる聞こえる。ほとんどが移動局の
ようだ。やはり侮れないなぁ。
21時コンテスト開始。とりあえず15分間は呼びに回り、バンドの状況を把握する
ことにする。
わりと出ている。1エリアともQSO。これならなんとか行けそう。
ちなみに、YAAとは2局目にQSO。オペレータは毎回違うのだろうが、なんか
言い回しがいつも共通しているのは、やはり伝統か?
数局やって、CQ攻勢に出る。VOICEメモリが活躍。
仙台市及びその周辺がよく取れる。泉区の局も数局QSOできているのでXKQ氏が
もしQRVしていたら、きっとQSO成功したに違いない。
21,22時台と調子が良かったが、23時台からペースが落ちる。
ここでふと外をみると、やたら明るい。星が出ているのはわかるが、なんかかすんで
いる。満月だったのだ。
全く照明のない山の中での満月の明るさは、感動もんである。
10/10 TUE
2時、秋田市のおなじみ局とQSOし、ちょっとラグってから寝ることにする。
5時起床。局数はあまり増えていない。顔を洗って、朝飯を喰う。
夏のコンテストだと、6時頃からどっと増えてくるのだが、今回はそうでもない。
8時台になってようやくコンテストらしくなってきたが、9,10時と伸び悩み。
しかし、11時30分頃になって突如Esが出現!非常に不安定。速くナンバ交換
しないと聞こえなくなってしまう。CQを出しまくるが、パイルというほどには
膨らまない。入感地域がコロコロ変化するせいか?
13時25分、これまた突如としてEs消滅。それに伴うかのようにちらほら
聞こえていた1エリアも消えていく。
14時。ほとんど何も聞こえなくなってきた。
ここで阿仁スキー場の職員と名乗るお兄さんが登場。
「あんねー、ここ、一応ゲレンデなんだよなー。入って来られちゃ困るのよ。
もう100mあっちまでならいいんだけどさ」・・・ひええー、もしかしてー!
実はゲートらしきものがあったのだが、開いていたし・・・
とかなんとかあったのだが、15時まで無線を続けてもいいけど、今回が最初で
最後だよ・・ということになり、ゴメンしてもらう。
話を聞くと、山のもっと南側にFBな場所があるようで、次に来るならそっちの
ほうがいいみたい。
結局、その後は1局としかQSOできず、15時撤収開始。
18時帰宅。飯喰って、バッタンQ。コンテスト終了の21時にはもうグッスリ
寝てました。
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