今年初のHF移動である。しかし、実は 本命は430MHzの衛星・・
天気予報では 一日いい天気のようだったので移動することにした。移動地点は 山本郡三種町 釜谷浜ローカルの浜田ポンプ場。*1
13時半頃から 14MHzCWにてQRV。その後 18MHz、10MHzとQSYし、1時間ちょっとで トータル 62局と交信。全部CW。
完全ゼロインで呼ばれると 複数局が重なったときにはモールス符号が判らなくなってしまう*2。パイル模様のときは 周波数少しズラしましょう。
433MHzFMで 少しラグった後、某掲示板にセルフスポットして144MHzCWにQRV。高気圧におおわれて天気良い日には ダクトの発生率が上がる*3ということで、浮き沈みがあったようだが、なんとか神奈川局と交信。
band/area | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 0 | DX | QSO |
10 | 8 | 3 | 5 | 1 | 1 | 5 | 2 | 1 | 1 | 27 | ||
14 | 12 | 3 | 5 | 5 | 1 | 3 | 1 | 2 | 1 | 33 | ||
18 | 1 | 1 | 2 | |||||||||
144 | 1 | 1 | ||||||||||
430 | 1 | 1 | ||||||||||
SAT | 3 | 2 | 1 | 1 | 2 | 11 | 20 | |||||
Total | 24 | 8 | 10 | 8 | 3 | 4 | 7 | 2 | 3 | 4 | 11 | 84 |
衛星は 17時前に FMで ARISS*4に出て 3局。17時半からは 本命の GreenCube(IO-117)にQRV。
しかし、なかなかUpできない。というか、当方が送信した CQがデジピートされたにもかかわらず、当方自身がそれを受信できない・・なんてことも。
MEL10度未満のパスだったので、偏波可変機構を省略して垂直偏波のみでのQRVだったのが敗因であろう。
それにしても、想定以上の呼ばれかたであった・・ GCT*5のマルチコール機能が無かったら悲惨な状況だったかも。
ところで、旧Twitter(X)では、次のように書き込んだが・・
IO-117 (in PN90xc 04008h), Called by 34 stns and Was able to return to 21 stns, but could not return to 13 stns.
Only 7 of 21 stns returned, but all stations LOG-IN.
MEL was about 9 deg, and horizontal pol seemed to be predominant, so couldn't up easily, which made me nervous.
よくよくデータをチェックすると、コールバックできたと思っていた 4局に返せていなかったことが判明。つまり、交信成立は 34局中17局であった。お詫びして訂正いたします。うーむ・・成績悪いぞ。
次は PN90/PM99のマルチグリッド移動を検討中。でも、この衛星、もはや 12エレ程度ではダメなんだろうな・・ (^^;)*6
*1 正月のNYPと同一地点。
*2 今回は わけあって ヘッドフォン無しで受信したので よけい・・
*3 144/430のCWで何度も経験している。悪天候の日はダクトは出ない・・ と思うよ。(^^;)
*4 国際宇宙ステーションに145→437MHzのレピータが搭載されている。
*5 GreenCube Terminal・・ OZ9AAR作の秀逸な衛星通信ソフト。
*6 軽自動車に乗っかる ブーム長max3.2m程度のビームを検討中。
Temotu Province は ソロモン諸島の州である。
6000kmちょい と 近い上に ほぼ海上伝搬なので 6m~160mで交信可能ではないかと皮算用・・
しかし・・下のチャートのとおり 160mでは交信できなかった・・ それ以外の周波数帯では なんとか交信できてはいる。しかし、やはり 当方のメインは 6mと160m・・
3月1日19時jstに 6mで応答があり、先方は -22dB、当方は +00をもらったが、ホントかよ!? ・・って感じ。(^^)
その後は 適当につまみ喰いしつつ 160mが浮くのをひたすら待っていたが・・
けっきょく -10dB以上に浮くことはなく、交信すること能わず。160mについては、アンテナ(ラジアル)がイマイチだったのでは??
で、OQRSなんだけど・・ Express LotW + Bureau QSL card が 4$だってことで、ケチなJA7KPIとしては No OQRSで決定。(^^;)
まぁ、運が良ければ 数年後に LoTWに上げてくれるかもしれないし・・
8R7Xなんかは 即 LoTWに上げてくれたし、しかも ビューロゥQSLは No COSTだった。みんな こんな具合だと 嬉しいが・・
ま、今回は 6mで できただけで オーライ ということで・・
さいきんのJA7KPIは ほぼ 7MHzにはQRVしていなかった。
・・のだが、トシによる心境の変化か、ついに というか、ようやく 7MHz用のアンテナを上げることとなったのである。
実際のアンテナは 写真のとおり。15mタワーの ほぼ中間点から引き下ろしたスローパーだ。設置作業は 約1φの被覆ワイヤをタワーに括り付けるだけ。*1
而してその実体は タワー及びそれに乗っかる他バンドアンテナ込みでのアンテナとなる。
マストトップの50MHz6エレのエレメント及びブーム、マスト、そしてタワーの全長を合計すると 約25mであり、これは7MHzの 5/8波長にあたる。
つまり、これは先端ベントの 5/8λホイップ!?
給電は、5D2Vを使用。芯線をスローパーのエレメント・ワイヤに、網組をタワーに接続。
これって タワーはアースでしかなくてワイヤからだけ電波が出るんじゃないの?? と 思ってるヒトもおられるだろうが、実は違う。むしろタワー(+マスト)から電波出るという方が近い。
それでは、スローパーのワイヤは何なんでしょ!?
ここからも電波は出る。しかし地上高低いし、エレメントというよりは マッチング・ロッドの方が近いのでは?
じゃ、タイトルの『スローパー・アンテナ』はウソかーーい!!?
スローパーの給電部。同軸ケーブルにフェライトコアを咬ませると やたらSWR最小周波数が低下したので 現在は全撤去している。*2
マトモなコモンモードフィルタを入れてエレメント長を再調整すべきなのかもしれない・・
そのエレメント長は 約9.58m。MMANAでのシミュレーションでは 約8.5mになっていたが、この差は タワーをトラス構造ではなく 大口径のパイプに換算して計算しているせいかも・・
アンテナ構造概念図及び電流分布。
HF用3エレ、一番上の50MHz用ANTからのケーブルも込みで計算しているが、やはり マスト及びタワーに流れる高周波電流の方が大きい。
MMANAの電流分布描画には イマイチな点もあるので、これでいいのかな・・という感じも 実はある。(^^;)
左がMMANAシミュレーションによる SWR周波数特性。右が実測*3。傾向としては一致しているみたいだが、実測値はシミュレーションよりも帯域が広く、どこかで損失が絡んでいるものと推測。
なお、シミュレーションでは タワー等を含めた全エレメントが「鉄パイプ」であると設定して計算させている。*4
指向性はわずかに南西方向に出るものの、NULLは無い。全体的に見て水平部分のエレメントもあるが、その部分の電流は小さく、ほぼ 垂直偏波 (準)無指向性のアンテナとなっている。
地上高14mに上げた逆Vと比較すると 打ち上げ角7度方向の指向性利得は、シミュレーションで 1dB程度低いが、単なる逆Vだと面白くないでしょ?
で、実際に使ってみて・・ 現在 サイクル25のイケイケ状態で、しかも 当方は 7MHzへのQRVが かなり少ないわけで・・ これで普通なのかどうなのか 良く判らないのだが・・
DX | K | KL | VE | BY | HL | UA | UA0 | YB | etc | 計 |
Qso | 29 | 2 | 3 | 17 | 3 | 5 | 5 | 5 | 13 | 82 |
2月18日~20日、3日間トータルで6時間程度の 7MHzFT8運用で 計82交信。全部DX。
なお、etcの中には HC2 TI8 HR5 5X7 ES6など中南米 Euも含まれている。これでも なんぼ呼んでもダメな局は やっぱりいらっしゃいまして・・ まぁ 普通 と いうことで いいのかな??
2024.2.27 追記:
設置から1週間程度経過。
雪が積もってSWR最小周波数が 6.95MHzあたりにまで低下・・ と思ったら、雪が消えても変化ないので ワイヤ長が伸びたのか?? テンションは あまり掛けていないのだが・・
約15cm切り詰めて 全長は 9.425mになった。再度SWRを測定。
2024.3.3 追記:
またSWR最小周波数が低下し、約3.5cm切り詰めて 全長は 9.39mになった?*5
SWR特性はほぼ変わらず。
Comments(2)
*1 もちろん 然る後 エレメント長を調節。
*2 つまり 現時点では給電ケーブルに電波が乗ってしまっている状態。
*3 NanoVNA ただし同軸ケーブル長 込み の シャック側での測定。
*4 実際のタワー/マストは亜鉛メッキなので「亜鉛パイプ」なのだが・・
*5 ワイヤが伸びて周波数低下しているとすれば 全長は最初から変わってない??
当方における 局地的な 6m DX観察メモ 1月~2月分。(時刻は JST)
DU7/PA0HIP
DU1/NF0O DU7/PA0HIP XV9T
3W3B 4F1GNW 9V1YC DU1/NF0O DU6MOT DU7/PA0HIP DV1K VA7CD/DU7 VK6 ZL3OY ZL3RC
9V1YC DV1Kと交信。
DV1K FK8HA VK1 VK2 VK3 VK4 VK7 XV9T ZL1AKW ZL1LU ZL1RS
VK3
ZL1AKW ZL1RS ZL3OY ZL3RC
VK1 VK2 VK3 VK4 VK5 VK7 ZL1AKW ZL1RS ZL1SWW ZL2MF ZL2WHO ZL3AIC ZL3OY ZL3OZ ZL3PX ZL3RC ZL3RJ ZL4KYH ZL4LV ZL7DX
3D2AG ZL1AKW ZL1RS ZL2IQ ZL3AAU ZL3JT ZL3OY ZL3OZ ZL3TCM ZL4TT
DU1/NF0O VK3 VK4 VK7 ZL1SG
DU7/PA0HIP XV9T
VK2 XV9T ZL1RS
VK2 VK3 VK4 VK5 ZL1AKW ZL1BQD ZL1MHS ZL1OW ZL1RQ ZL1RS ZL1SWW ZL2ABK ZL2CA ZL2CC ZL2OK ZL2THM ZL2WHO ZL3AAD ZL3AIC ZL3HAM ZL3NW ZL3OC ZL3OY ZL3OZ ZL3RC ZL3RIK ZL3TJV ZL3WO ZL4LV ZL4TT
お昼前に ZLまつり。ZL1BQD ZL1OW ZL2ABK ZL3AAD ZL3HAM のほか VKsとも交信。
FK8HA VK1 VK2 VK3 VK4 VK5 VK7 ZL1RQ ZL1RS ZL1SWW ZL2CC ZL3RJ ZL4LV
VK3 ZL1SWW ZL2WHO ZL3NW ZL3OY
VK4 AX4
VK4 ZL1RS ZL3NW ZL3OC ZL3OZ ZL3RJ ZL4LV
FK4UJ
DU7/PA0HIP VK2 VK3 VK5
申し訳ないが、1月については 入感時刻の時系列を無視しての掲載となっている。
2月の時系列は 1月よりは 実際に近い・・ (^^;)
午後
DU3LA DU7/PA0HIP DV1K VK3 VK4 VK5 VK7
午後
VK3
午後
VK4 VK7 VK8AW XV9T
午後
DU7/PA0HIP VK3 VK5 VK6 VK8 XV9T
午後
VK2 VK3 VK4 ZL1AKW ZL1SWW ZL2OK
午後
DU7/PA0HIP VK2 VK3 VK4 VK5 VK8 XV9T ZL1AKW
午後
DU7/PA0HIP FK8GM VK4 XU7AKJ XV9T
午後
VK1 VK3 VK4 VK5 VK7
午後
DU7/PA0HIP VK5 XV9T
午後
VK2 VK3 VK4 VK7 VK8 ZL1AKW ZL1RS
午後
VK2 VK4
11時頃
LU8YD
LU8YD ふわふわ~ と浮いてきて交信。2月の南米は35年ぶり。
お昼頃~
VK2 VK4 VK8 FK8HA ZL1RS
夕方
VK4
午後
DU7/PA0HIP VK1 VK2 VK3 VK4 VK5 XU7AKJ XV9T
XU7AKJと交信。
11時頃~
ZL3NW ZL3OY ZL3RC VK2
午前中に Euがロングパスで入感したらしいが、南の方だけのもようで、完全に蚊帳の外。
お昼頃~
VK2 VK3 VK4 VK5 FK4UJ DU7/PA0HIP
お昼頃~
VK2 VK4 FK8CP 3D2AG ZL3OC ZL3OY ZL3OZ ZL3RC ZL3RJ ZL3WO ZL4TT
お昼頃~
ZL1AKW ZL1ANH ZL1BQD ZL2WHO ZL3NW ZL3OZ ZL3PX ZL3RC ZL3WO ZL4KYH ZL4TT VK4
09時頃~お昼
LU1EEG LU2BN LU3CQ LU4AET LU5FF LU7DUE LU7HN LU8DNO LU8EKC LU9AEA LU9FVS LW4DCI LW4DIR CX2CC CX8ABF
LU9AEA LU9FVS LU8EKC LU8DNO LU7DUE LU4AET LW4DCI LW4DIR LU3CQ LU1EEG LU2BN CX8ABF と交信。昨秋11月12日以来の大漁。まさか 2月に これだけできるとは・・
LU9FVSは 11時前に再度浮き、また呼んでくれた。
スタックの位相は全交信 同相、方向はダイレクトだった。
お昼頃~
ZL7DX VK2 VK3 VK4 VK5 DU7/VK4CCV FK4UJ FK8CP FK8GM FK8HA ZL2OK ZL2WHO ZL3OY ZL3OZ ZL3RC ZL3RJ
お昼頃~
FK8CP FK8HA VK4 VK6 XV9T DU7/PA0HIP
午後
VK1 VK2 VK3 VK4 VK5 VK6 FK8CP
09時頃~
VK2 VK3 VK4 VK5 VK6 FK8CP
午後
VK4 VK6 FK8CP FK8HA
午後
KH6HI FK8CP FK8HA VK4
午後
FK8CP FK8HA VK4
午後
FK8CP FK8HA ZL2WHO VK4
以上、南米のOpenは少なかったが、さすがにサイクル25である。3月以降に期待が持てるCONDXであった。
ひきつづき がんばりましょう。
CQ World Wide DXコンテスト(CW)。6回目の参戦。今年も 160m NON-ASSISTED LOW POWER (Po=100W)。
サイクル25で HFハイバンドや 6mは FBな伝搬になっているが、160mに関しては逆になっているように思えてならない・・が、今までとは違う伝搬がおこっているのかもしれず、まこと 電離層のふるまいは興味深い・・
恒例のアンテナ(ラジアル)システム改良作業・・小さな作業は積み重ねてはいるものの、今回 特別に実施したといえるほどのものは無い。*1
Radials above ground, buried radials, ground rod, buried metal objects, water system pipes.. アース側はとにかく何にでも繋げという W1BBのご神託は けっきょく 大地をシールドしてしまえということかなと。それは現実には不可能・・ まあ ユルユルと それに近づける線でQRVしてみようかと・・
コンテストは 09時jstから始まっているが、1.8MHzは 陽が落ちてくれないと始まらない。SSN=0の頃は 15時過ぎからDXが入感したこともあるが、昨今では そうも行かないようだ。日没(16時18分)後の JA3YBKとのQSO*2から参戦開始。
タイムチャートは 次のとおり。なお、JAはカウントから外している。
実際の運用は・・ 修行である (^^;)。早い時間帯には VKやZLも聞こえていたが、なんぼ呼んでもダメ。しかし、北米からは 連続で呼ばれることもあった。
Time Chart (UTC/except JA) day 1 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 -------------------------------------------------------- NA | - - - - 1 1 2 1 - - - - - - - | 5 SA | - - - - - - - - - - - - - - - | 0 EU | - - - - - - - - - - - - - - - | 0 AS | - - - 2 1 - 2 - - - - - - - - | 5 OC | - - - - - - 1 - - - - - - - - | 1 AF | - - - - - - - - - - - - - - - | 0 -------------------------------------------------------- SUM| 0 0 0 2 2 1 5 1 0 0 0 0 0 0 0 | 11 0 5 11 11 11
オセアニアは 4W8X。当初は WaterFallに輝線としては見えなかった。ダイヤル回して ん? ここに何かが居るぞ・・ってな感じ。スコープだけじゃなく 耳もちゃんと使おう*3。ときどきチェックしに行って、浮いたところで呼んでゲット。
01時前に寝て 04時半に起床し、06時半までQRVした。しかし未明の成果はゼロ。Eu方面は RT4F 一局のみ聞こえたのだが、QSOはできず がっかり。日曜日なので しっかり二度寝。
Time Chart (UTC/except JA) day 2 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 Total 2022 -------------------------------------------------------------------- NA | - - - - - - - 3 1 - - - - - - | 4 | 9 2 SA | - - - - - - - - - - - - - - - | 0 | 0 0 EU | - - - - - - - - - - - - - - - | 0 | 0 11 AS | - - - 2 1 - 2 1 - - - - 1 - - | 7 | 12 19 OC | - - - - - - 1 - - - - - - - - | 1 | 2 2 AF | - - - - - - - - - - - - - - - | 0 | 0 0 -------------------------------------------------------------------- SUM| 0 0 0 2 1 0 3 4 1 0 0 0 1 0 0 | 12 | 23 34 0 3 11 11 12
二日目もパッとせず。ハワイ KH6LC に粘ってもらってなんとかできたものの、アラスカもカナダもダメ。Euは ついにまったく聞こえず。近いところでは 4L5O*4くらいか。
01時頃に寝て 05時前に起床したが、中国1局だけしかできなかった。日の出時刻(6時35分)には きっぱりとあきらめ、二度寝にGo!
トータルでは、昨年に比して 北米*5は +7だった*6が、Euは -11でゼロ*7。アジアも数を落とし、けっきょく このコンテストでの最低記録更新となった。
コールサイン確認できて交信に至らなかったのは 12局。JA を除いた 交信DX局は 23、QSO成立率は 23/(23+12) = 約65.7%*8 これは 今年もCONDX悪かったけど 悪いなりに電波飛んだということでいいのかなぁ・・ (^^;)
2024.2.29 追記:
結果の公表があった。シングルOp ノン・アシステッド Lowパワー 160mカテゴリで アジア 2位。世界では 16/27。また SPYさんに負けた。
Public LogでSPYさんと比較すると、北米にはSPYさんの方が飛んでいる。Zone4も取れている。そして決定的なのが 16時頃(utc)の Zone17&21だ。この時間帯、当方は寝ていたのである。これは昨今のCONDXを把握しきれなかった当方のミス。
まぁ、妥当な結果であろうと思う。
LCRでは Incorrect Call が2つあった。ノイズが絡んでいる。これは なんとかしなければ・・
年 | QSO | Multi | Score | Rank AS | Rank WW |
---|---|---|---|---|---|
2023 | 36 | 13 | 429 | 2/5 | 16/27 |
2022 | 58 | 23 | 1518 | 1/3 | 20/29 |
2021 | 41 | 27 | 1890 | 3/8 | 35/58 |
2020 | 44 | 22 | 1320 | 5/12 | 45/65 |
2019 | 54 | 40 | 4080 | 5/10 | 31/56 |
2018 | 35 | 25 | 1475 | 3/7 | 52/71 |
*1 物置小屋の窓枠と外装のトタン板、北隣の隣家方向へのラジアル追加+アース棒とかひとつひとつは取るに足らないもの・・
*2 国内局との交信は Zone/カントリーマルチには計上できるが、ポイントは0点なので JAと2局以上交信しても得点Upにはつながらない。
*3 真・NON-ASSISTEDだからね! ・・飛んでるチェックで 自局をRBNで見たことはあるなぁ・・(^^;)
*4 聞こえただけでQSOはできなかった。
*5 USAのみ。OR CA NV AZ。
*6 計4局から呼んでいただいた! これは新記録かも。
*7 LCRによれば、Zone16局が 当方をログインしていたようだ。こちらの耳の問題か・・
*8 2019年は 聞こえたのが約100局、成立率は 約58%
The 2024 CQ World Wide 160-Meter Contest (CW)、1月27日の朝07時jst開始だった。
カレンダーにメモっておいたのにもかかわらず、TX5Sがらみで 忘れてしまっていて、朝は完全スルー。
コンテスト・モードにシフトしたのは 夕方以降。参加カテゴリは 例年どおり Single Operator - Non Assisted - Low Power。
19時jst(10時utc)頃から ようやく北米が聞こえてきたものの コールサインがなかなか取れない。しかし 少しずつ浮いてきている。数分待ってコールサイン判明し 呼んでみても無視され 、3局目の K7NJでようやく交信成功。今年も苦労しそう・・だが、昨年は上回りたい。
とはいいつつも、TX5Sクリッパートンに未練を残していたので FT8に浮気して 呼び続け、なんとかゲット。然る後 CWに復帰。
Eu方面は 23時jstを越えて Euロシアとできるが 続かない。自宅からEu方向の某老ビルが解体撤去されたので 通りが良くなるかな・・と期待してはいたのだが、さすがに1.8MHzでの遮蔽効果は大きくはなかったのか・・
それに、国内参加局も少ないのかな・・ 00時jst(15時utc)を回って伸び悩んでいるため 思い切って寝てしまうことに決定。
Time Chart day 1 (UTC) 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 0 1 2 3 4 5 6 ---------------------------------------------------------------------------------- NA | - - - - 3 1 1 2 2 - - - - - - - - - - - - - - -| 9 SA | - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -| 0 EU | - - - - - - - 2 - - - - - 4 - - - - - - - - - -| 6 AS | 2 4 - 3 8 2 - 2 11 - - - 3 - 1 - - - - - - - - -| 36 (JA:28) OC | - - - - - 1 - - 1 - - - - - - - - - - - - - - -| 2 AF | - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -| 0 ---------------------------------------------------------------------------------- SUM| 2 4 0 3 11 4 1 6 14 0 0 0 3 4 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0| 53 6 24 45 45 53 53 53 53
04時jst過ぎに起床。05時台に OKチェコ、UWウクライナ、9Aクロアチアと交信成立。しかし その後は伸びず、日の出直後の07時までワッチして二度寝へGo。
Day2、CQ160へのQRVは日没後の17時jstから。19時台には JAが少ないなと 国内向けにCQ。
21時過ぎて昨晩はカスカスだった常連 KL7SBと交信。CONDX良くなったかと思いきや、そうでもなさそう。ぜんぜん伸びない。
やはり01時jst前に寝てしまうことに・・
Time Chart day 2 (UTC) 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 -------------------------------------------------------- NA | - - - - - 2 1 - - - - - - - - | 3 SA | - - - - - - - - - - - - - - - | 0 EU | - - - - - - - 1 - - - - - 1 - | 2 AS | - 4 1 15 - 2 3 2 2 - - - - - 4 | 33 (JA:29) OC | - - - - - - 1 - - - - - - - 1 | 2 AF | - - - - - - - - - - - - - - - | 0 -------------------------------------------------------- SUM| 0 4 1 15 0 4 5 3 2 0 0 0 0 1 5 | 40 5 24 34 34 40
04時半jst起床。
二日目の未明は YTセルビア SNポーランド HGハンガリィ OMスロヴァキア S5スロヴェニア等も ハッキリと聞こえていたが、ことごとく空振り・・(T_T)
やはり 160mはリニア要るかも・・ まぁ、サイクル25終盤になれば また違うかもね。(^^;)
あと、やたら強力ノイズ出てくるな・・と思ったら・・ 雪がしんしんと降り積もっている・・ いわゆるスノウ・ノイズ。10分程度で治まってくれることが多いけれど、S振ってない弱い局は完全にマスクされてしまう。これはなんともならないだろうなぁ・・
Px Country 1.8 ----------------------------------------- 9A :Croatia | 1 BY :China | 3 DU :Philippines | 2 HL :South Korea | 4 HS :Thailand | 1 JA :Japan | 57 K :United States | 9 KH6 :Hawaii | 2 KL :Alaska | 2 OK :Czech | 1 UA :European Russia | 5 UA0 :Asiatic Russia | 4 UR :Ukraine | 1 VE :Canada | 1 ----------------------------------------- QSOs | 93 Country | 14
DXの交信数は 36。なんぼ呼んでもダメだったコールサイン判明局が 27。QSO成功率は、36/(36+27)=57.1%・・ 飛ばねー。
昨年の CQWWからアンテナ/ラジアルとも 何も手をつけていないのもヤル気ダウンにつながってるかも・・(^^;)
とりあえず、スコアは昨年を上回ったようだが・・
参加くださったみなさん、ありがとうございました。
2024.2.27 追記:
Raw Scores公表。
うーむ・・ アジア3位・・ 1位 2位には 遠く及ばないなぁ。とりあえず、Public Logsが出たら再検討だな。
2月4日は 立春。日の出 06:45、日の入り 17:02。
立冬(11月8日)~節分(2月3日)までのムセンの記録である。
それにしても、季節の移り変わりが早く感じられるのう・・ トシのせいかな・・
1.9(1.8): まず CW。CQWW ARRL160 CQ160の3つのコンテストが利いてて局数は少し多いものの ほぼ常連さんとのQSOで 1st局はごくわずか。4W8Xくらいか。FT8では 4W8X H44WA XW4DX VK9XY T32TT TX5S といったところ。DX指定のCQは あまり出さないので国内からもよく呼ばれるが、こちらは 1st局が多い。
CQ160のあと、RBNで 自局と某SPYさんの飛び具合比較してみた。どうも北米向けは かの局、Eu向けは 当方の方が良いらしいのだが、定かではない・・
CQWWやARRL160のRAWスコアではかなり差をつけられているわけだが、ワッチ時間 あるいはノイズ環境*1の差かな とも・・
3.5: TX5Sくらいかな。CW/FT8でできたのが大きい。*2
7: 依然としてアンテナ無し。*3
10: DXは 4W8X TX5Sのみ。あとは国内の移動屋さん追っかけ。
14: TX5S以外は 国内の移動屋さん追っかけ。
18: H44WAのみ。
21: TX5Sのみ。SSBでできたのがウレシイ。
24: 4W8X XW4DX TX5Sくらい。
28: VK9XY H44WA TX5S 7O2WXくらい。
50: 国内は半分くらいが 12月のふたご座流星群MS(MSK144)によるもの。DXは12月初旬まで続いた秋のDX-CONDXで チリCE ウルグアイCX アルゼンチンLU などの南米ができた。
144: 12月のふたご座流星群MSで 愛媛 岡山など6局と交信できたのは大きい。
MSK144、2mでは Sh-ON(Shにチェック)していただきたい・・ Sh-Offの局が多そう・・ Sh-ONの方がR*##/RRR/73のデコード率が上がる。Sh-ONが適用されるのはTx3 Tx4 Tx5で、Sh-OFFが高速ドラムロールのような音なのに対し、Sh-ONではブザーのような少し高い音になる。
あとはほとんどが 1月2日の NYP相乗りオール秋田VU。*4
430/1200: ほぼオール秋田VU。11月下旬に430FT8で茨城(?)とできているが、飛行機散乱かな?
衛星(SAT): MEO衛星IO-117のおかげで かなり盛況。珍しいところでは グリーンランド OX3AH。でも No-LoTWな局なのよね。SASEとか送れば回収は可能なのだろうけれど、当方は QSL回収に お金をかけたことがない ケチな野郎でございまして・・(^^;) だから TX5Sも未CFM。
最近はNewエンティティもなかなか増えず、細々とVUCC・・Newグリッド集めを楽しんでいるが、それも12エレ程度のアンテナでは キビしい状況だ。
そういえば・・ 衛星QSOで USA全州とのQSOが LoTWでCFMされ、WASアワードを申請してみた*5。ARRLが受け付けてくれるVISAのカードを作るのに手間取って申請が遅れてしまったが、なんとか賞状が届いた。ARRL、いい商売*6してるよな。(^^;)
もうひとつ。当方のアンテナからヨーロッパ方向に鎮座していた 某老ビル、ついに解体工事が実施され、1月下旬に更地と化した。
これにより、この方向のスレスレSATパスについては 以前は8度程度まで仰角が上がらなければ GMSKではデコードできなかったものが 5度程度でデコードされるようになった。
以前(11月下旬)、Twitter(X)に次のように書いたのだが・・
My ANT does not have variable elevation mechanism.
When SAT is at high elevation angle, both transmission and reception may be improved by pointing ANT at nearby buildings, even if the azimuths do not match.
The upward reflection (scattering?) from buildings may be effective.
この某老ビルが無くなったおかげで 高仰角への対応がいまいちキビしくなってしまった・・
なお、1.8MHzには あまり影響が無かったのではないかと思われる・・*7 春~夏の50MHz伝搬に期待・・である。(^^)v
あとは・・
GreenCube受信しつつ1.8MHzFT8で送信してたら、GreenCubeはRigコントロールが外れ、1.8MHzはSound Deviceエラーになって どっちもコケた。回り込みか・・
IC-9700の方が先にコケて HFの方を巻き込んだもよう。IC-9700は電源スイッチを切っただけではダメで、電源供給自体を切断しなければ復旧しなかった。とりあえずパッチンコアを追加。
Comments(3)
*1 冬は スノウ・ノイズが酷い。
*2 頑張れば それなりに飛ぶとは思っているのだが、ヤル気出ない。(^^;)
*3 でも そろそろ 新アンテナ やるよ!
*4 山形 北海道(函館/洞爺湖町)ともできた。珍しいが この時季 たまにある。
*5 はじめてのAWARD申請である。やはりケチ。
*6 32$
*7 CQ160は 解体完了後。
当方における 局地的な 6m DX観察メモである。(時刻は JST)
例によって データ取得できていない時間もある。なお、韓国 中国 台湾 香港 グアム等の近場は 原則 ここでは 取り上げない。VKについては個別のコールサインは省略。モードは 基本的に FT8かFT4。他のモードは必要に応じて記載する。
ZL1RQ ZL1RS VK9LAA VK2 VK3 VK4 VK5 VK6 DU7/PA0HIP YB8XOB FK8CP
ロードハウ VK9LAAはいったん消感して再度入感してきたが、TVの録画観てて出遅れた。当初は南米向けのまま呼んでた・・ けっきょく逃すことに。
VK6 DU7/PA0HIP DU9/W1JET
FK8CP FK8HA DU1/NF0O DU7/PA0HIP DU9/W1JET VK4 VK5 VK6 VK8
VK4 VK8 YB3EDD YB9BUD
今季初の南米入感。ちなみに、昨2022年の初南米入感日は 10月10日だった。
10時頃
CE2SV CE3SX XQ3MCC
3局ともCFM済みなので 当方からは呼ばなかった。LUを呼ぶJAもいたが、当方には入感せず。
11時~
FK8CP FK8HA ZL1RQ ZL1RS ZL1SG VK3 VK4 VK6
FK8CP FK8HA FK8HM VK2 VK3 VK4 VK5 VK6 VK8 ZL1RS DU1/NF0O DU7/PA0HIP 5W0LM 3D2AG YB0SAS YB1TJ YB9BUD YC9FZ
夜になって 南の方では なにやらロングパスでカリブ方面が開けたらしいが、当方ではかすりもせず。
VK2 VK3 VK4 VK5 VK6 VK8 ZL1AKW ZL1RS FK8CP FK8HA 3D2AG FG8OJ DU7/PA0HIP
なんか体調悪くて(ダルい+眠い)全市全郡もカリブも 捨てて寝た。
起床→体調回復。朝から全市全郡コンテスト終了まで 14MHzにQRV。
VK4
FK8CP FK8HA VK3 VK4 VK6 VK8 DU7/PA0HIP DU7OK
VK4 VK8 FK8CP FK8HA 3D2AG DU7/PA0HIP
FK8CP FK8HA VK2 VK4 VK5 VK6 DU7/PA0HIP
ZL1AKW FK8CP FK8HA VK3 VK4 VK8
6mカリブまつり、新潟や福島あたりまで落ちて来てるようだが 当方には かすりもせず。
VK3 VK4 ZL1AKW FK8HA
FK8CP VK2 VK4 VK6 VK8 W8S 4F1EBD DU7/PA0HIP
W8Sは弱い。当地では 浮いたり沈んだり・・
13時過ぎ
UN3G UN8GEQ
カザフ UN は 8月5日以来の入感。
07時~
CE2SV CE3SOC CE3SX CE4BJ CE4MBH XQ3MCC W8S LU1FAM LU1FBP LU3HBA LU4FW ZL1AKW ZL1RS ZL1SG ZL1SWW ZL2MF ZL3NW ZL3OY ZL3OZ ZL3RC KH6HI NH6Y
CE2SV CE4MBH LU1FAM LU1FBP LU3HBA と交信。同相スタック 東南東向け。ダイレクト方向は東北東のはずだが、そちらでは弱かった。ちなみに、昨年は 初入感日=初交信日(10月10日)であった。
09時半
CX6VM CX7FH
10時半
PY5EG
PY5を呼んだが F.O. ダイレクトでは30度方向だが、100度の方が良かった。PSKRPTRによれば 当方はデコードされていたもよう。
FK8CP FK8HA FK8HM VK2 VK3 VK4 VK5 VK6 VK8 4F1EBD DU1/NF0O DU6/PE1NSQ DU7/PA0HIP DV1K
ZL1AKW ZL1SG ZL1SWW ZL1RS
09時頃
CX6VM LU5FF LU9FVS
CX6はショートパスの60度方向で受信。スタックは逆相の方が少し良い。東京中心の大圏地図だと80度くらいだが、自局中心だと60度くらい。
さすがに18,000kmも離れると東京中心では誤差が大きくなるのか。要注意だ。
WSJT-X/JTDXの Gridからの計算による Azの値は ほぼ合っているもよう。
4F1EBD DU1/NF0O DU6/PE1NSQ DU7/PA0HIP DV1IIW DV1K VK2 VK3 VK4 VK5 VK6 VK8 YB2DX YE9BJM
6m、Euも カリブも まったく見えん。ま、しょうがないねー (笑うしかない)。(^^;)
T2C
09時頃
LU5FF
FK8CP VK2 VK3 VK4 VK5 VK6 VK8 ZL1RS DU6/PE1NSQ DU7/PA0HIP YB2DX
FK8CP FK8HA ZL1RS VK4 VK6 DU6/PE1NSQ DU7/PA0HIP
08時~
CE2SV ZL2WHO LU4FPZ LU8EX LU9AEA LU9HH
09時~
CX3DAC CX4AAJ CX4DAE CX8DS VK1 VK2 VK3 VK4 VK5
LU4FPZ LU8EX LU9AEA CE2SV CX3DAC と交信。ショート・パス。スタックは同相。
FK8HA DU7/PA0HIP
VK3 VK4 VK5 VK7 ZL1AKW ZL1RQ ZL1RS FK8CP
VK2 VK4 VK6 FK8CP FK8HA
08時
CE2EC CE2SQE CE2SV CE3MRO CE3SOC CE3SX CE3/CE0YHF CE4MBH XQ3MCC LU1FAM LU2BA LU3CQ LU3HBA LU5FF LU6FHO LU7HN LU7MC LU7PBO LW1DJ LW2DO
09時~
KH6AQ KH6HI NH6Y ZL1RS ZL1SG ZL3OY ZL3RC ZL3RJ VK1 VK2 VK3 VK4 VK5 VK7 FK8CP FK8HA 3D2AG
オリオン座流星群MS、50.260MHz MSK144で 2局と交信するもDX局は無し。
07時
LU1DLA LU1EEG LU1FAM LU2BN LU2CSG LU2FE LU2FGL LU3AHY LU3CM LU3CQ LU3DI LU3EKW LU3HY LU4EFC LU4FPZ LU5DF LU5FF LU6FHO LU7HN LU7MC LU8DCH LU9ELA LU9FVS LW2DO LW4DCI CE2EC CE2SV CE3SOC CE3SX PY5CC
08時
CX2CN CX4AAJ CX4DAE CX6VM CX7BJ CX8DS VK2 VK4 VK6
LU2BN LU2FGL LU3CM LU3EKW LU4EFC LU5DF と交信。
南米盛況の中、出勤。
09時
KH6AQ NH6JC ZL1RS
12時~
DU7/PA0HIP VA7CD/DU7 FK8CP YE1BON
FK8CP FK8GM FK8HA VK4 VK4 VK6 DU7/PA0HIP 9M6NA
08時
LU1FAM LU2BN CX6VM
VK4 VK6 VK8 DU7/PA0HIP 9M6NA
08~09時台
CX2SA LU5FF LU9AEA
9M6NA VK4 VK8
07時~10時台
L71D LU1DL LU1DPW LU1EEG LU1FAM LU2BA LU2BN LU2DPW LU3AHY LU3BMS LU3CM LU3DXZ LU3ETM LU3FGG LU4DCW LU4FPZ LU5CQC LU5DLE LU5FCV LU5FF LU6HFQ LU6HR LU7HN LU7IAC LU7JMS LU7PBO LU8ADX LU8DNO LU8EDA LU8ENU LU8EX LU8HGI LU9AEA LU9DO LU9DPI LU9FSD LU9FVS LU9HH LW5DIX LW6EQG LW9DDW CX1TF CX2CN CX2CQ CX2SA CX3DAC CX3VB CX4AAJ CX4DAE CX4DW CX6VM CX9AU PP5BK PU3RIN PY3SSZ CE2SV CE3SX XQ3MCC
スタックは逆相。ほぼダイレクト方向。盛況だったが そのとき見えていた局はすべてQSO済みだったのでシャック離脱して出勤・・
CX4AAJ L71D LU1EEG LU2DPW LU5CQC LU6HFQ LU8HGI LU9DO LW5DIX LW6EQG PY3SSZ と交信。
12時~
VK2 VK3 VK4 ZL1AKW T2C DU7/PA0HIP 9M6NA FK8CP FK8HA
07時
CX6VM PY3SOL
08時~09時台
LU5FF LU9AEA
LU5FFがCQ連発していたので 挨拶してみた。かなりスポッティなCONDX。夏の Es CONDXでも よくある。
南の方では 南米のあと、10時台に北米(K0GU)と120度方向で交信できたというRPTもあるようだ。
VK1 VK2 VK3 VK4 VK5 VK6 VK7 VK8 ZL1RS ZL4SY ZL4TT FK8CP FK8HA V6SX 4G1G DU7/PA0HIP
V6SX +00くらいで見えていて、フルパワーで呼んでダメだったが、3Wくらいにパワーダウンしたらコールバックあり。
07時
LU1FAM LU2FE LU4FW LU4HK LU5DF LU5FF LU6HR LU7HN LU8DRH LU9AEA LW2DAF LW5DR CE2SV CE3/CE0YHF CE3SOC CE3SX CX3VB CX4DAE CX6VM CX7FH CE0YHO CX2SA CX6VM
07時過ぎから約1時間 南米まつりになっていたようだが、寝坊してしまった・・ 県内局がPY3を呼びまくっていたけれど、当方にはかすりもせず。
09時
ZL1AKW ZL1RS PY3RTV
いったんおさまっていたのが再び盛り返してきた。
CX2SA PY3RTV と交信。このような再入感がたまにあるが、夏のEs伝搬よりも多い印象だ。
10時台
HC1MD/2 HC2FG
HCは どちらも-10くらいだったが F.O. HC2FGは大昔('89)にSSBでCFMできてる。
このときは 試しに・・と、スタックを逆相にしていて、そのまま呼んでしまった。同相だったらQSOできたかもしれない・・と思う・・ 悟りの境地は遠い・・
本日のスタックは同相。南米まつりは たいてい 10時台までで終劇・・
11時~
VK2 VK3 VK4 VK5 VK6 VK8 3W3B V6SX VU2FGQ 3D2AG FK8CP FK8HA KH6HI UN2NC UN3GX UN7FW UN7GW UN7JX UN7NTV UN8GEQ DU7/PA0HIP DV1ZLQ EX0DX EX8BT EX8MEM EX8MLE EX8MLT 9M6NA
UN2NC UN7NTV UN8GEQ と交信。 カザフは 3か月ぶり。もちろん10月にカザフとQSOできたことは過去 一度も無い。SSN:70なのに・・どこが利いているんですかね?
07時~
CX6VM CX2TQ NH6Y LU1PA LU5FF LU6FL LU7HN LU7PBO LU8EX LU9AEA CE2SV
LU1PA LU7PBO LU9AEA と交信。
11時~
ZL1RS FK8CP FK8HA FK8HM KH6AQ VK4 VK6 9M6NA V63CB DU7/PA0HIP
08時~
PY3SOL PY3SSZ PY3TO CX2SA CX3DAC CX6VM CX7BJ CX4AAJ CX4DAE CX6VM CX7BJ AZ5E LU1EG LU1FAM LU3DCS LU3HBA LU4FPZ LU5BE LU5CQC LU5FF LU6HR LU7HN LU7JMS LU8ENU LU9AEA LW2DAF LW4DCI LW4DIR
CX4DAE LU1EG LU7JMS LU8ENU LW2DAF LW4DCI PY3TO と交信。
これで 南米は 7日連続入感。5日連続交信である。
10時~
ZL1AKW ZL1HD ZL1RS ZL3NW ZL3OC ZL3OZ ZL3RC ZL3RJ ZL3TJV ZL4LV ZL7DX KH6AQ NH6JC NH6Y VK2 VK3 VK4 VK5 VK6 VK7 VK8 FK8CP FK8FI FK8GM FK8HA 4F1EBD 4F3OM DU6/N7MOT DU7/PA0HIP DU7/VK4CCV 9M6NA
FK8GM KH6AQ ZL1HD ZL3OZ と交信。
と いうわけで、南米中心の メモとなった。当地では、南米は 07時前後から入感し始め、11時前には 消感するというパターンが多いようだ。
スタックの位相については、同相/逆相 どちらもアリ という状況。やはり コントロール・ポイントまでの距離が問題なのか。
さてさて、11月はどうなるのであろうか、そして・・来年は・・ ?
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]]>第44回 全市全郡コンテスト。
今回は体調イマイチ・・具体的には ダルくて ものすごく眠い!! ・・て ことで、あろうことか 6mのカリブLPまつりも 全市全郡コンテストも投げ捨てて 寝ることにしてしまった。
翌朝まで10時間以上 寝て 起きたら体調は元どおりに。なんだったんだ!? (^^;)
とすれば VUHFか 14MHzということになるが、この時季 国内のVUは ほぼ*3 終わっている。
けっきょく、極めて消極的に 消去法で C14MへのQRVと決定。
もしかして CONDXが良いのか・・ と、13時半過ぎから CQ出して RUN態勢に入った。しかしながら、判断が遅かったかも・・ (^^;)
14時台は かなり局数が伸びたものの、15時半を回るとペースダウン。
17 18時台は 晩飯の支度と買い物で大幅ダウン。本物のコンテスタなら そんなことはコンテスト終了後に回すのだろうけれど、当地では 21時過ぎると スーパー閉店してしまうのである。まぁ、昨日のうちに買っておけば良かったのだが。
<タイムチャート> | 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 |合計 ----+--------------------------------------+---- 14| 14 25 22 17 29 50 30 23 4 2 0 0 | 216 ----+--------------------------------------+---- 累計| 61 157 214
19 20時台は ほぼ聞こえず。なんとか聞こえる局は すべてQSO済み。
それでもローカル局などが呼んでくれるかも・・と CQ垂れ流すが(^^;)、残り30分で それもあきらめ、1.8MHzで 少し支援QSOをして 21時 コンテスト終了となった。
結果、単なる逆Vでの途中参戦にしては 想定以上の出来だった。が、晩飯の支度等は完全にCONDXの落ちた 19時以降におこなうべきであった。
このコンテストは 局数勝負だ。CONDXが落ちきる前に 1局でも多く 稼ぐべきなのだ。
後で RBNをチェックしてみたら 南米やヨーロッパにも届いていたようだ。コンテスト中も 他のコンテストに参加中のDX局が 良く聞こえていた。
ぜんぜん意味無しだが いちおう AJDも完成した。
なお、今回 呼んだ局とは すべてQSOできた。(と 思う ^^;)
<エリアごとの交信局数> (CW Only) 1 2 3 4 5 6 7 8 9 0 合計 ------------------------------------------------------------------------- 14MHz 56 29 34 19 12 36 15 11 1 3 216
コンテストLOGは C14Mで既にJARLへ送信済み。サマリ意見欄には 例の 共通規約(14)無効の件に加え、『東京都特別23区以外の政令指定都市の区マルチの廃止を求めます。』と記載した。
そういえば・・ コンテスト中、キーイングで つまずくことが数回あった。なんか短点が1個余計に出てしまうみたいな。
キーヤは カツミの EK-160。1994年から使っているので もう30年選手なんだなぁ・・ Rigにキーヤ機能は有るから パドルを新調すべきかなぁ・・
ちなみに・・ 写真で判るとおり 14の逆Vの上には回転する 50と 21/28の八木宇田が乗っている。これらのブームとエレメントの合計長は 14MHzの半波長である 10mに近い。てことは、もしかして 導波器または反射器として 逆Vの指向性に影響を与えるのではないか・・
て ことで、八木宇田の向きに着目して MMANAでシミュレーションしてみた。*4
北方向(図の135度方向)では 10dB以上の差が・・ 効くなぁ~ (^^;) 八木宇田のブームとかが導波器となってビームを上に引っ張っているのか?*5
2024.2.13 追記:
本日 結果が発表された。216qso×176マルチ=38,016点。
C14では 全国9位、C14M では 全国8位。なお、減点は無かった。
中途参加だったが、上位25%以内の東北1位のJARL会員だったので辛くも入賞。
*1 近年 このコンテストの C19P C35Pで入賞しているので もともとロウバンドはパスのつもりだった。
*2 翌 9日には正常化した。
*3 まったくダメということではないが。
*4 当シャックのトタン屋根等も計算に入っているため 指向性はちょっと歪になっている。
*5 今回のコンテスト中 八木は 210度(カリブLP) 110度(南米/太平洋Sc)のどちらかを向いていたハズなのだが・・ さて どっちだったでしょう?? (^^;)
ルータ新調・・とタイトルをつけたが、4台目である。前回は 2020年の10月。今回新調したルータは 3台目と同じメーカ。型番的には 3台目のUpdateバージョンで価格帯も同じ。
2023年夏、猛暑で当方のシャックの室温はしばしば 35℃を超え、有線ルータとしては ほぼ問題なく稼働を続けたものの、WiFiが何度もダウン。
電源再投入で回復するものの、ダウンの頻度は少しずつ悪化。ついには、涼しくなってもダウンするようになってしまった。
WiFiが死んでも 有線では問題なくつながるのが悩ましいところなのだが、ここは 思い切って新調してしまおう・・ということに。*1
旧ルータと同じメーカの製品なので、スマート引っ越し機能とか 簡単設定機能などが用意されているのだが、そんなブラックボックスみたいな機能を使う気には とうていなれない。で、旧ルータの設定を参考にしつつ すべて手動で設定を実施した。
なんのことはない。ほぼ旧ルータの設定そのままでよかったみたいだ。面倒くさいし 旧ルータも WiFi以外は 問題なしなので購入後しばらく放置していたのだが・・(^^;)
設定終わって外部ネットにアクセスできることを確認し、昼飯へ。
しかし、何か変。zcr.jpサーバの access_logをチェックすると、お昼前からアクセスがゼロのままだった。
スマホで WiFiを切り、通常の4Gで zcr.jpサーバに接続しようとしても・・できない。PCから外部のPROXYサーバ経由でのアクセスもダメ。・・やっちまったか!?
別PCで旧ルータの設定を確認しつつ、新ルータの設定をよくよくチェックしてみると・・ なんということだ。HTTPのIPフィルタ設定が『通過』ではなく『無視』になっていた。接続できなくてアタリマエである。*2
IPフィルタ設定を適切設定し、これで大丈夫! と スマホ持って外に出て、帰ってきたら、普通は自動的にWiFiに再接続するはずなのに つながらない! なんでやねん!!
手動でもつながらないので またもや電源プラグ抜いて再起動させ、いちおう つながった・・
嫌な予感がよぎる。しかしここはあわてず騒がず、まずは ファームウエアを最新版にしてみよう。
メーカの ダウンロードサイトに行って Ver.1.45のファームウエアをDL。そして、ファームウェア更新中・・の表示が 100%に・・なったら、げげ! ブラウザが固まった!! 正確にはブラウザ自体は生きているが、ルータの反応がなくなった。しかしながら、インターネット接続やWiFiは生きている。
他のブラウザからアクセスしようとしても反応無し・・ それで再び電源プラグ抜いて再起動。疲れるで。
このルータ、ホントに大丈夫か!? と思ったが、この再起動後は特に不具合無し。ファームウエア表示も ちゃんと 1.45になっている。
念のため 再度 スマホ持って外に出てWiFi切れるところまで歩き、然る後 戻ってみると・・ おぉ、自動的にWiFi再接続になった。
また、旧ルータで良く発生していた 一晩寝て朝起きるとWiFi切断してる現象も起きていない。
これで安定してくれれば いいのだが・・
さて、ついでに 別の Netネタも書いておく。
Windows XP・・ MSのサポート切れから10年になろうとしているが、当方では自分の bLOGや Twitter(X)をチェックするために使うことがあった。
しかし、Twitter(X)は 自分のプロフィールさえ見られなくなり、bLOGの方は いちおう読めるのだが 例えば GoogleMap等の表示ができなくなったりという状況だ。
ま、潮時かもしれない・・*3
それから・・ 当方のネット回線は NTTのフレッツ光ネクスト ファミリー(max 100Mbps)なんだけど、さいきんは みなさん ギガ契約なんでしょうか? 最前線から退いて ん年、今は昔よのう・・
そういえば、昔 某新興ソフトウエアが RRR だか 73の受信をネット経由で通知する機能を搭載しようとしたけれど、オリジナル開発チームが それって Net-QSOじゃん・・って反対して ご破算になったんだよなぁ・・ そんなこともあったなぁ・・
旧ルータは しばらく保管。新ルータの安定性を見極めたら、設定リセットして 市役所の小電ボックス→リサイクルかな。*4
Amazon WSR-3200AX4S/NBK*5
Comments(1)
*1 WiFi接続は 移動用PCとスマートフォンの2台。ルータ再起動で IPアドレスも変わってしまうので ダイナミックDNSの設定もやり直す必要があるし・・
*2 自分自身の RAW-GANNが元凶かも。
*3 遅いけれど まだ使えるのに・・ (T_T)
*4 1台目:アライドテレシス 10Mbps、2台目:NTT-ME(住友電工) 100Mbps、3台目:BUFFALO 1Gbps/WiFi
*5 アマゾンの当該ルータのページに飛びます。商品画像が使えなくなってしまって寂しくなっちまった・・
TX5S クリッパートン島(Clipperton Is)の DXペディションが終了。フランス領の無人島なのだそうだ。
クリッパートン島は 当方から東北東方向に 約11000km。この距離なら 今運用中の 衛星IO-117(GreenCube)*1で交信できんじゃね?*2 と 思ってたら、本当にIO-117にQRVしてくれるということに。
最初の受信は 1月22日の お昼前。それっ! と呼ぶが、デジピートされない。衛星から見たら ものすごいQRMなのだろう。その後も まったくデジピートされないままLOS。
翌1月23日昼過ぎのパスでは JA7KPI TX5S 599 QN00 が 2回デジピートされたのを確認するも 交信できず。
しかし、旧Twitter*3で「2回返ってましたよ」との情報が・・ あぁ そうなのぉ ラッキィ! てな局もいるのだろうが、コールバックが受信できていないのに交信できたなんておかしいよなぁ・・ で、再挑戦することに。*4
次のチャンスは 1月25日。数回空振りしたあと、次のように交信成立。このときの衛星の仰角は 5.8度。LOSまで あと5分という状況だった。
25.01.24 05:12:16.941 TX5S CQ DK50 Clipperton Island RX:0
25.01.24 05:12:21.902 JA7KPI TX5S 599 QN00 TX:0 *5
25.01.24 05:12:24.580 JA7KPI TX5S 599 QN00 RX:0
25.01.24 05:12:33.411 TX5S JA7KPI RR73 Logged 73 RX:0
25.01.24 05:12:35.134 JA7KPI TX5S RR73 TX:0
25.01.24 05:12:37.812 JA7KPI TX5S RR73 RX:0
このペディションではライヴストリームとかでQSO成立の直後にペディ側のLOGに載ったかどうかが判るシステムが構築されていたが、衛星のも載ったのかな? けっきょく翌日になって CLUBLOGの Log Searchで確認したが、当方のIO-117でのPKTQSOは 3 となっていた。23日のLOS間際にダメ元で再度呼んだのだが、デジピートは確認できなかったものの、それにも 返っていたらしい。*6(^^;)
さて、HFでの交信は 今回はまったく考えていなかったのだが、初っ端で QSOできなかったフラストレーションから 23日夜の3.5MHzCWに挑戦。呼び始めて15分くらい経った頃にコールバックがあり 交信成立。そして、その20分後、10MHzFT8で数回呼んで交信成立。
24日は 28MHzと3.5MHzのFT8で交信成立。
25日 前述のとおり衛星IO-117経由で交信成立。調子に乗って 1.8MHzCWを聞いてみると 聞こえる・・が、浮き沈み激しい状況が続いており、200Wでは ちょっと できる気がしない。1.8のFT8も浮き沈みでキビしい! 一度応答あったけれど再び沈んでしまってQSO完結できず。
26日 14MHzFT8で交信成立。1.8FT8は TX5S側の夜明けまで追ってみた。けっきょく 3回コールバックがあったものの RR73もらうこと能わず。
27日 お昼前後に 24MHzFT8と 21MHzSSBで交信成立。ハッキリいって時間かかったけれど、SSBでできたのは嬉しい!*7 夜には ほぼあきらめていた 1.8FT8で ようやく交信成立。これも嬉しい!!
28日 撤収作業と並行しての運用と思われる。24MHzCWがまだ出ていたので呼んだが、少しずつ弱くなっていく・・ 当方のなんちゃってANTではもう無理? しかし、お昼頃 21MHzFT8で交信成立。*8
なお、18MHzCWではよく聞こえていたものの 負け続けて交信できず。7MHzは当方のアンテナ無し。50MHzは 朝方の伝搬に賭けて毎日アンテナを向けていたのだが、Openは無かったもよう。
久々のDXペディション参戦だったが、まぁまぁ面白かったね。(^^)
*1 2月5日での運用終了が公表された。運用継続を求める署名活動がなされている。https://www.change.org/p/save-the-greencube-satellite-digipeater
*2 高度 約5800kmの IO-117では max 13000kmくらい。
*3 X とは書きたくないなぁ・・
*4 偏波の回転やノイズとかで 受信できないことは よくあるのではないか。
*5 コールサインのほかにQTH(GL)も送っていてExchangeは十分だから 599は送らなくてよい のかもしれない。しかし RST(Q)が無いとダメ という局も世界には居られる。文字数も大事だが 無情報のTXDを極力短くすることも大事。(当方は28ms)
*6 メキシコの某局からも情報をいただいた。
*7 最初 KA7KPIとミスコピーされたのに気づかず、ライヴストリームで間違いを発見。その後 30分呼んでようやくゲット。俺の発音が良すぎたのか? (^^;)
*8 21はいちおう3エレ。
JARLのQSOパーティ相乗りの VUオール秋田QSOパーティに移動運用で参加。
移動運用での参加は2017年以来、7年ぶりである。
移動地は 三種町 浜田ポンプ場近傍 PN90XC。釜谷浜近くの丘、標高約40m*1。写真のとおり雪は ほぼ無い*2。
朝 09時過ぎに現着してアンテナ*3をセット。
まず430FMから電波出し始めるが、出てる局が少ない! 1局やって 144FMへ。
なじみのないコールサインだなと思って呼んだら、山形の局だった。東根市 天童市と交信。その後は144で秋田県内局と次々に交信。
アンテナを北に向けて ざっと受信してみると 8エリアのコールサインの一部が聞こえる。しかし、さすがにQSOパーティ、話が長く、当方もじれてしまって呼べない。
青森市 鶴田町 弘前市 田舎館村と交信後、ようやく北海道局のコールサイン判明し、呼んで交信成立。松前あたりかなと思ってたら、なんと 洞爺湖町だった。*4
お昼になって 交信ペースが落ち、某Net掲示板へ書き込んで 144CWでCQ。しばらく空振りが続いたが、横浜から呼ばれて交信成立。*5
かなり お天気が良く、144が飛びそうな気圧配置ではないかと思ってはいたのだが、まさかホントにできるとはなぁ・・v(^o^)xl
13時過ぎ、衛星FO-29のCWで 相手の名前が上手く受信できず、この交信はQSOパーティ外 ということに。
このあと、2局目の北海道局、函館市と交信。*6
15時前のFO-29では SSBで 5局と交信*7。うち1局は ロシアの常連さんだったが、先方の名前は 受信できたものの こちらの名前のフォネティクを言おうとしたところでLOS。これもQSOパーティ外 ということになった。
QSOパーティ以外も含めた移動運用のトータル交信数*8
band/area | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 0 | DX | QSO |
50 | 0 | |||||||||||
144 | 1 | 36 | 2 | 39 | ||||||||
430 | 7 | 7 | ||||||||||
1200 | 2 | 2 | ||||||||||
SAT | 1 | 2 | 1 | 1 | 1 | 6 | ||||||
Total | 2 | 2 | 1 | 1 | 45 | 2 | 1 | 54 |
なんか、予想以上にできたなぁ・・ って感じ。*9
交信の途中から 黒い雲がこちらに迫ってきているのが見えていたので、雨が降る可能性が高いと踏み、15時半で運用中止して撤収作業にかかる。
案の定 撤収途中から雨が振り出したのだが、幸いにも ほとんど濡れずに帰宅することができた。
なお、当方は JARL QSOパーティに QRVしたことは 過去何度もあるが、LOGを出したことは 一度もない。今回もその方向である。*10
*1 この場所は カーラジオで秋田市のコミュニティFM局がよく聞こえる場所をウロウロ探し回ったときに発見した。
*2 残雪(?)が僅かにあるだけ。昔は大雪でも移動に出かけたけどねぇ・・(^^;)
*3 50:ホイップ 144:6エレHヘンテナ 430:12エレ八木宇田 1200:5エレQuatroヘンテナ(写真ではほとんど見えない)
*4 300kmくらいか? かなり ゆるやかな浅いQSBがあった。
*5 約500km。QSBはあまりなかったと思う。
*6 200kmくらい。こちらは洞爺湖とはまったく違う 速いQSBだった。
*7 SSBは衛星だけ。144/430地上波ではSSBには出なかった。
*8 うち CWは SAT 1、144 2。50MHzはセッティングしたものの ゼロ交信。
*9 秋田では こんな感じなんですぅ~ (^^;)
*10 JARL秋田の VUオール秋田のLOGはすでに送信済み。
今年もぼちぼちいかせていただきます。よろしくね。 (^-^)v
総交信数は 2008年の4319qsoに次ぐ歴代2位を記録*2。これはなんといってもサテライトのDX-QSOが効いている。
LoTWがらみのAward・・
DXCCは 6mで100を超えたが、Mixedでは わずかなUpのみ。HFハイバンドでバンバン稼いでいればペースも上がるのだろうが、あまりヤル気ない(^^;)。*4
Awardは CWも6mも申請していない。ま、100程度は できて当然・・ という感覚なのかなぁ・・ やっぱり 200超のヒトはそれなりに頑張ってるよね。
サテライトでは 80に到達したけれど、やはり90超えないとね・・*5
そういえば Eu方向に設置された シールド板某老ビル、足場がかかったのでもしや・・と思ってたら、ついに解体工事が開始。どうも更地になるようなので 6mとサテライトのEu方面に期待がかかる・・*6
WASはサテライトで完成。MEO衛星GreenCube(IO-117)のおかげだ。この衛星の中継器が開放されてから 約1年で完成に至ったが、早くからQRVしていたこともあるだろう。また、水平偏波アンテナの追加も かなり効いた。
この衛星、単一チャネルのデジピータであり、現状では ユーザが増えて飽和状態とみられ、Uplinkが なかなか通らないことがほとんどである。
なお、サテライトWASは かなり迷ったが申請してみた。*7*8
6mWASは 昨年から進展していない。残りは東海岸メインの CT DE RI VT TN。
VUCCは VHF UHF以上のバンドでのグリッド・ロケータ集めだ。6mは 昨年614→704、サテライトは 178→547。サテライトの伸びが半端無いが これもGreenCubeのおかげ。
FT8等のデジタルモードで グリッドを送信しているのに QSLカードや あろうことか LoTWでもグリッドの記載が無い局がおられる。わが国ではマイナーなAwardだが、記載していただけると嬉しいかも・・
次は Netネタ。このブログのアクセス傾向解析。ロボット疑惑のあるアクセスは徹底排除・・ と いきたいところだが、最近は 難しくなってきている・・(^^;)
やはり強いのが無線のコンテストネタだ。JARL4大コンテストは全部ランクイン。
珍しく音楽ネタがランクインしたが、Beck先生の訃報をうけたもの・・ 悲しい・・*9
その後、エリック・クラプトンが Beck先生とのコラボ曲 MOON RIVERを発表。
これが またいいのよ! これを聴いて しばらく前に 亡くなった友達が偲ばれ・・ 泣けた。オリジナルの歌詞を少し変えているのが また泣ける。
Orig: Waiting round the bend あの曲がっているあたりで待つよ This: Sailin' 'round the bend 老いぼれても出航するよ
クラプトンのギターは完全にサイドに回り、リードは Beck先生に任せている。先生は 全編スライドで弾いているのかな。
MVのアニメーションも いいね。R.I.P. Jeff Beck先生
さて、2022年以前のネタを含めての年間総合第1位~第5位は・・
2023年のネタはランク入りできなかったが*10、1位は 無線 しかも衛星ネタである。まさか これが1位になるとは予想だにしていなかった・・
総PageViewは 2022年は 72663(199/Day)、2023年は 74463(204/Day)と若干持ち直した。 X とか Facebookもあるが、やはり自分自身で まとめができるbLOGの存在意義は大きいと考えている。
最後に自転車ネタ。
2023年の12月は 大雪で 自転車に乗ることができなかったが、年末には かなり融け、累計走行距離は なんとか 2330km。
2022年は 2068kmだったので トシの割には まずまずだったのではないか。
今年の目標も 3000kmというところか。もう1台の本番用自転車もホイール換えて軽くなったことだし、坂にも挑戦してみたい。
本日 1月1日は 小雪が舞うこともあったが かなりおだやかであり、初乗りしてきた。気温2℃ 東の風 2.3m/s。走行距離 約7km。
写真は 米代川河口の 中島から白神山地方面(AM10時半頃)。残念ながら 白神岳は雲に隠れていて 拝めなかった。
*1 昨年までは HTMLの TABLEタグで表を作っていたが、こちらの HAMLOGの表の方が見やすいでしょう。
*2 ぜんぜん多くない。この10倍以上の交信数の局は ざらにいらっしゃいますからねぇ・・
*3 まぁ、そのうちできたらいいな・・という ゆるーいスタンス。(^^;)
*4 見てのとおり 160m 6m Satがメイン。その次が 10mとか80m 2mあたりかな。
*5 サテライトでエンティティが増えても、Mixed等には反映されない。軌道情報から衛星飛来時間が判るため線引きする必要があると判断されているのか・・ まぁ しかたないね。
*6 6mスタックの上側は かろうじてビルよりも高いが 下側は低い。Sat用アンテナから見た仰角は 8度程度。
*7 ARRL受付可能な クレジットカードを持っていなかったため、クレジットカードを作るところから始め 申請がかなり遅れてしまった。現在ARRLで審査中・・
*8 JA7KPIは アワードに挑戦はするが 実際にアワードを申請したことは いままで一度も無い。この SatWASが最初。
*9 音楽関係としてはドマイナーな当bLOGでも アクセスが多かったということは、わが国における Beck先生人気が めちゃスゴいということなのだろう。
*10 6&D 2023が全体の 7位。
当方における 局地的な 6m DX観察メモ 12月分。(時刻は JST)
いや、まさか 12月も これやることになるとはのう・・
VK3 VK4 VK5
10時過ぎ
LU7HN
午後~
VK5 VK6 VK8 ZL2OK ZL2TJM ZL2WHO ZL3AAD ZL3AIC ZL3DMH ZL3GAV ZL3GK ZL3NB ZL3NW ZL3OC ZL3RC ZL3RJ ZL3TCM ZL3WO ZL4TT ZL4YY DU1/NF0O DU6/PE1NSQ DU7/PA0HIP DU9/W1JET VA7CD/DU7 KH6HI FK8HA 5W1SA C21TS 3D2AG 3W9C XV9T
ZL3WO ZL3NB C21TS と交信。C21は初。XV9TとSSBで交信。
09時~10時頃
CX2TQ CX4DAE CX5TS CX8ABF LU1FAM LU1FJT LU3AHY LU5FF LU6FSD LU7HN LU8EKC
CX5TS CX2TQ CX8ABF LU1FJT LU6FSD と交信。方向はダイレクト。スタックは同相が優勢。
14時~
VK4 DU7/PA0HIP DV1K YE9BJM XV9T
13時~
DU7/PA0HIP VK2 VK5 VK8
10時~
DU6/PE1NSQ DU7/PA0HIP NH6Y ZL1AKW ZL1RS ZL1SWW ZL2WHO ZL3NW VK2 VK3 VK5
ZL1RS DU7/PA0HIP VK2 VK3 VK6
VK3 VK5 VK6 ZL3RC DU6/PE1NSQ DU7/PA0HIP
DU7/PA0HIP VK3 VK4 ZL1AKW
DU7/PA0HIP VK5 VK7 ZL2WHO
VK7DG VK7KRJと交信。VK7(タスマニア島)と2局連続でできるのも珍しい・・
22時台 ふたご座流星群のMSにより MSK144で国内4局と交信。残念ながらDXは無し。
VK7
未明、ふたご座流星群の活動が極大。07時台 MSにより MSK144で国内4局と交信。残念ながらDXは無し。
KH6HI VK1 VK2 VK3 VK4 VK7 DU7/PA0HIP
またまたVK7まつりになった。なんで!? とりあえず 3局と交信。
ふたご座流星群の活動は急激に低下。夜に2局と交信。今年もDXとはできなかった。
南の方では CE4が入感したらしいが、当地では無感。
DU6MOT DU7/PA0HIP VA7CD/DU7 ZL1AKW ZL1HD VK1 VK2 VK3 VK4 VK5 VK6 VK7 XV9T
XV9Tと交信。
XV9T DU6MOT DU7/PA0HIP
ZL1AKW ZL1RS ZL2WHO ZL3RJ VK1 VK2 VK3 VK4 VK5 VK7 VK8 DU7/PA0HIP YB3EDD
朝 CE6を呼ぶ局があったが、当方では無感。
FK8HA VK3 VK5 VK7 VK8 DU6/PE1NSQ DU6MOT DU7/PA0HIP
ZL3RJ
冬至・・南半球では夏至にあたるから なにかしらの動きがあるのではと思ったが、ダメみたい・・
ZL1RS ZL3OY ZL3RJ VK3 VK5
ZL1RS ZL3AIC ZL3OY ZL3OZ ZL3PX ZL3RC ZL3RJ ZL3WO ZL4TT ZL7DX VK3 VK4 VK5 XV9T
ZL1RS VK7 DU7/PA0HIP
XV9T
12月29日
珍しく、朝09時前からVK3まつりになり、VK3と7局連続で交信。ほかVK7も。
ちょっと違うCONDXかなと注意していたが、けっきょくそれだけで終わってしまった。(^^;)
VK1 VK2 VK3 VK4 VK5 VK7 ZL1RQ ZL1RS XV9T DU7/PA0HIP
ZL1RS ZL1SG ZL3PX VK1 VK2 VK3 VK4 VK5 KH6HI
VK2 VK5 と計7局交信。
ZL1SG ZL3NW ZL3OY ZL4LV VK2 VK3 VK4 VK5 VK7
VK 3局と交信。
と、いうわけで 南米は12月初旬で ほぼお仕舞いだった。
昨年と比べると VK ZLの入感は 明らかに多いわけだが、来年は・・
某CQ誌によれば サイクル25のピークは 再来年ではなく 来年2024年の可能性があるとのこと・・ どのような 伝搬に巡り会えるのだろうか・・
では、また そのうち。よいお年を・・
12月13日から15日にかけて 50/144MHzで ふたご座流星群の MS (流星散乱)通信にQRV。
band/area | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 0 | QSO |
50 | 3 | 2 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 10 | |||
144 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 6 |
今回も 144MHzメイン。144が今までで最も調子が良かったため 50MHzには あまり時間が割けず、10交信にとどまった。*1
この時季スキャッタ等もあまり出ない中、FT8方面は閑古鳥が鳴いていたものの MSK144は かなりの盛況だったといっていいだろう。
144では予想外の 6交信。
この時季 144は ほぼ完全にローカル用となっているが、今回も 800kmを超えるQSOに成功している。また、ロシア局も良く入感していた。
これを機にQRV局が増えてくれればいいが、ローカルのQRMが問題になって来そうでもある。
FT8のようにローカル同士はできるだけ同じシーケンスになるようにすべきだろう。*2
今回 144MHzで受信できた局は次のとおり。*3
7M2NZN JA1QJI JA1XPM JR4ENY/1 JK2VOC JE3RMQ JP3EXR JE4LPS JI4UEN JR5JEU JH8FIH JR8QFG JA0MRW R0CQ RN0JJ
受信 全15局中 6局との交信だからイマイチといわれるかもしれないが、当方としては まあまあかな・・と思っている。(^^;)*4
さて、MSへのQRVのために特化した MSK144というモード、このモードを搭載したソフトウエアで有名なのが WSJT-X*5 と MSHV だ。
デコード能力が高いのはどちらか? という問題があるが、いまのところ どちらが優位ともいえない。WSJT-Xだけがデコードする場合、MSHVだけがデコードする場合・・両方ある。そのため、当方は WSJT-Xをメインで、MSHVも同時起動させてサブで使っている。
ここで設定の勘所・・
WSJT-Xの『F Tol 』、MSHVの『DF Tol def=150±』の設定値は 200。*6
WSJT-Xの『T/R 』、MSHVの『TX/RX』の設定値は 15s。世界標準も作者*7の推奨値も 15s。これが合ってないと残念なことになる。*8
Sh-ON*9にすると 144MHzでは デコード率が上がる*10。ただし 50MHz以下では ほぼ変化がないのでSh-OFFでOKだそうだ。
Sh-ONが適用されるのはTx3 Tx4 Tx5で、Sh-OFFが高速ドラムロールのような音なのに対し、Sh-ONではブザーのような少し高い音になる。
Sh-ONの信号は交信中の2局にしか見えなくなるため敬遠する局もあるようだ。実際 ヨーロッパの某局に訊いてみたら ShはOFFだと言っていた。しかし、あちら様は出してるパワーが違うのよ。50Wでデコード率上げるには デフォルトで Sh-ONにするしかないっしょ! (^^;)
ふたご座流星群は15日未明の極大(ピーク)を過ぎて急速に活動低下。
次の流星群は 年明けて 1月4日頃極大を迎える しぶんぎ座だ。今回ほどではないかもしれないが 144でも期待できる流星群である。過去に交信実績もある。
ぜひ 144.440MHz*11 MSK144にて お会いしましょう!
Comments(4)
*1 すべて南南西向け 6エレ逆相スタックでの交信。
*2 じゃないと潰しあいに・・ 送信はローカルでも数km離れていれば伝搬経路が違う可能性があり、デコードされるかどうかは時の運?
*3 50は多すぎるので省略
*4 144のアンテナは 仰角5°の 5エレHヘンテナ シングル。
*5 WSJT-X 2.7.0rc2を使っているが、あきらかに振る舞いがおかしい局面がある。リリース版で修正されるかな?
*6 受信周波数のズレにどこまで対応するかということ。MSHVではもっと拡げられるが、昨今のRigでは 200で十分。
*7 K1JT
*8 ちょっと考えれば判る。(^^;)
*9 Shにチェックマークを入れる。
*10 144MHzにおける MSのping時間が短いため。メッセージ長を 72msから 20msに縮めてpingに納まるようにする。
*11 北米は 144.150、ヨーロッパは 144.360を使っているらしいが・・ 今さら合わせる必要はないか・・
令和5年(2023年)12月期の第一級アマチュア無線技士国家試験の問題に ヘンテナが登場した。いわゆる『新問』らしい。
ヘンテナというアンテナの成立が 1972年11月、当方が初めて作ったのが 1978年6月*1、電子通信学会技術研究報告*2に取り上げられたのが 1981年10月。
それから40年以上経っている。
ヘンテナも『枯れた技術』*3として認められているということか。いまさらだが なんか嬉しい。
問題の選択肢1、ヘンテナは平衡型アンテナか? ということだが、まぁ見れば判るとおり左右対称な形をしているし、平衡型アンテナであろう。とすれば、不平衡型である同軸ケーブルを直接つなぐのではなく、バランを介したほうがいいのかな。
バランで平衡-不平衡変換がなされるが、具体的にどういう違いがあるのかというと・・
図はヘンテナ+同軸ケーブルのMMANAによるシミュレーション。左が同軸直接、右がバランあり。青の水平偏波部分の電流分布に着目すると、同軸直接では左右対称ではなく、しかも同軸ケーブル部分にも電波が乗っていることが判る。
これに対し、バランありの電流分布は左右対称で 同軸ケーブルに乗る分は ほぼない。
次は バラン無しとバランありの水平面指向性比較図。青がバランあり 赤がバラン無し。
大きな差はないともいえるが、サイドの切れと ケーブル部分で拾うノイズ、インターフェア等の改善は期待できるだろう。*4
なお、バランのシミュレーションは 右のとおり いわゆるシュペルトップ・バラン(簡易型)として計算した。*5
問題の選択肢2、l の長さを変えると抵抗成分の変化は比較的小さいが、リアクタンス成分の変化は大きい・・
この点については 1981年の技術研究報告で既に言及されている。長辺Hを半波長とすれば、給電インピーダンスで その横幅Wは ほぼ決定してしまい、あとはスライド部分の lを調節して共振させ SWRを落とす・・ということになる。
1981年の報告では 次のようになっている。
(エレメント半径=0.005λ)
インピーダンス 50Ωの場合 W=0.147λ l=0.087λ H=0.5λ
インピーダンス200Ωの場合 W=0.274λ l=0.183λ H=0.5λ
あらためて MMANAで 50.3MHzにおける各給電インピーダンスの場合の寸法を計算してみた。
Imp.(ohm) | W ( m ) | l ( m ) | G(dBi) | SWR |
50 | 0.845 | 0.470 | 9.68 | 1.16 |
75 | 0.919 | 0.518 | 9.64 | 1.09 |
112.5 | 1.200 | 0.724 | 9.49 | 1.04 |
200 | 1.498 | 0.999 | 9.29 | 1.12 |
なお、長辺Hの寸法は 3m(0.503λ)固定*6、エレメント径は上下の水平エレメントが直径20mm、垂直部分と給電部分は 直径2mm。高さは上辺のエレメントで6mと設定した。*7
スタンダードなヘンテナの幅は だいたい1/6波長といわれてきたが、1/7波長に近い方がSWRが良いということになりそうだ。
給電点インピーダンスを上げると ゲインが少し犠牲になるようだが、大した差はない。
しかしながら、SWRの帯域には相当の差が生じる。
50Ωや75Ωでは 狭帯域といわざるを得ず、112.5Ω設計のものを 75Ωケーブルを使用した Qマッチで、200Ω設計のものを 4:1のUバランで給電するのがベターではないかと思われる。
だが、シンプル イズ ベスト で、狭帯域を認識しつつ使用するのもアリだろう。
問題の選択肢3、 図の状態における電波の偏波面は垂直・・ これは間違っている。
形状が縦長のため 垂直偏波が優勢と誤解されるかもしれないが、縦長の状態で 水平偏波。横に倒して 垂直偏波となる。
したがって、この試験問題の答は この 選択肢3 である。
選択肢1で示した電流分布を見ると、水平エレメントの電流は位相がそろっている。このため水平偏波成分が優勢となる。
垂直部分の電流は逆位相になって打ち消し合う部分があるが完全には無くならず、垂直偏波成分は少し真横に出ることになる。*8
このため サイドが完全には切れないという水平面指向性パターンとなる。*9
問題の選択肢4、水平面内指向特性の半値幅(半値角)は、1 波長ループアンテナに比べて広い・・
MMANA-GALで計算してみると 確かにそのとおりで、ヘンテナは44度、1波長ループ*10は42度であった。
これは水平部分エレメントの長さによるものか? ダイポールの計算値は39度となるので それで正しいのかな・・と。(^^;)
しかし、実際にはこの差を実感することは難しいのでは?*11
問題の選択肢5、利得は、1 波長ループアンテナに比べて大きい・・
これも計算*12してみると そのとおりで、ダイポールに対し約3dB、1波長ループに対し約2dB勝っている。
半値角が広いのに利得で勝るのは 垂直面指向性を比べれば一目瞭然だ。
ヘンテナは 折り曲げたダイポールの2段スタックのような動作となり、垂直面指向性が絞られる分 利得が高くなるのである。
おまけである。
お手軽移動運用を想定し、地上高 4.5mでの ダイポール ヘンテナ HB9CV(2エレ)の指向性比較。
この比較、ヘンテナには分が悪く 最大輻射打ち上げ角が他のふたつに比して少し高い。
これはヘンテナの下辺が大地に近すぎる(1.5m)からであろう。この影響を受けてダイポールとの差は 2dB弱に低下。やはり 最低でも 半波長(3m)は欲しいところだ。
HB9CVは さすがにビームアンテナだが、高仰角への輻射が大きい。ダイポールも同じ。
上への放射は下への放射の反射分という見方も可能なわけで、周辺や自局自体が発生させるノイズに弱いということにもなる。
それに、市販のHB9CVの値段は高い*13。ヘンテナは うまくすると数百円で製作できる可能性もあるし、自分で改良していく楽しみも生まれるのではないだろうか。
ぜひ ヘンテナを作ってみていただきたい。アンテナ自作派のさらなる登場に期待するものである。
*1 THE FANCY CRAZY ZIPPY No.40(FCZ研究所)
*2 『スイスクワッドアンテナとヘンテナの放射特性』 東北大学工学部 前田忠彦 沢谷邦男 石曽根孝之 虫明康人
*3 リンク先にもあるが、良い意味である。当方はプログラミングやネットワークがらみでこの言葉を知った。
*4 今回のシミュレーションでは ゲイン差も0.5dB程度認められたが、実際の運用では この差は認識できないだろう。
*5 間隔36mm、長さ 1.427m。同軸ケーブルの外被に網線を被せるタイプでは 外被の比誘電率により短縮され もっと短くなる。
*6 今回は長辺を ほぼ半波長の 3mとしたが、ヘンテナの長辺は半波長でなければならない と いうことはない。
*7 表のGainは グラウンド・リフレクション込みの値である。
*8 給電部分をナナメにするなど 左右垂直エレメントの位相バランスを崩すことで垂直偏波が優勢になる場合もある。
*9 水平ダイポールには垂直のエレメントが無いため、サイドの切れ込みは ヘンテナよりも深い。
*10 MMANAでは円形ループのデータを作ることはできないので、8角形ループとした。
*11 こんな選択肢 よく入れたもんだ・・なんてね(^^;)
*12 自由空間を設定。
*13 まぁ HB9CVに限らず 市販製品は高価なのよね・・
ARRL 160m コンテストに 今年も参加。これで 8回目だ。
米国本土との交信は ただ1局のみ。あとは アラスカ1局と ハワイ周辺の3局で終わった。
とにかく、聞こえない。*1
<タイムチャート> (UTC) | 09 10 11 12 13 14 15 09 10 11 12 13 14 15 |合計 ----+---------------------- ---------------------+---- 1.9| 1 1 - 1 - - - - 2 - - - - - | 5
聞こえたが なんぼ呼んでもダメだったのが あと2局*2。これですべてである。
と いうわけで、今年は このコンテストでの最低記録更新ということになった。
ところで・・ コンテストで/MM局が PAC と送ってきた。そのままQSOを終えたのだが、/MM局って RST+ITU region なのでは?
その場合、W/VE以外だから JAとの交信は ポイントにならない?
PACと送ってきたからには /MMではないということか!? ・・困るんですけれど・・ (^^;)
/MMで LOG記載すると エラーになってしまう。PACもらったからと /MMを削除して Log Submissionしたら いちおう受領されたようだ。*3
現在のアンテナの状況・・ エレメント自体は 接地当初から ほぼ変化無し。最大地上高は 約14.5m。
構造上 タワー及びマスト、タワー上の 50/21/28用アンテナ、そしてその給電ケーブル等にも電波が乗ってしまっていると考えられ、アンテナシステムとしての 最大地上高=マストトップまでの高さ は 約21m。
ラジアルは地面下に埋設したもの、家屋 ブロック塀等に這わせたもののほか、屋根のトタン板、アルミサッシの窓枠等も接続。
SWR特性はグラフのとおり。
以前計測した給電点でのインピーダンスは 約30Ω*4。このため SWR>1.5であり、天候等にもよるが通常は SWR=1.8かそこらで、1.7未満になることは ほぼ無い。*5
3:5のインピーダンス変換トランスを咬ませれば改善されるものと思われるが、その場合他のバンドでの使用は困難となると推測され、いまいち踏み切れていない。*6
他のアンテナのケーブルにも電波が乗ってしまっている・・と書いたが、現時点で 21/28アンテナ用8D2Vのタワーからの引き込み部分にフェライトコアを40個入れてある*7。これを全撤去すると foは上昇するが、もしかしてそのほうが損失が少ないかもしれない。*8
その他の 50アンテナ用ケーブル等からはコアは全撤去。*9*10
ただし、このスローパーモドキのケーブル 5DFB自体には、フェライトコアが 105個入っている。*11
*1 普段 FT8でQRVしていると 東海岸まで飛んだり フロリダあたりと 交信できたりはしている。
*2 N9RV WU6P
*3 もう どーでもいいや (^^;)
*4 3.5MHzでも同程度。
*5 キロワットなら問題アリだが、Po max=200W ならセーフと判断。
*6 不整合損失と 変換トランスの通過損失の見極めも・・?
*7 これ以上の個数を入れても 何も変化が無いようだ。
*8 後日検証。エレメントワイヤの延長が必要か?
*9 50のケーブル 8DFBに10個程度入れてみたら、foが 50kHz程度低下。入れない方が良いのではと判断。
*10 14の逆V、144のコリニアからもコア撤去したが、給電部に元々のバランは入っている。
*11 あらためて数えてみて 我ながら驚いた。1個あたり30Ωとしても 30×105=3150Ω。これくらいあれば セーフ? 特性インピーダンスの 60倍は必要らしい。