JARL 全市全郡 Contest 2005
including data of former ZenciZengun

全市全郡コンテストである。午前中仕事。雨は降ってるし、風は強い・・・ということで、移動を断念しようかとも思ったが、だいぶ落ち着いてきたようなので、やはり参戦することに決定。

移動地は・・・ほんとは仙北市かにかほ市に行きたいところだ。とはいうものの、下見してないし、雨も降ってるし、遠いし・・・で、パス。でも、いままで出たことのないところにしよう!!
いつもの50MHzにするか、HFにするかでも迷った。しかし、今年は50であまりQSOしてないということで、やはり50で行くことに決定。

・・・というわけで、北東北からACAGに50MHzで参加するとなると、海に近いできるだけ南の山に登るのが普通であり、JA7KPI/7の場合、まず考えられるのは男鹿である。
しかし、男鹿の山からは以前ACAGでも出たことあるし、ここはやはりマンネリ打破ということで、まさかの 潟上市 となったのであった。

はっはっは、見事にウラをかきましたな。(なんのウラだ?)


潟上市天王字浜山(PM99XV)といえば、知ってる人は知ってる「市民風車」(風力発電)のある海岸だ。釣り人や散策の家族連れも多い。ゴルフの練習してるヒトもいた。おかげで、なかなか雉を撃ちに行けなかった (^^;)。まさかあれほど人が来るとこだったとはなぁ・・・・

現地についてアンテナを上げ終わると、バックミラーにパンダ車が・・・ゆーーっくり横切っていなくなった。いつから居たんだ?
秋田県の場合、海岸での工作実績があるようなんで、気にしてるようなんですな。ちなみに、撤収のときも来てたので、巡回ルートになっているものと思われる。職質も覚悟したが、以前別の場所で2回ほど受けたので、クルマのナンバ等、既にデータベースに登録されている可能性はあるな。

現地は砂浜である。波打ち際まで30mといったところ。
大地の導電率・誘電率が効いているとみられ、いつもよりSWRは悪化。SWR最低の周波数は、50.4MHzを超えた。


さて、ようやく本題である。なお、カメラを持参しなかったので画像はない。

バンド内を偵察すると、なーーんも聞こえないが、福島のビーコンは割と強力 (新潟もカスカスながら聞こえる)。 しかし、時間が経つにつれ、どんどん弱くなってしまい、21時のコンテスト開始時になると、1Wの信号は聞こえなくなってしまった。

21:00 コンテスト開始。何も聞こえんのでCQ出すしかない。ところが空振りもいいとこで、初っぱなの1時間は、CWで栃木ができたものの4局だけという体たらく。近年まれにみるCONDX(ロケ?)の悪さである。

というわけで、午前1時時点での局数は14局。特筆すべき点はない (ただ、夕張市移動局は強力だった)。早起きして仕事したこともあって、睡魔に襲われ、1時過ぎに早々と寝てしまった。

朝、VTE氏と情報交換。北海道二海郡移動局の情報を得る。QRV予定周波数を聞いてみると、流星バーストで信号が浮き上がるときがあるものの持続せず、QSOは無理っぽい。
しかし、こまめにチェックし続け、弱いながらも安定に入感して来たところでなんとかナンバ交換。

午前9時以降はさらにCONDXが悪化。1時間ボーーッとして過ごしたが、静岡県伊豆市移動局を発見し、この局が浮き上がってくるのを30分間待ってようやくゲット。とてもコンテストやりに来たという運用じゃないな。

11時台、CWでCQをたれ流していたら、鹿児島移動局から呼ばれる。あわててバンドをチェックしてみたが、Esは出ていない。流星バーストでたまたまタイミングがよかったのだろう。これが唯一の流星バーストによるQSOとなった。

昼過ぎから、送信すると電圧降下がはげしくなり(パネルの表示がかなり暗くなる)、バッテリの消耗かとエンジン掛けて一休み。ついでに昼寝してしまう。しかし、電圧降下は改善せず、電源コードまわりの接触不良を疑う。チェックしてみると、マイナス側のヒューズがなぜか切れていた。
それでも通電していたのは、シガーライタ→エレキー→キーのコード→RIG というラインで接続されていたから。なぜヒューズがとんだのかは不明。SWRの関係か?

その後もCONDXは上がらず、まったくダメダメの状態が続く。あとは夕方にどれだけ回復してくるかだ。
福島のビーコンも昨日の夕方は強力だったし、とりあえず17時まではがんばろうと決断・・・・したものの、けっきょくCONDXに動きはなく、17時過ぎに撤収することになってしまった。

Time212223000102030405060708091011121314151617181920Total
CG0542440000013312100112000029
42440000013211100012000026
CG029853000041106105433166000084
954300004110684311125000067
CG0173800000564263325647500076
73800000554243223426400064
CG9911125371003158108465518742000134
1112434000314876353416542000114
CG9825141637101727559243620000110
2213063700162554812342000094
CG97886620001161115353410000071
874620001061015233310000062
CG9600000000000000000007510013
00000000000000000005510011
CG95321179410036610341535181000000165
2276610002459231030110000000118
'94は常置場所でHFメインだったので割愛。また、'96は冷やかし程度だったが、一応掲載。

結果、ACAGでの自己最低記録を更新した('96は別)。やはり平地移動の限界か。時季も時季だしなぁ。3年ぶりの参加であったが、まあ、こういうこともある・・・ということで。

Area1234567890total移動地
CG051310001920329潟上市
CG02422210016641184能代市
CG01422100015231176能代市
CG99286141157306720134山本町
CG985011100373314110男鹿市
CG9715040142952871田代町
CG96300001601213能代市
CG953021013111575009165阿仁町

ちなみに、10/8の夕方は、ジャコビニ流星群の極大であった。
目視ではまったく観測できなかったものの、 流星バーストによるものと思われる入感 (その多くは持続時間1秒未満で通信への使用は困難)が例年と比較して非常に多かったことを付記しておく。宮崎のビーコンも 流星バーストで入感していたが、コールサインが採れるレベルではなかった。

以前から書いている「バンバンSを振って入感しているのに、いくら呼んでもNG」という局面は、今回もやはり多かった。中には S=9で入感してるのにQRZを返してくれるものの取ってくれない局もいた。
送信電力とノイズレベルの関係でこれが説明つくのだろうか。やはり、一方通行的な電波伝搬メカニズムが存在するとしか思えないのだが??
大昔だけれど首都圏からコンテストに参加したことはあるので、都市部では相互変調による感度抑圧やスプラッタ、混信等、いわゆる「カブリ」の影響が大きいということもわかる。しかし、この現象は ALLJA〜FDでは、ほとんど無いわけで、ACAGでこの現象が顕著になる理由が説明つかないのではないか??・・・
(ALL JAもそうだけど、ハイパワー固定局の参加が多いということも原因のひとつか?)

しかし、今年はJARL四大コンテストにはすべて参加してしまったなぁ。
※東北3位(9局エントリ)


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